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第七章「決闘炎上」
第199話 ゴーレム重装騎兵隊
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「チッ!この手はやはり駄目か!」
またも生成したゴーレムを全て封殺されたオーギュストは忌々し気に舌打ちをした。その顔は少々青白くなっている。
まさか二十体を超えるゴーレムをけしかけて完封されるとは思いもしなかった。
(それに……魔力が…………乗せられたか!!)
躍起になったが故にここまでで優に五十体以上のゴーレムを生み出したことにより己の魔力に限界が見えてきてしまった。
魔力の生成量や身体にどれだけ貯めておけるかは個人差があるが、血統に恵まれ、訓練も欠かさなかったオーギュストは両方に置いて並みの魔術師とは比べ物にならないほど優れていた。
しかし、もちろん限界はある。
窮地の寸前になって冷静さを取り戻したオーギュストは己の失策を悟った。
伏見双魔はオーギュストが攻勢に移ってからここまで防御に徹している。向こうもそれなりに魔力を消耗していると予想するが、持久力においてこちらの劣勢は明らかだった。
(このままでは……しかし、ゴーレムは悉く無力化……そうか!あの厄介な植物を植えつけられなければいいのか!)
ことにおいて、やはり冷静は肝要。万事に通ずる。
閃きを得たオーギュストは攻勢を緩めず、双魔が手出しさせないまま一気呵成に決着を着けるべく、懐に手を入れ、何かを手に握った。
懐から取り出したその手に握られているのは赤い鉱石の欠片が数個、そして鈍色の鉱石の数を同数。
前者はとある地層から発掘された竜炎の魔力を含んだ稀少な鉱石、後者は稀少という訳ではないが非常に硬い金属を多量に含んでおり、これらを核に堅実な詠唱を行って生み出したゴーレムならばあの忌まわしき草に影響を受けることもないだろう。
(…………量を得意としていた僕が質に立ち返ることになるとは…………)
学生時代からオーギュストは迅速に多くのゴーレムを生み出し、数を以って相手を圧倒してきたが、今回はそうはいかない。
(しかし、これで僕に形勢は傾く!栄光の糧となれ!伏見双魔!)
オーギュストはステッキを脇に挟むと左右の手にそれぞれ赤と鈍色の石を握りしめた。
「我、神の御業を写しし者、汝、命を吹き込まれし者……」
「…………ん?」
神妙に詠唱を開始するオーギュストを見た双魔は、雰囲気が変わったのを感じ取り、銃を懐にしまい、オーギュストの打ってきた手にすぐに対応できるよう、両手を空けて前方にかざした。
「右手に在るは竜の息吹を宿す者、左手に在るは堅固にして不抜の者……」
詠唱が進むにつれ握りこぶしを作ったオーギュストの両の手が輝きを帯びる。
「汝ら父たる我を守り、向かう者を滅する盾にして剣とならん!」
握った手の中のものを前方に投擲する。
双魔の眼には夜闇にきらきらと何か輝く粒が浮かんで見えた。
「”竜炎岩騎兵隊”!!”堅剛玉岩兵隊”!!」
カツッ!カツッ!カツッ!と小さく、硬質な音を立てて地面に落ちた煌めく粒子は一瞬にして強烈な光を放つと共に弾けた。
「クッ!」
余りの閃光に双魔は思わず腕で両の眼を庇う。
そして、光が収まり目を開くと、そこには圧巻の光景があった。
「「「「オオオオオオオオオオオオ!!」」」」
「「「ブルルルッ!」」」
眼前には先程まで繰り出されていたゴーレムとは比べ物にならないほど精巧な岩石の騎馬兵団が顕現していた。
オーギュストの右に控えるは九騎の人馬とも炎に包まれた軽装の騎士隊、そして左に控える九騎は人馬、両方の全身が鈍色の金属で覆われ、如何にも防御に優れていそうな重装騎士隊。
いずれとも、まさに目を瞠らんばかり、非常に質の高いゴーレムだ。恐らくイサベルのゴーレムにも引けを取らないだろう。
