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第八章「邂逅」
第207話 双魔の固有魔術
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「っー!!」
フェルゼンたちの前から姿を消した双魔は広大な空間に、変色して鈍い痛みのする右腕を庇いながら両足を着いた。
状況を簡潔に説明すると双魔はとある場所に転移してきたのだ。
目の前に広がる光景は白く双魔の三方には存在していない。
この空間こそが、双魔の行使する真の魔術である。
双魔の持つ固有の魔術はその名を”創造”と称し、人間たちの営みが存在する通常の世界のごく近い点に任意の別空間、言い方を変えれば独自の”異界”を作り出すことが出来る。
これは神々が定めた不文律である”世界の法則”、人間が到達することは不可能とされる概念の一つ”空間”を操る類の術であり、神の御業”魔法”と呼ぶに値する超高等魔術であった。
常人ではあり得ないほどの膨大な魔力量と猫の足音、女の髭、岩の根、魚の息、熊の腱、鳥の唾液の如き稀有な才能が揃ってはじめて行使できる僅有絶無の芸当だ。
双魔は”創造”をその才を師に見込まれて、見事開花させ、我がものとした。
ボジャノーイとルサールカの暮らし、多くの植物が息づくあの巨樹の箱庭は双魔が創り出した異界だ。
今、双魔がいるのは急造の空間のため自然物は何一つ存在しないが肌を焦がすように空気が熱い。
「アアアアアアァアアァアーーー!!」
そんな空間に少女の、ティルフィングの絶叫が木霊した。
双魔の目の前では先ほどロンドンの街で見たのと同じように黒いオーラを纏ったティルフィングが炎の巨人に突進して風穴を開けていた。
白の空間にはティルフィングの剣気の欠片、紅氷が舞うように下方へと落ちていく。
「……………………」
一方、身体に風穴を空けられた巨人は痛くも痒くもないと言った様子だ。
先ほど胸に空いた穴も、今空いた腹の穴もすぐに燃え盛る炎によって癒えて元通りになってしまう。
しかし、”王宮”という目標を失ったことに混乱しているのか頭部を左右に振っている。
(そもそも………アレに意思なんてあるのか?ぐっ……)
オーギュストの術によって顕現した直後から、炎の巨人は一心に王宮を目指した。
途中、足止めをしようとした者たちに攻撃されても一切そちらに意識は向いていなかった。
ティルフィングの攻撃と同じように攻撃が自身の身体に損傷をもたらすことがなかったとしても、意思が存在すれば多少なりとも不快感をあらわにして反撃を試みるものだ。
しかし、炎の巨人はそうしなかった。王宮を目指したのは本能的な行動だったと考えるのが最も筋が通っている。
双魔は腕の痛みに耐えながら様々な思考を巡らしたが、それは次の瞬間には断ち切られた。
「………………!!」
「ガアアアアアアアァァァ!?」
「っッぐぁあぁぁーーーー!?」
突如、炎の巨人が狂ったように己の身体に突進し、穴を空け続けていたティルフィングをその巨大かつ灼熱の豪腕で叩き落としたのだ。
ティルフィングの悲鳴の直後、双魔の身体を激痛と熱さが襲った。
恐らくティルフィングの暴走に伴って、双魔とのパスが必要以上に感覚共有をしてしまっているのが原因だろう。
ドシャッ!ティルフィングは無残にも空間の下部に叩きつけられる。
幸か不幸か、落ちたのは双魔の目と鼻の先だった。
「くっ!ティ……ティルフィング!」
双魔は痛む身体を押して立ち上がり、ティルフィングの下へと駆け寄った。
「グゥゥゥゥゥ!…………ガアアアアアアアァァァ!」
「ティルフィング!」
ティルフィングは双魔の呼びかけに応える気配はなく、すぐさま立ち上がると炎の巨人を見上げて、原因不明の憎悪の念を込められているであろう真紅の左眼を爛々と光らせている。
ティルフィングの喉から発せられる声はいつもの可愛らしいものではなく、低く殺意に満ちた獣の雄叫びのようだ。
絶叫と共にその小さな体からは紅の剣気を塗りつぶすように黒いオーラが迸る。
よく見ると、ティルフィングの陶器のように白い肌は所々ひび割れのような模様が浮かび上がり、腕、足、顔からは血が流れ出て伝っているように見える。
が、そもそも、遺物は人間とは異なるためあの”血のようなもの”が何なのか、双魔は厳密には分からない。
(不味い!あの状態は絶対に不味い!)
