207 / 268
第八章「邂逅」
第206話 父娘の水竜
しおりを挟む
呼び掛けてきたのはカラッとした耳障りの爽やかな男の声だった。大声を出しているわけでもないのに良く響く。
振り返ると白を基調とした鎧に身を包みマントを羽織った体格のいい青年が立っていた。
頭には防具を着けておらず。輝かんばかりの金髪が吹いた風に揺れ、鷹のような眼がこちらを見据えていた。
そして、その手には一振りの大きな剣が握られているの。闇夜の中で強い光を放ち銀と金の剣身が眩しい。さらに清浄な力を周囲に放っているように感じる。
この青年は明らかに只者ではない。
(……もしかして遺物?)
敵意は感じないが声を掛けてきた意図が分からない。何より、この青年を相手にしている暇はない。
イサベルが焦燥に駆られる一方、キリルは現れた青年を見ながら首をひねり、やがて、手を叩いた。
「おお、思い出した!君はガウェイン卿じゃないか!」
(ガウェイン卿……もしかして、キャメロットの!?ってことはあの剣は……)
”ガウェイン”と言えばアーサー王伝説に名高い騎士の名だ。キャメロットの円卓の騎士に他ならない。
「おや、貴殿はキリル=イブン=ガビロール殿か!いや、お久しい!」
如何やら父は彼と面識があるらしい。
「挨拶は後にしよう!今は時間がない!後生だ、君の力で川の氷を溶かしてれないか!?」
「委細承知!」
ガウェインはキリルの要請を聞いて問答を交わすこともなく即座に動いた。
「いくぞ!ガラティーン!」
ガウェインは手にした剣、ガラティーンを凍った水面に差し向けた。
”ガラティーン”とは名高きブリテンの聖王アーサー=ペンドラゴンの愛剣にして、現在、世界一の遺物使いであるジョージ=ペンドラゴンの契約遺物である”エクスカリバー”の姉妹剣にしてその身には太陽神の力を宿すとされる聖剣だ。
ガラティーンの切っ先に眩い光が集まり、辺り一帯は昼のように明るくなった。
先ほど感じた炎の巨人と同程度の熱量がイサベルとキリルに伝わり、一瞬で顔には汗が浮き出た。
「幸い、今は夜だ……やりすぎることもないはずだ!」
ガウェインには「朝から正午まですべての能力が三倍になる」という力があると言う。恐らくそのことを言っているのだろう。
ガウェインは短く息を吸うとガラティーンを両手に持ち替えて頭上に振り上げた。
「ハッ!」
そして、思いきり振り下ろした。剣先の光が収縮し、小さな玉になって氷面目掛けて放たれた。
光玉が凍った水面に触れた瞬間、眩い閃光が生じる。
「っ!」
一瞬、イサベルは目を覆った。光はすぐに収まったようで瞬きをしながら川の水面を見る。
「あっ!」
すると、川を覆っていた氷は跡形もなく消え、普段通りの静かな流れを取り戻していた。
「これでよろしいか?」
「ありがとう!助かったよ!」
「いえいえ、それでは、ジョージ王の名代として王宮に馳せ参じなくてはいけないので、失礼する!」
そう言うや否やガウェインは重厚な鎧を纏っているとは思えない軽業で屋根の上に飛び上がった。
「ガウェイン卿!ありがとうございました!」
イサベルは屋根の上に向けて大声で礼を言った。それがしっかりと聞こえたのかガウェインは立ち止まり、こちらに軽く手を振る仕草を見せると王宮の方角へと消えていった。
「よし、これで問題なくゴーレムを生成できるね。ベル!」
「ええ!」
「僕は小回りが利く小さ目のゴーレムを部隊単位で、ベルは特大のを頼むよ!」
「分かったわ!」
巨大なゴーレムを生成し、操るには膨大な魔力を必要とする。キリルがイサベルに巨大ゴーレムを指示したのは自分よりもイサベルの方が魔力量が多いことを理解している故だった。
キリルは懐から鉱石の粒を大量に取り出し、川に投げ入れた。パシャパシャと水が跳ねる音がする。
「出でよ!”偽・水飛竜団”!」
鋭い声で唱えると川の中で鉱物が光を帯び、次の瞬間にはバシャバシャと音を立てて全身が川の水で形作られた翼幅約二メートルほどの大きさの飛竜が三十頭ほど生成された。
続いて、キリルはポケットから取り出した先ほどより少し大きめの鉱石を握りしめて魔力を込めると宙に放り投げた。
こちらも輝きを帯びると巨大化し、水の飛竜より大きく金属質な見た目の飛竜が出現し、キリルの前に着地した。
キリルはその背に乗り、飛竜はキリルを乗せて浮かび上がった。
「それじゃあ、僕は直接移動しながらゴーレムの指揮を執る!ベルもしっかりね!」
「ええ!」
力強く頷いて見せるとキリルはそれに笑みで応えて飛び立っていった。
「私も早くしなきゃ!」
キリルを見送るとイサベルは持っていた小さなバッグの中から大粒の蒼玉を取り出して川に投げ込んだ。
そして、体内を巡る魔力の流れを整え、両手を水面にかざした。
「汝の体躯は原初の父たるもの、我が力を与えよう……」
詠唱を開始すると水面に小さな波紋が生まれ、それは渦巻くように不自然な流れを生みながら徐々に大きくなっていく。