「……はじめからこっちを出せばいいものを……」
オーギュストの腕の高さに驚いた双魔は思わずそうぼやいたが、理由は簡単に推測できた。
恐らく、あの緻密にして精巧、人間と違うほどのゴーレムを作るには相当の魔力を食われるはずだ。量産は出来まい。
騎馬しているゴーレムは先ほどまでの量頼みの土人形と違って、機動力と速さが段違いのはずだ。
双魔は距離を取るためにさらに後退し、迎撃の手を考える。
相手は物量作戦にて双魔を追い詰め、決着をつけようと思ったのだろうが相性が悪かった。
しかも、見切りが遅く、かなりの魔力を消費した後に本気を出すのは愚かの極みである。
されど、そこで諦めることはなく残り少ない魔力を駆使して尚も双魔に勝たんとするのは天晴れと言えよう。
「「「ブヒヒヒーーン!!」」」
岩と鋼作りの馬たちが嘶きを上げ、地面を引っ掻く。
騎士たちは手に持ったランスを前方に構える。
そして、オーギュストは魔力の限界が近く、やつれ、脂汗が浮かびながらも闘志を全く衰えさせない目で双魔を睨みつけると、手を前にかざして腹の底から声を上げた。
「”粉砕せよ”!!!」
「「「オオオオオオォォォ!!」」」
主の号令にまずは、鋼の騎士たちが動いた。
最前列に一騎が出て、残りの八騎はその後方に斜めに位置取り、三角形の二辺を作り上げる。
そして、その中、空間の開いた部分に炎の騎士たちが入り込み垂型の陣形を完成させる。
ドドドドドドドドドドッ!!!
馬の嘶きと蹄鉄が地面を蹴る音を揃え、騎馬ゴーレムたちが騎虎之勢に双魔に迫る。
「…………」
十分に後退していた双魔は迫り来る軍勢を前に慌てることなく、態勢を整えた上で地面に手をついた。
イサベルのことを守るためにはオーギュストの心を完膚なきまでにへし折ってやらなければならない。
「……ふー…………」
双魔が息を吐くと同時に双魔と騎馬兵ゴーレムたちの間の地面に巨大な苔色の魔法円が浮かび上がった。
またも生成したゴーレムを全て封殺されたオーギュストは忌々し気に舌打ちをした。その顔は少々青白くなっている。
まさか二十体を超えるゴーレムをけしかけて完封されるとは思いもしなかった。
(それに……魔力が…………乗せられたか!!)
躍起になったが故にここまでで優に五十体以上のゴーレムを生み出したことにより己の魔力に限界が見えてきてしまった。
魔力の生成量や身体にどれだけ貯めておけるかは個人差があるが、血統に恵まれ、訓練も欠かさなかったオーギュストは両方に置いて並みの魔術師とは比べ物にならないほど優れていた。
しかし、もちろん限界はある。
窮地の寸前になって冷静さを取り戻したオーギュストは己の失策を悟った。
伏見双魔はオーギュストが攻勢に移ってからここまで防御に徹している。向こうもそれなりに魔力を消耗していると予想するが、持久力においてこちらの劣勢は明らかだった。
(このままでは……しかし、ゴーレムは悉く無力化……そうか!あの厄介な植物を植えつけられなければいいのか!)
ことにおいて、やはり冷静は肝要。万事に通ずる。
閃きを得たオーギュストは攻勢を緩めず、双魔が手出しさせないまま一気呵成に決着を着けるべく、懐に手を入れ、何かを手に握った。
懐から取り出したその手に握られているのは赤い鉱石の欠片が数個、そして鈍色の鉱石の数を同数。
前者はとある地層から発掘された竜炎の魔力を含んだ稀少な鉱石、後者は稀少という訳ではないが非常に硬い金属を多量に含んでおり、これらを核に堅実な詠唱を行って生み出したゴーレムならばあの忌まわしき草に影響を受けることもないだろう。
(…………量を得意としていた僕が質に立ち返ることになるとは…………)
学生時代からオーギュストは迅速に多くのゴーレムを生み出し、数を以って相手を圧倒してきたが、今回はそうはいかない。
(しかし、これで僕に形勢は傾く!栄光の糧となれ!伏見双魔!)
