偽りのはずが執着系女装ワンコに娶られました

羽村 美海

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執着系俺様ワンコの愛は深くて重い


 ハッと息を呑んだときには、秀のツンと尖らせた舌先で花弁を捲るようにペロペロとワンコみたいに舐られいて、まだ柔らかな秘芽が顔を出したところでジュジュッと強く吸引されてしまい、恋は強烈な快感に身悶え呆気なく達してしまう。

「はぁはぁ」
「恋、痛かったら我慢せず言ってほしい」

 弛緩した身体をぐったりさせ、乱れた呼吸を整えることしかできずにいる恋の身体を愛おしそうに胸へと抱き寄せた、秀の余裕なさげな声音が恋の鼓膜を震わせる。

 すぐに答えたいのに息が乱れているせいで声が出そうにない。

 ーー大好きな秀のものになれるなら痛みなんてなんともない。秀の好きにしてほしい。

 心の中でそんなことを希いながら、恋は何度もコクンと頷くことで意思表示する。

 そんな恋の想いが通じたのだろうか。

 秀の優しくも甘やかな愛撫のおかげで恋の身体がすっかり解れた頃、秀の大きな手に手をぎゅっと包み込まれ、眩しそうに眇めたとろけそうなほど甘い眼差しで見つめられながら、秀のすべてをすんなりと受け入れることができた。

 同時に恋の身体を覆い尽くすようにのしかかってきた、秀の大きな身体にふわりと抱き込まれ。

「恋、大丈夫か?」

 秀の苦しそうな声音が恋の耳朶を打つ。

 蜜洞を押し開かれ引き攣れたような痛みはあれど、我慢できないほどでもない。

 それよりも、秀と心も身体も結ばれた証だと思えば、痛みまでもが愛おしいと思えてくる。

「うん、ちょっと痛いだけでなんともない。それより秀のことを受け入れられてすっごく嬉しい。もう、このまま死んでもいいってくらい幸せで怖いくらい」

「そんな風に言ってもらえて嬉しいけど、冗談でも死ぬなんて言うな。こんなもんじゃないからな。世界一幸せにしてみせる。まずは天国に連れてってやる」

「天国ってどうーーあっ、きゃっああんッ!」

 想いのままに紡ぎ出した恋の言葉に、異を唱えてきた秀の最後の言葉を恋が聞き返そうとしたときには、秀の滾りに滾った熱杭を慣らすためだと言って、動かずにいてくれた秀に、ズクンと勢いよく腰を突き上げるようにして、熱杭を根元まで穿たれてしまい、紡ぎかけた言葉は嬌声へとすり替えられてしまっていた。

 広すぎる部屋に、興奮しきった秀の、荒々しい息遣いと獣の咆哮のような呻き声、それらに紛れて恋が途切れ途切れに放つ、艶めかしくも悲鳴じみた嬌声とが絶えず響いては消えてゆく。

 長年の想いを恋の身体に刻み込むかのようにして、秀の甘くも狂気めいた愛を絶えず注ぎ込まれた恋は、宣言した言葉通り、幾度となく天国のような絶頂へと導かれた。

 だが意識を失いかけるたびに秀に呼び戻され、熱烈なキスの嵐をお見舞いされては、とろとろに骨抜きにされてしまい、恋の身も心も秀で埋め尽くされてゆく。

 秀の起こす、強烈な快感の大きな波に翻弄されて、恋は思うように力の入らない腕で必死になって秀の背中に縋りつくのに精一杯だ。

「くっ、あぁ、恋……れんっ」
「あっ、はぁんッ……すっ、ぐ、るぅ」

 それからは、もう、熱に浮かされたみたいに愛おしげに幾度も幾度も名前を呼ばれながら身体を激しく揺すられ続け、気づいたときには、窓の外はすっかり白みはじめていて、結局恋が秀から解放してもらえたのは、冬の澄んだ青空にお日様が高らかに登り切った頃だった。

 いつものように目を覚ますと、さも当然のことのように、恋は秀の腕に抱き込まれていた。

 あたかも恋の身も心も秀にとろとろに蕩かされてひとつに溶け合ってでもいるかのよう。

 恋は甘い甘い微睡みの中で天国のような多幸感をいつまでもいつまでも味わっていた。

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