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第四章「新しい恋敵?の気配」
第262話 意外性のロザリン
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「…………」
「…………」
三十分後、双魔とシャーロットは思わず目を見開き、手を止めて呆然と議長席を見つめていた。
「アッシュくん、ここはもう少し文面を変えて……こんな感じにした方がいいと思うんだけど、どう?」
「どれですか……ああ、そうですね!ありがとうございます!」
「うんうん。それと、フェルゼン」
「な、なんだ?」
「この団体の会計報告、多分一昨年のをそのまま使ってる。確認して駄目なようなら代表を呼び出して」
「ああ、分かった」
双魔とシャーロットが目を見張るのは当然だ。目の前ではロザリンが次々に書類を読み、サインと訂正、その上で他の役員への助言も行っていた。
まさに縦横無尽といった様子の活躍に、二人は只々驚く他なかった。
アッシュとフェルゼンが驚いていないのは元々ロザリンと親交があり、能力を知っていたからだろう。
「後輩君、どうしたの?」
ふと、イサベルが顔を上げて首を傾げた。気づくと双魔とシャーロットに見つめられていたのが気になったのだろう。
「ん……ロザリンさん…………いや、何でもないです……」
「……??」
「アハハ!双魔もシャーロットちゃんもロザリンさんがこんなに仕事できる人だと思わなかったんだよね?」
「…………」
「……それは……」
アッシュに図星を突かれてバツが悪い双魔は苦笑し、シャーロットはポツリと呟きながら目を逸らした。
「ロザリンはボーっとしているから誤解されがちだが、女王に万端の教育を受けているからな、遺物の扱い方や戦闘技術だけじゃなく、勉学もかなりのものだ……勿論事務能力もな。引き籠っていても何も言われないのはそういうことだ」
「……うーん?」
「アハハハ、ロザリンさん、褒められてるんですよ!」
「ふーん、そっか」
フェルゼンの補足を聞いて首を傾げたロザリンにアッシュが教えてやるが、やはり無表情は崩れることはない。が、どこか嬉しそうなのは見て取れる。
「もう少ししたら休憩にするか?」
「うんうん!お菓子があると嬉しいかな?」
「ちょうどよかった、この貰ったクッキーが……」
三人は和気藹々と会話を続けながらも手を動かしている。
「…………伊達に王立魔導学園の一学科のトップじゃないってことか……不思議な雰囲気の食いしん坊美人だとばかり思ってたんだが……」
「……はい……”深碧の女帝”恐るべしです」
ロザリンの完璧超人ぶりに、双魔に厳しく、普段は反発することも多いシャーロットも有無を言わずに双魔に同調するのだった。
「後輩君」
「ん?何ですか?」
驚きからなかなか抜け出せなかった双魔はロザリンに声を掛けられて我に返った。
ロザリンはちょいちょいとこちらに手招きをしている。
立ち上がるのも面倒なので座ったまま椅子のキャスターに頼って椅子ごとロザリンの傍へ寄った。
「これ、見て」
「ん……学園祭の園内ブラックリスト……ですか」
「そう、ここと、ここ、それと、この団体は去年、規約違反を起して活動停止にしたはずなのに今年もしれっっと活動してるみたい。状況によっては準備期間中に乗り込むかもしれないから、その時はよろしく」
「分かりました」
この場合の”よろしく”は「一緒に行く」、「実行を任せる」、「留守を任せる」のどれかだろうが双魔からすればどれも等しく面倒なので、特に考えずに了承する。
「うんうん、それじゃあ、そろそろ一休み、かな?」
「そうですね!」
「ん……じゃあ、お茶でも入れるか……」
「あ、いいよ!双魔は座ってて!」
「……そうか?」