「侵略せし暴虐の炎を滅ぼす守護の力を与えよう……汝が名は”偽・流水竜”!」
詠唱が終わると共に水面は青く光輝き、渦より巨大な水の竜が出現した。
大きさは十数メートルを誇り、東洋の龍の如く細長い体躯をした竜だ。
「よし……行きなさい!」
イサベルが火災の起きている方角に向けて右手をかざすと流水竜は宙を泳ぐように身体をくねらせて飛翔を開始する。
炎を見つければ自動で反応するようにしてあるので取り敢えずは大丈夫だろう。
少し離れた川岸では消防車らしき光が見える。
もしもに備えて川から水を蓄えておくように要請があったのだろう。
「私も向かわないと!」
イサベルは水竜が飛んでいった方角目指して走り出した。
不測の事態が起きた時は術者である自分が近くにいた方が良い。
しかし、走り出したのも束の間、イサベルの足は止まってしまった。
「…………え?」
その理由は目に映った光景が原因だった。
歩みを止めること叶わず、王宮に向かって進撃していた炎の巨人の胸に風穴が空き、動きを止めたかと思うと数瞬でその巨大な影が跡形もなく消えたのだ。
突然のことに驚いたが脳裏には公園で別れた思い人の顔が、身体には抱き留められた感触が鮮烈に蘇った。
(きっと、双魔君ね……)
イサベルの視線の先は街を照らしていた巨大な炎の怪物が消えてなお、大火による明かりに照らされていた。
(私も頑張るから……双魔君もどうか無事で……)
イサベルは止めた足を再び動かし地面を蹴って大火のもとに向かった。双魔への恋慕と心配を胸に。
振り返ると白を基調とした鎧に身を包みマントを羽織った体格のいい青年が立っていた。
頭には防具を着けておらず。輝かんばかりの金髪が吹いた風に揺れ、鷹のような眼がこちらを見据えていた。
そして、その手には一振りの大きな剣が握られているの。闇夜の中で強い光を放ち銀と金の剣身が眩しい。さらに清浄な力を周囲に放っているように感じる。
この青年は明らかに只者ではない。
(……もしかして遺物?)
敵意は感じないが声を掛けてきた意図が分からない。何より、この青年を相手にしている暇はない。
イサベルが焦燥に駆られる一方、キリルは現れた青年を見ながら首をひねり、やがて、手を叩いた。
「おお、思い出した!君はガウェイン卿じゃないか!」
(ガウェイン卿……もしかして、キャメロットの!?ってことはあの剣は……)
”ガウェイン”と言えばアーサー王伝説に名高い騎士の名だ。キャメロットの円卓の騎士に他ならない。
「おや、貴殿はキリル=イブン=ガビロール殿か!いや、お久しい!」
如何やら父は彼と面識があるらしい。
「挨拶は後にしよう!今は時間がない!後生だ、君の力で川の氷を溶かしてれないか!?」
「委細承知!」
ガウェインはキリルの要請を聞いて問答を交わすこともなく即座に動いた。
「いくぞ!ガラティーン!」
ガウェインは手にした剣、ガラティーンを凍った水面に差し向けた。
”ガラティーン”とは名高きブリテンの聖王アーサー=ペンドラゴンの愛剣にして、現在、世界一の遺物使いであるジョージ=ペンドラゴンの契約遺物である”エクスカリバー”の姉妹剣にしてその身には太陽神の力を宿すとされる聖剣だ。
ガラティーンの切っ先に眩い光が集まり、辺り一帯は昼のように明るくなった。
先ほど感じた炎の巨人と同程度の熱量がイサベルとキリルに伝わり、一瞬で顔には汗が浮き出た。
「幸い、今は夜だ……やりすぎることもないはずだ!」
ガウェインには「朝から正午まですべての能力が三倍になる」という力があると言う。恐らくそのことを言っているのだろう。
ガウェインは短く息を吸うとガラティーンを両手に持ち替えて頭上に振り上げた。
「ハッ!」
そして、思いきり振り下ろした。剣先の光が収縮し、小さな玉になって氷面目掛けて放たれた。
光玉が凍った水面に触れた瞬間、眩い閃光が生じる。
「っ!」
一瞬、イサベルは目を覆った。光はすぐに収まったようで瞬きをしながら川の水面を見る。
「あっ!」
すると、川を覆っていた氷は跡形もなく消え、普段通りの静かな流れを取り戻していた。
「これでよろしいか?」
「ありがとう!助かったよ!」
「いえいえ、それでは、ジョージ王の名代として王宮に馳せ参じなくてはいけないので、失礼する!」
そう言うや否やガウェインは重厚な鎧を纏っているとは思えない軽業で屋根の上に飛び上がった。
「ガウェイン卿!ありがとうございました!」
イサベルは屋根の上に向けて大声で礼を言った。それがしっかりと聞こえたのかガウェインは立ち止まり、こちらに軽く手を振る仕草を見せると王宮の方角へと消えていった。
「よし、これで問題なくゴーレムを生成できるね。ベル!」
「ええ!」
「僕は小回りが利く小さ目のゴーレムを部隊単位で、ベルは特大のを頼むよ!」
「分かったわ!」