満身創痍のティルフィングを見て、双魔は感覚共有からの激痛だけでなく、身体の底から冷え切るような悪い予感に襲われた。
普段感じる穏やかで優しい凍気のようなものではない。
「ガアアァァァ…………!」
「ティルフィング!!」
双魔は激痛に耐え走った。そして、再び巨人に突っ込もうと構えたティルフィングを背中から強く、強く抱きしめた。
黒いオーラがソーマを拒み、直接身を焦がしてくるがそんなことにはもろともせず必死にティルフィングを抱きしめた。
ここでティルフィング行かせてしまっては二度と自分の許に戻ってきてはくれない気がした。
「ガアアアアアアアァァァ!」
ティルフィングは双魔の腕の中で身を捩り何とか抜け出そうとする。
「…………ティルフィング!帰ってこい!ティルフィング!」
凄まじい膂力で腕が引きちぎられそうになるがそれでも決して腕を離さない。
耳元で必死に己の大切な、何物にも代えることの出来ない無二の愛すべき契約遺物の名前を叫ぶ。
「ティルフィング!お前はティルフィングだ!俺の契約遺物だ!ずっと一緒だって約束しただろ!?ティルフィング!」
何度も何度も名前を呼ぶ。正体の分からない黒いオーラに苛まれるティルフィングを、炎の巨人に感情を失うほどの憎悪を抱くティルフィングなどとても見ていられなかった。
「ティルフィング!」
何度名前を呼んだだろうか。身体の内側と外側の両方からの痛みはすでに感じなくなった。
殺風景で真っ白な空間に意識もおかしくなってきた。その時だった。
「グウウゥ……ソ……マ…………」
歯軋りをして唸り声を上げる中、微かに、ティルフィングが双魔の名を呼んだように聞こえた。
「ティルフィング!?俺だ!双魔だ!分かるか!?」
「……ソー……マ…………?」
「ティルフィング!ティルフィング!帰ってこい!ティルフィング!」
確かに、ティルフィングは双魔の名を口にした。双魔の腕の中で暴れていたが段々と大人しくなり、やがて、ピタリと動きを止めた。
「ティルフィングっ!……ん?」
(まさか……)
最後の一押しとばかりにティルフィングの華奢な身体をきつく抱きしめた瞬間、頭上にそれまで感じなかった熱を感じたため双魔は反射的に顔を上に上げた。
その目に映ったのは広げられた巨大な炎の手だった。
「…………」
その向こう側には巨大な頭がある。燃え盛る顔があった。そして、虚ろに空いた目のような穴がこちらを見降ろしていた。
先ほど、ティルフィングを叩き落とした時に巨人の意識はこちらに標的を映していたのだろう。
まるで時の流れが弛緩したかのようにゆっくりと熱と共に炎は近づいてくる。
(不味い!っ!!?…………身体……が……)
ティルフィングを抱いてどうにか逃げようとした双魔だったが身体に限界が来ていたのか足が動いてくれない。
(…………ここで、死ぬのか?)