「いつもは何もしないのに珍しくやろうとしてるんだからやらせておけばいいんですよ…………」
「まあ、まあ……紅茶とコーヒー、どっちがいいかな?」
「俺はどっちでも」
「私は……」
「シャーロットはどっちにも砂糖とミルクが必要だな」
「…………」
シャーロットは甘い物が好きで、苦いものや辛いものが苦手なのだがそれを言われると怒るため双魔もアッシュも何も言わなかったのだが、フェルゼンがそのど真ん中を撃ち抜いた。
双魔がチラッと横目でシャーロットの様子を見ると如何にも不機嫌と言った顔のシャーロットが目に入る。
「……フェルゼン……俺が言うのもなんだが……今のはない……」
「双魔?何を……って……!すまん……」
双魔に言われてシャーロットが凄まじい目つきで自分を睨んでいることに気づいたフェルゼンは背を丸くして居心地が悪そうにする。
「私は苦いの苦手だから、お砂糖とミルクたっぷりのカフェオレがいいな。みんなもそれでいい?」
気を遣ってか、それとも自分の希望を口にしただけなのか。ロザリンの性格からすると恐らく後者だろうが、その言葉は険悪になりかけた室内の空気を溶解するには最適の言葉だった。
「ぼ、僕はそれが良いと思うな!双魔とフェルゼンはどうかな!?」
「ん、俺も丁度甘いものが飲みたかった」
「お、おお!俺もそれでいい、いや!それがいい!」
「じゃ、じゃあ、それで決まりだね!僕、偶然、さっき牛乳を買い足しておいたんだ!いやー、よかったよ!アハハハ!」
「うんうん、じゃあ、アッシュくん、よろしくね」
「はい!ロザリンさん!」
「シャーロットちゃん、カフェオレ、楽しみだねー」
「……………………別にそうは思いませんが……まあ、悪くはないんじゃないでしょうか」
「うんうん、そうだね!」
自分の要望が叶って嬉しそうなロザリンとつっけんどんな物言いをしつつ満更でもなさそうなシャーロット。
アッシュとフェルゼンはそんな二人を見てホッと胸を撫で下ろし、双魔は苦笑を浮かべるのだった。
「…………」
三十分後、双魔とシャーロットは思わず目を見開き、手を止めて呆然と議長席を見つめていた。
「アッシュくん、ここはもう少し文面を変えて……こんな感じにした方がいいと思うんだけど、どう?」
「どれですか……ああ、そうですね!ありがとうございます!」
「うんうん。それと、フェルゼン」
「な、なんだ?」
「この団体の会計報告、多分一昨年のをそのまま使ってる。確認して駄目なようなら代表を呼び出して」
「ああ、分かった」
双魔とシャーロットが目を見張るのは当然だ。目の前ではロザリンが次々に書類を読み、サインと訂正、その上で他の役員への助言も行っていた。
まさに縦横無尽といった様子の活躍に、二人は只々驚く他なかった。
アッシュとフェルゼンが驚いていないのは元々ロザリンと親交があり、能力を知っていたからだろう。
「後輩君、どうしたの?」
ふと、イサベルが顔を上げて首を傾げた。気づくと双魔とシャーロットに見つめられていたのが気になったのだろう。
「ん……ロザリンさん…………いや、何でもないです……」
「……??」
「アハハ!双魔もシャーロットちゃんもロザリンさんがこんなに仕事できる人だと思わなかったんだよね?」
「…………」
「……それは……」
アッシュに図星を突かれてバツが悪い双魔は苦笑し、シャーロットはポツリと呟きながら目を逸らした。
「ロザリンはボーっとしているから誤解されがちだが、女王に万端の教育を受けているからな、遺物の扱い方や戦闘技術だけじゃなく、勉学もかなりのものだ……勿論事務能力もな。引き籠っていても何も言われないのはそういうことだ」
「……うーん?」
「アハハハ、ロザリンさん、褒められてるんですよ!」
「ふーん、そっか」
