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推しへの愛は永遠不滅です!
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「……そ、そうか……杏璃はそれほどまでに、俺のことを……だから、俺との子どもも望んでくれたんだな……そうか、そうだったのか」
何やら、自分に言い聞かせているようだが、ドン引きしているふうではない。
とはいえ、判断がつかない。
杏璃がどうしたものかと思案しかけた時、央輔から返事が届いた。
「だったら、推しである俺は、愛する杏璃の気持ちに応えないといけないな。俺にとっても、杏璃は唯一無二の推しとしか言いようがない。それぐらい愛してる。この愛は永遠に不滅だ! それを今から証明してやる」
しかも、央輔にとっても、杏璃が唯一無二の推しだと言うではないか。
ーー嬉しすぎて言葉にならない。
おかげでドン引きされたわけではないと理解できたものの、証明するとはどういう意味だろうか……。新たな疑問が浮上した。
「……え? それって……どういう」
「今朝、出がけに言ったよな? 『バツとして、今夜は寝かせないからな』って。忘れたのか?」
「も、もちろん覚えてますけどっ……」
央輔との時間を楽しみにしていたせいか、思わず即答してしまってから、とてつもない羞恥に見舞われた。
――これでは、まるで期待していましたと言ってるも同然ではないか。
(は、恥ずかしすぎる……)
真っ赤になって狼狽えるあまり、視線があちこちに泳いでしまう。
その様子に、央輔は何かを悟ったに違いない。
今ではなく、察してもらおう作戦で活かして欲しかったと文句の一つでも言いたいところだが、それどころではない。
少々意地悪なところがある央輔のことだ。更に羞恥を煽ってくるに違いない。
身構える杏璃に対して央輔は、蕩けるような甘い眼差しで杏璃を真っ直ぐに見つめてくる。
麗しい美貌と綺麗な瞳とに見蕩れてぽーっとしていると、央輔がゆっくり言葉を紡ぎはじめた。
「……本音を言えば、もっと羞恥を煽ってやりたいところだが、杏璃に嫌われるのは本意じゃない。疑惑とは言え、不安にさせてしまったし。これまでも、不甲斐ない俺のせいで、気持ちにも気づいてやれなかったしな。それも含めて、今夜は杏璃の願いを叶えたいと思っているんだが、杏璃は俺にどうして欲しい? 昨日みたいにたくさん話がしたいなら、それでもいい。杏璃となら永遠に話していても、楽しくて飽きないからな。だから、遠慮しないで言って欲しい」
央輔からの予期せぬ言葉の数々に、正気を取り戻した杏璃の眦から、はらはらと透明な雫が零れ落ちてゆく。
――推しにこんなにも大事に想ってもらえる日がくるなんて、思ってもみなかった。夢ではないのだろうか……。
――夢なんかじゃない。夢になんかさせない!
推しと出会うまでは、毎日が退屈でしかなかった。
昔から好きだった恋愛小説やコミックスに登場するような素敵なヒーローがいつか現れて、退屈な日常から救い出してくれるに違いない――そんな願望を胸に秘めてきた。
しかし、推し以上に夢中になれる相手なんて現れなかった。だから理想の相手は推し以外に存在しないと諦めていた。
けれど、央輔という唯一無二の推しと巡り会い、こうして本物の夫婦にもなれたのだ。
ようやく摑んだ幸せなのだから、たとえ何があったとしても手放したりなんかしない。
これからは、推しである央輔と幸せになるために、もっともっと絆を深めていきたい――。
「推しである央輔さんにこんなにも想ってもらえるのが嬉しすぎて、夢でも見てるみたいで。夢みたいに醒めちゃったらどうしようって、心配になっちゃうくらい幸せです。だから、夢じゃないって央輔さんと一緒に証明したいです。央輔さんの匂いもぬくもりもすぐ傍で感じていたい。ずっとずっとくっついていたいです」
「ああ、わかった。杏璃の望みどおり、夢じゃなく現実なんだってこと、俺が一緒に証明してやる」