双魔の脳裏には明確な死の予感が浮かび上がった。
思わず瞑った瞼の裏にはこれまでの生で焼き付いた多くの出来事が、出会った人々が姿を現す。
母が、父が、師が、鏡華、イサベル、アッシュその他大勢の人々が笑みを浮かべている。
そして、最後に浮かんだのはティルフィングの眩しい、満面の笑みだった。
「…………ティルフィングっ……」
次の瞬間、眼を閉じた双魔が感じたのは、自分を拒む黒いオーラの消失と、眼を瞑っていてもなお、強烈に視覚へと訴えてくる眩い銀色の輝きだった。
フェルゼンたちの前から姿を消した双魔は広大な空間に、変色して鈍い痛みのする右腕を庇いながら両足を着いた。
状況を簡潔に説明すると双魔はとある場所に転移してきたのだ。
目の前に広がる光景は白く双魔の三方には存在していない。
この空間こそが、双魔の行使する真の魔術である。
双魔の持つ固有の魔術はその名を”創造”と称し、人間たちの営みが存在する通常の世界のごく近い点に任意の別空間、言い方を変えれば独自の”異界”を作り出すことが出来る。
これは神々が定めた不文律である”世界の法則”、人間が到達することは不可能とされる概念の一つ”空間”を操る類の術であり、神の御業”魔法”と呼ぶに値する超高等魔術であった。
常人ではあり得ないほどの膨大な魔力量と猫の足音、女の髭、岩の根、魚の息、熊の腱、鳥の唾液の如き稀有な才能が揃ってはじめて行使できる僅有絶無の芸当だ。
双魔は”創造”をその才を師に見込まれて、見事開花させ、我がものとした。
ボジャノーイとルサールカの暮らし、多くの植物が息づくあの巨樹の箱庭は双魔が創り出した異界だ。
今、双魔がいるのは急造の空間のため自然物は何一つ存在しないが肌を焦がすように空気が熱い。
「アアアアアアァアアァアーーー!!」
そんな空間に少女の、ティルフィングの絶叫が木霊した。
双魔の目の前では先ほどロンドンの街で見たのと同じように黒いオーラを纏ったティルフィングが炎の巨人に突進して風穴を開けていた。
白の空間にはティルフィングの剣気の欠片、紅氷が舞うように下方へと落ちていく。
「……………………」
一方、身体に風穴を空けられた巨人は痛くも痒くもないと言った様子だ。
先ほど胸に空いた穴も、今空いた腹の穴もすぐに燃え盛る炎によって癒えて元通りになってしまう。
しかし、”王宮”という目標を失ったことに混乱しているのか頭部を左右に振っている。
(そもそも………アレに意思なんてあるのか?ぐっ……)
オーギュストの術によって顕現した直後から、炎の巨人は一心に王宮を目指した。
途中、足止めをしようとした者たちに攻撃されても一切そちらに意識は向いていなかった。
ティルフィングの攻撃と同じように攻撃が自身の身体に損傷をもたらすことがなかったとしても、意思が存在すれば多少なりとも不快感をあらわにして反撃を試みるものだ。
しかし、炎の巨人はそうしなかった。王宮を目指したのは本能的な行動だったと考えるのが最も筋が通っている。
双魔は腕の痛みに耐えながら様々な思考を巡らしたが、それは次の瞬間には断ち切られた。
「………………!!」
「ガアアアアアアアァァァ!?」
「っッぐぁあぁぁーーーー!?」
突如、炎の巨人が狂ったように己の身体に突進し、穴を空け続けていたティルフィングをその巨大かつ灼熱の豪腕で叩き落としたのだ。
ティルフィングの悲鳴の直後、双魔の身体を激痛と熱さが襲った。
恐らくティルフィングの暴走に伴って、双魔とのパスが必要以上に感覚共有をしてしまっているのが原因だろう。
ドシャッ!ティルフィングは無残にも空間の下部に叩きつけられる。
幸か不幸か、落ちたのは双魔の目と鼻の先だった。
「くっ!ティ……ティルフィング!」
双魔は痛む身体を押して立ち上がり、ティルフィングの下へと駆け寄った。
「グゥゥゥゥゥ!…………ガアアアアアアアァァァ!」
「ティルフィング!」
ティルフィングは双魔の呼びかけに応える気配はなく、すぐさま立ち上がると炎の巨人を見上げて、原因不明の憎悪の念を込められているであろう真紅の左眼を爛々と光らせている。
ティルフィングの喉から発せられる声はいつもの可愛らしいものではなく、低く殺意に満ちた獣の雄叫びのようだ。
絶叫と共にその小さな体からは紅の剣気を塗りつぶすように黒いオーラが迸る。
よく見ると、ティルフィングの陶器のように白い肌は所々ひび割れのような模様が浮かび上がり、腕、足、顔からは血が流れ出て伝っているように見える。
が、そもそも、遺物は人間とは異なるためあの”血のようなもの”が何なのか、双魔は厳密には分からない。
(不味い!あの状態は絶対に不味い!)