フェルゼンの補足を聞いて首を傾げたロザリンにアッシュが教えてやるが、やはり無表情は崩れることはない。が、どこか嬉しそうなのは見て取れる。
「もう少ししたら休憩にするか?」
「うんうん!お菓子があると嬉しいかな?」
「ちょうどよかった、この貰ったクッキーが……」
三人は和気藹々と会話を続けながらも手を動かしている。
「…………伊達に王立魔導学園の一学科のトップじゃないってことか……不思議な雰囲気の食いしん坊美人だとばかり思ってたんだが……」
「……はい……”深碧の女帝”恐るべしです」
ロザリンの完璧超人ぶりに、双魔に厳しく、普段は反発することも多いシャーロットも有無を言わずに双魔に同調するのだった。
「後輩君」
「ん?何ですか?」
驚きからなかなか抜け出せなかった双魔はロザリンに声を掛けられて我に返った。
ロザリンはちょいちょいとこちらに手招きをしている。
立ち上がるのも面倒なので座ったまま椅子のキャスターに頼って椅子ごとロザリンの傍へ寄った。
「これ、見て」
「ん……学園祭の園内ブラックリスト……ですか」
「そう、ここと、ここ、それと、この団体は去年、規約違反を起して活動停止にしたはずなのに今年もしれっっと活動してるみたい。状況によっては準備期間中に乗り込むかもしれないから、その時はよろしく」
「分かりました」
この場合の”よろしく”は「一緒に行く」、「実行を任せる」、「留守を任せる」のどれかだろうが双魔からすればどれも等しく面倒なので、特に考えずに了承する。
「うんうん、それじゃあ、そろそろ一休み、かな?」
「そうですね!」
「ん……じゃあ、お茶でも入れるか……」
「あ、いいよ!双魔は座ってて!」
「……そうか?」
「いつもは何もしないのに珍しくやろうとしてるんだからやらせておけばいいんですよ…………」
「まあ、まあ……紅茶とコーヒー、どっちがいいかな?」
「俺はどっちでも」
「私は……」
「シャーロットはどっちにも砂糖とミルクが必要だな」
「…………」
シャーロットは甘い物が好きで、苦いものや辛いものが苦手なのだがそれを言われると怒るため双魔もアッシュも何も言わなかったのだが、フェルゼンがそのど真ん中を撃ち抜いた。
双魔がチラッと横目でシャーロットの様子を見ると如何にも不機嫌と言った顔のシャーロットが目に入る。
「……フェルゼン……俺が言うのもなんだが……今のはない……」
「双魔?何を……って……!すまん……」
双魔に言われてシャーロットが凄まじい目つきで自分を睨んでいることに気づいたフェルゼンは背を丸くして居心地が悪そうにする。
「私は苦いの苦手だから、お砂糖とミルクたっぷりのカフェオレがいいな。みんなもそれでいい?」
気を遣ってか、それとも自分の希望を口にしただけなのか。ロザリンの性格からすると恐らく後者だろうが、その言葉は険悪になりかけた室内の空気を溶解するには最適の言葉だった。
「ぼ、僕はそれが良いと思うな!双魔とフェルゼンはどうかな!?」
「ん、俺も丁度甘いものが飲みたかった」
「お、おお!俺もそれでいい、いや!それがいい!」
「じゃ、じゃあ、それで決まりだね!僕、偶然、さっき牛乳を買い足しておいたんだ!いやー、よかったよ!アハハハ!」
「うんうん、じゃあ、アッシュくん、よろしくね」
「はい!ロザリンさん!」
「シャーロットちゃん、カフェオレ、楽しみだねー」
「……………………別にそうは思いませんが……まあ、悪くはないんじゃないでしょうか」
「うんうん、そうだね!」
自分の要望が叶って嬉しそうなロザリンとつっけんどんな物言いをしつつ満更でもなさそうなシャーロット。
アッシュとフェルゼンはそんな二人を見てホッと胸を撫で下ろし、双魔は苦笑を浮かべるのだった。
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