オーギュストはステッキを脇に挟むと左右の手にそれぞれ赤と鈍色の石を握りしめた。
「我、神の御業を写しし者、汝、命を吹き込まれし者……」
「…………ん?」
神妙に詠唱を開始するオーギュストを見た双魔は、雰囲気が変わったのを感じ取り、銃を懐にしまい、オーギュストの打ってきた手にすぐに対応できるよう、両手を空けて前方にかざした。
「右手に在るは竜の息吹を宿す者、左手に在るは堅固にして不抜の者……」
詠唱が進むにつれ握りこぶしを作ったオーギュストの両の手が輝きを帯びる。
「汝ら父たる我を守り、向かう者を滅する盾にして剣とならん!」
握った手の中のものを前方に投擲する。
双魔の眼には夜闇にきらきらと何か輝く粒が浮かんで見えた。
「”竜炎岩騎兵隊”!!”堅剛玉岩兵隊”!!」
カツッ!カツッ!カツッ!と小さく、硬質な音を立てて地面に落ちた煌めく粒子は一瞬にして強烈な光を放つと共に弾けた。
「クッ!」
余りの閃光に双魔は思わず腕で両の眼を庇う。
そして、光が収まり目を開くと、そこには圧巻の光景があった。
「「「「オオオオオオオオオオオオ!!」」」」
「「「ブルルルッ!」」」
眼前には先程まで繰り出されていたゴーレムとは比べ物にならないほど精巧な岩石の騎馬兵団が顕現していた。
オーギュストの右に控えるは九騎の人馬とも炎に包まれた軽装の騎士隊、そして左に控える九騎は人馬、両方の全身が鈍色の金属で覆われ、如何にも防御に優れていそうな重装騎士隊。
いずれとも、まさに目を瞠らんばかり、非常に質の高いゴーレムだ。恐らくイサベルのゴーレムにも引けを取らないだろう。
「……はじめからこっちを出せばいいものを……」
オーギュストの腕の高さに驚いた双魔は思わずそうぼやいたが、理由は簡単に推測できた。
恐らく、あの緻密にして精巧、人間と違うほどのゴーレムを作るには相当の魔力を食われるはずだ。量産は出来まい。
騎馬しているゴーレムは先ほどまでの量頼みの土人形と違って、機動力と速さが段違いのはずだ。
双魔は距離を取るためにさらに後退し、迎撃の手を考える。
相手は物量作戦にて双魔を追い詰め、決着をつけようと思ったのだろうが相性が悪かった。
しかも、見切りが遅く、かなりの魔力を消費した後に本気を出すのは愚かの極みである。
されど、そこで諦めることはなく残り少ない魔力を駆使して尚も双魔に勝たんとするのは天晴れと言えよう。
「「「ブヒヒヒーーン!!」」」
岩と鋼作りの馬たちが嘶きを上げ、地面を引っ掻く。
騎士たちは手に持ったランスを前方に構える。
そして、オーギュストは魔力の限界が近く、やつれ、脂汗が浮かびながらも闘志を全く衰えさせない目で双魔を睨みつけると、手を前にかざして腹の底から声を上げた。
「”粉砕せよ”!!!」
「「「オオオオオオォォォ!!」」」
主の号令にまずは、鋼の騎士たちが動いた。
最前列に一騎が出て、残りの八騎はその後方に斜めに位置取り、三角形の二辺を作り上げる。
そして、その中、空間の開いた部分に炎の騎士たちが入り込み垂型の陣形を完成させる。
ドドドドドドドドドドッ!!!
馬の嘶きと蹄鉄が地面を蹴る音を揃え、騎馬ゴーレムたちが騎虎之勢に双魔に迫る。
「…………」
十分に後退していた双魔は迫り来る軍勢を前に慌てることなく、態勢を整えた上で地面に手をついた。
イサベルのことを守るためにはオーギュストの心を完膚なきまでにへし折ってやらなければならない。
「……ふー…………」
双魔が息を吐くと同時に双魔と騎馬兵ゴーレムたちの間の地面に巨大な苔色の魔法円が浮かび上がった。
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