これまで聞いた中で一番だったかもしれない。蕩けるような甘い声音で囁いた央輔が涙を優しく拭うと、そうっと唇にキスを降らせる。
杏璃は推しとの甘やかな口づけに身を委ねた。
何やら、自分に言い聞かせているようだが、ドン引きしているふうではない。
とはいえ、判断がつかない。
杏璃がどうしたものかと思案しかけた時、央輔から返事が届いた。
「だったら、推しである俺は、愛する杏璃の気持ちに応えないといけないな。俺にとっても、杏璃は唯一無二の推しとしか言いようがない。それぐらい愛してる。この愛は永遠に不滅だ! それを今から証明してやる」
しかも、央輔にとっても、杏璃が唯一無二の推しだと言うではないか。
ーー嬉しすぎて言葉にならない。
おかげでドン引きされたわけではないと理解できたものの、証明するとはどういう意味だろうか……。新たな疑問が浮上した。
「……え? それって……どういう」
「今朝、出がけに言ったよな? 『バツとして、今夜は寝かせないからな』って。忘れたのか?」
「も、もちろん覚えてますけどっ……」
央輔との時間を楽しみにしていたせいか、思わず即答してしまってから、とてつもない羞恥に見舞われた。
――これでは、まるで期待していましたと言ってるも同然ではないか。
(は、恥ずかしすぎる……)
真っ赤になって狼狽えるあまり、視線があちこちに泳いでしまう。
その様子に、央輔は何かを悟ったに違いない。
今ではなく、察してもらおう作戦で活かして欲しかったと文句の一つでも言いたいところだが、それどころではない。
少々意地悪なところがある央輔のことだ。更に羞恥を煽ってくるに違いない。
身構える杏璃に対して央輔は、蕩けるような甘い眼差しで杏璃を真っ直ぐに見つめてくる。
麗しい美貌と綺麗な瞳とに見蕩れてぽーっとしていると、央輔がゆっくり言葉を紡ぎはじめた。
「……本音を言えば、もっと羞恥を煽ってやりたいところだが、杏璃に嫌われるのは本意じゃない。疑惑とは言え、不安にさせてしまったし。これまでも、不甲斐ない俺のせいで、気持ちにも気づいてやれなかったしな。それも含めて、今夜は杏璃の願いを叶えたいと思っているんだが、杏璃は俺にどうして欲しい? 昨日みたいにたくさん話がしたいなら、それでもいい。杏璃となら永遠に話していても、楽しくて飽きないからな。だから、遠慮しないで言って欲しい」
央輔からの予期せぬ言葉の数々に、正気を取り戻した杏璃の眦から、はらはらと透明な雫が零れ落ちてゆく。
――推しにこんなにも大事に想ってもらえる日がくるなんて、思ってもみなかった。夢ではないのだろうか……。
――夢なんかじゃない。夢になんかさせない!
推しと出会うまでは、毎日が退屈でしかなかった。
昔から好きだった恋愛小説やコミックスに登場するような素敵なヒーローがいつか現れて、退屈な日常から救い出してくれるに違いない――そんな願望を胸に秘めてきた。
しかし、推し以上に夢中になれる相手なんて現れなかった。だから理想の相手は推し以外に存在しないと諦めていた。
けれど、央輔という唯一無二の推しと巡り会い、こうして本物の夫婦にもなれたのだ。
ようやく摑んだ幸せなのだから、たとえ何があったとしても手放したりなんかしない。
これからは、推しである央輔と幸せになるために、もっともっと絆を深めていきたい――。
「推しである央輔さんにこんなにも想ってもらえるのが嬉しすぎて、夢でも見てるみたいで。夢みたいに醒めちゃったらどうしようって、心配になっちゃうくらい幸せです。だから、夢じゃないって央輔さんと一緒に証明したいです。央輔さんの匂いもぬくもりもすぐ傍で感じていたい。ずっとずっとくっついていたいです」
「ああ、わかった。杏璃の望みどおり、夢じゃなく現実なんだってこと、俺が一緒に証明してやる」
これまで聞いた中で一番だったかもしれない。蕩けるような甘い声音で囁いた央輔が涙を優しく拭うと、そうっと唇にキスを降らせる。
杏璃は推しとの甘やかな口づけに身を委ねた。
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