満身創痍のティルフィングを見て、双魔は感覚共有からの激痛だけでなく、身体の底から冷え切るような悪い予感に襲われた。
普段感じる穏やかで優しい凍気のようなものではない。
「ガアアァァァ…………!」
「ティルフィング!!」
双魔は激痛に耐え走った。そして、再び巨人に突っ込もうと構えたティルフィングを背中から強く、強く抱きしめた。
黒いオーラがソーマを拒み、直接身を焦がしてくるがそんなことにはもろともせず必死にティルフィングを抱きしめた。
ここでティルフィング行かせてしまっては二度と自分の許に戻ってきてはくれない気がした。
「ガアアアアアアアァァァ!」
ティルフィングは双魔の腕の中で身を捩り何とか抜け出そうとする。
「…………ティルフィング!帰ってこい!ティルフィング!」
凄まじい膂力で腕が引きちぎられそうになるがそれでも決して腕を離さない。
耳元で必死に己の大切な、何物にも代えることの出来ない無二の愛すべき契約遺物の名前を叫ぶ。
「ティルフィング!お前はティルフィングだ!俺の契約遺物だ!ずっと一緒だって約束しただろ!?ティルフィング!」
何度も何度も名前を呼ぶ。正体の分からない黒いオーラに苛まれるティルフィングを、炎の巨人に感情を失うほどの憎悪を抱くティルフィングなどとても見ていられなかった。
「ティルフィング!」
何度名前を呼んだだろうか。身体の内側と外側の両方からの痛みはすでに感じなくなった。
殺風景で真っ白な空間に意識もおかしくなってきた。その時だった。
「グウウゥ……ソ……マ…………」
歯軋りをして唸り声を上げる中、微かに、ティルフィングが双魔の名を呼んだように聞こえた。
「ティルフィング!?俺だ!双魔だ!分かるか!?」
「……ソー……マ…………?」
「ティルフィング!ティルフィング!帰ってこい!ティルフィング!」
確かに、ティルフィングは双魔の名を口にした。双魔の腕の中で暴れていたが段々と大人しくなり、やがて、ピタリと動きを止めた。
「ティルフィングっ!……ん?」
(まさか……)
最後の一押しとばかりにティルフィングの華奢な身体をきつく抱きしめた瞬間、頭上にそれまで感じなかった熱を感じたため双魔は反射的に顔を上に上げた。
その目に映ったのは広げられた巨大な炎の手だった。
「…………」
その向こう側には巨大な頭がある。燃え盛る顔があった。そして、虚ろに空いた目のような穴がこちらを見降ろしていた。
先ほど、ティルフィングを叩き落とした時に巨人の意識はこちらに標的を映していたのだろう。
まるで時の流れが弛緩したかのようにゆっくりと熱と共に炎は近づいてくる。
(不味い!っ!!?…………身体……が……)
ティルフィングを抱いてどうにか逃げようとした双魔だったが身体に限界が来ていたのか足が動いてくれない。
(…………ここで、死ぬのか?)
双魔の脳裏には明確な死の予感が浮かび上がった。
思わず瞑った瞼の裏にはこれまでの生で焼き付いた多くの出来事が、出会った人々が姿を現す。
母が、父が、師が、鏡華、イサベル、アッシュその他大勢の人々が笑みを浮かべている。
そして、最後に浮かんだのはティルフィングの眩しい、満面の笑みだった。
「…………ティルフィングっ……」
次の瞬間、眼を閉じた双魔が感じたのは、自分を拒む黒いオーラの消失と、眼を瞑っていてもなお、強烈に視覚へと訴えてくる眩い銀色の輝きだった。
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