巨大なゴーレムを生成し、操るには膨大な魔力を必要とする。キリルがイサベルに巨大ゴーレムを指示したのは自分よりもイサベルの方が魔力量が多いことを理解している故だった。
キリルは懐から鉱石の粒を大量に取り出し、川に投げ入れた。パシャパシャと水が跳ねる音がする。
「出でよ!”偽・水飛竜団”!」
鋭い声で唱えると川の中で鉱物が光を帯び、次の瞬間にはバシャバシャと音を立てて全身が川の水で形作られた翼幅約二メートルほどの大きさの飛竜が三十頭ほど生成された。
続いて、キリルはポケットから取り出した先ほどより少し大きめの鉱石を握りしめて魔力を込めると宙に放り投げた。
こちらも輝きを帯びると巨大化し、水の飛竜より大きく金属質な見た目の飛竜が出現し、キリルの前に着地した。
キリルはその背に乗り、飛竜はキリルを乗せて浮かび上がった。
「それじゃあ、僕は直接移動しながらゴーレムの指揮を執る!ベルもしっかりね!」
「ええ!」
力強く頷いて見せるとキリルはそれに笑みで応えて飛び立っていった。
「私も早くしなきゃ!」
キリルを見送るとイサベルは持っていた小さなバッグの中から大粒の蒼玉を取り出して川に投げ込んだ。
そして、体内を巡る魔力の流れを整え、両手を水面にかざした。
「汝の体躯は原初の父たるもの、我が力を与えよう……」
詠唱を開始すると水面に小さな波紋が生まれ、それは渦巻くように不自然な流れを生みながら徐々に大きくなっていく。
「侵略せし暴虐の炎を滅ぼす守護の力を与えよう……汝が名は”偽・流水竜”!」
詠唱が終わると共に水面は青く光輝き、渦より巨大な水の竜が出現した。
大きさは十数メートルを誇り、東洋の龍の如く細長い体躯をした竜だ。
「よし……行きなさい!」
イサベルが火災の起きている方角に向けて右手をかざすと流水竜は宙を泳ぐように身体をくねらせて飛翔を開始する。
炎を見つければ自動で反応するようにしてあるので取り敢えずは大丈夫だろう。
少し離れた川岸では消防車らしき光が見える。
もしもに備えて川から水を蓄えておくように要請があったのだろう。
「私も向かわないと!」
イサベルは水竜が飛んでいった方角目指して走り出した。
不測の事態が起きた時は術者である自分が近くにいた方が良い。
しかし、走り出したのも束の間、イサベルの足は止まってしまった。
「…………え?」
その理由は目に映った光景が原因だった。
歩みを止めること叶わず、王宮に向かって進撃していた炎の巨人の胸に風穴が空き、動きを止めたかと思うと数瞬でその巨大な影が跡形もなく消えたのだ。
突然のことに驚いたが脳裏には公園で別れた思い人の顔が、身体には抱き留められた感触が鮮烈に蘇った。
(きっと、双魔君ね……)
イサベルの視線の先は街を照らしていた巨大な炎の怪物が消えてなお、大火による明かりに照らされていた。
(私も頑張るから……双魔君もどうか無事で……)
イサベルは止めた足を再び動かし地面を蹴って大火のもとに向かった。双魔への恋慕と心配を胸に。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
霊力ゼロの陰陽師見習い
三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。
……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」
その言葉は、もう何度聞いたか分からない。
霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。
周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。
同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。
――俺だけが、何もできない。
反論したい気持ちはある。
でも、できない事実は変わらない。
そんな俺が、
世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて――
この時は、まだ知る由もなかった。
これは――
妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
鬼の兵法伝承者、異世界に転世せしむる
書仙凡人
ファンタジー
俺の名は桜木小次郎。
鬼一法眼を祖とする鬼一兵法の令和の伝承者。
だがある時、なぜか突然死してしまったのだ。
その時、自称神様の変なペンギンが現れて、ファンタジー世界の転生を持ちかけられた。
俺はヤケになって転生受け入れたら、とんでもない素性の奴にログインする事になったのである。
ログイン先は滅亡した国の王子で、従者に毒盛られて殺されたばかり。
なにこれ? クーリングオフねぇのかよ!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる