極上御曹司と甘い一夜を過ごしたら、可愛い王子ごと溺愛されています

羽村 美海

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✿番外編✿可愛い王子様の休日

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 今日は待ちに待った休日。でもただの休日ではない。

 神宮寺翔にとっては特別な日だ。

 というのも、今から遡ること三ヶ月と少し前。桜の季節にはまだまだ早い十二月初旬。待ちに待っていた妹が誕生した。

 その妹ーー雪菜《ゆきな》が誕生してから百日を迎え、今日はそのお祝いの席が設けられるからだ。

 その席には、父ーー駿の両親はもちろん、姉夫婦、その子供である匠に、その妹の蘭、母ーー菖蒲の両親に祖父、姉も来るらしい。

 皆が集まるというのは、滅多にないことだ。

 昨年、四月に執り行われた両親の結婚式以来のことである。

 ーーそんなの楽しみに決まってる。

 翔がドキドキわくわくするのも無理もないだろう。

 昨夜はなかなか寝付けなかったはずなのに、いつもより早く目覚めてしまった翔は、ベッドからジャンプし、見事床へと着地を決めた。

 ーーうん! 今日も絶好調! いいことありそうだ。

 最近はまっている戦隊ものの、忍者レッドのポーズを決め込んだ翔は、菖蒲が寝る前に用意してくれていた、格好いいネービーのスリーピーススーツへと着替えた。

 父の駿とお揃いで仕立ててもらったお気に入りのものだ。

 蝶ネクタイが少々曲がってしまっているが、そんな小さなことは気にしない。

 そんなことよりも、今は早く着替えて、両親の寝室に置かれたベビーベッドで気持ちよさげに眠っているであろう、妹の元へと駆けつけることが先決だ。

 雪菜が生まれてからというもの、これは翔にとって朝のルーティンとなっている。

 そしてお腹をすかせて目覚めた雪菜に朝一の授乳を済ませた菖蒲がおむつを交換したりしている傍らで、そのサポートをすることがここ最近の翔の重要な任務となっていた。

  そんな訳で少々張り切ってしまっていた翔は、すっかり失念してしまっていたのだ。

 自分がいつもより早い時間に起きているってことを。

 別に時計が読めないわけじゃない。自慢じゃないが数字には強い。アナログはまだ解読できないけれど、デジタルだったらバッチリである。

 そんなことは置いておくとして。兎にも角にも、そのことを失念していた翔は、いつものように勢いよく両親の寝室のドアを無遠慮に開け放った。同時にガチャリという音が鳴り響く。

「パパ、ママ~! ユキナおきてる~?」

 いつもなら、起きたばかりの雪菜のことを抱き上げて、授乳中であるはずの母の姿が、ベビーベッドの側にない。

 その代わりに、ベビーベッドで気持ちよさげに眠っていると思われる、布団にくるまったままの雪菜らしき物体が見て取れる。

 ーーなんだ、まだ起きてないのか。今日の主役のクセに。お寝坊さんだな、雪菜は。

 なんて少々ガッカリしていた翔だったのだが……。

 ふと視線を感じそちらへ目を向けた先には、驚愕の表情でこちらを見据えている父ーー駿の姿が見て取れる。

 駿の視線と翔のそれとがバチッとかち合ったかと思った次の瞬間。

 こちらに背を向けたまま顔だけで振り返っている駿と同じ布団にくるまりまだ眠っていた様子の母ーー菖蒲とが飛び上がるような勢いでふたり同時に起き上がる。そうして。

「「おっはよ~! 翔!」」

 両親仲良く揃ってこんなにも元気よく挨拶してくれたことがあっただろうか、と不思議に思った翔がキョトンとしてしまうほどの、元気のよすぎる挨拶を両親から朝一でお見舞いされた。

 ーーなんだ、パパもママも雪菜と一緒でお寝坊してるのかと思ったら、起きてたのか。

 今日は雪菜の百日祝いとあって、張り切りすぎて早起きしてしまった翔同様に、両親も相当はしゃいでいるようだ。

 ーーパパもママもかーくんとおんなじだったんだ!

 そう思うと、なんだか無性に嬉しくなってきて、ドキドキとわくわくが加速していく翔だった。

 その矢先、いつものように、お腹をすかせた雪菜がふぎゃぁふぎゃぁ……と元気よく泣き始め、慌てた菖蒲が駆け寄り雪菜を抱き上げる。

 翔からすると、見上げたら首が痛くなるほどの高身長である駿とは違い、菖蒲の身長はそれほど高くない。

 とはいえ大人だ。翔より遙かに高い。

 けれど雪菜が生まれてからというもの、『お兄ちゃんになった』という想いが日増しに強くなってきている。

 小さな雪菜のことを代わる代わる世話する菖蒲や駿の姿をすぐ側で見ているせいもあるのかもしれない。

 お兄ちゃんとして、雪菜になにかしてあげたい。ママとパパのお手伝いだっていっぱいしたい。

 本音を言えば、いっぱい褒めてもらいたいし、いっぱいいっぱい甘えたい。

 でも、今までいっぱい褒めてもらえたし、甘えてだってきた。

 それは今も変わらない。現在進行形でいっぱい褒めてもらっているし、いっぱい甘えてもいる。

 それなのに、どうにも自分をコントロールできない時がある。

 ーーなんだろう。このモヤモヤするものは。ちっとも面白くない。

 たとえるならば……。保育園で大好きな滑り台の順番待ちに割り込まれた時のような。大好きなオモチャを横取りされた時のような。

「かーくんもだっこしたいッ!」

 胸の中でなにかが蠢いて、気づけばそんなことを言って菖蒲の腰に抱きついていた。

 自分でも我が儘を言っているという自覚はあるが、自分ではどうにもできない。

 そこに菖蒲の困ったような声音が降ってくる。

「雪菜とっても可愛いもんね。気持ちはわかるんだけど、危ないからもう少し大きくなったらね」

 ーーママはちっともわかってない。雪菜なんかぜんぜん可愛くない。

 翔はハッとした。

 まさかそんなことを思ってしまうなんて、なんて悪いお兄ちゃんなんだろうか。

 翔がショックを受けていたその時、ふいに身体が浮遊した。同時に駿の優しい声音が翔の耳を掠める。

「ほら、翔。これで雪菜が見えるだろう? ママもよく見えるぞ」

 駿にいつもの肩車をしてもらった翔は、菖蒲と雪菜を見下ろす形になった。

 するとさっきまで母乳を飲んでいたはずの雪菜が不思議そうに翔のことを見遣っている。

 その円らな瞳と翔のそれとがかち合った刹那。雪菜がふにゃっと愛らしい笑みを浮かべた。そうして紅葉のように小さな両の手を目一杯広げて、何かを伝えようとするかのように口をムニャムニャと動かしている。

 それが途轍もなく愛らしい。

 翔は自身で持て余していた不可解な感情のことなどすっかり忘れて、色んな表情で〝いないないばぁ〟を繰り出していた。

 雪菜はキョトンとしているが、そんな表情までもが可愛く見える。

 その後で、駿がこっそりと耳打ちしてきた。

「パパもママも、お姉ちゃんしかいなかったから、お兄ちゃんになった翔の気持ちはわからないけど。パパもママも翔の事が大好きだからな。一番の味方だからな。だから甘えたくなったら目一杯甘えるんだぞ」
「かーくん、おにいちゃんだからへーきだもん。けどパパとママがかわいそうだから、たまにはあまえてあげるね」
「ハハッ、それは嬉しいなぁ」

 雪菜が見ている手前、そうは強がった翔だったけれど、内心ではメチャクチャ嬉しくてどうしようもなかった。

そのせいか、さっきまでの妙なモヤモヤもどこかに消えてしまっている。

「あっ、パパと翔だけでなに内緒話してるの? ズルイなぁ」
「男同士の話だもんな。ママと雪菜には内緒だもんな」
「うん!」

 三年間のブランクがあったとは思えぬほどに、こうして男同士である翔と駿の絆も日増しに強まって、今では強固なものとなっていた。

 頼もしい父・駿のおかげで、翔のモヤモヤもようやく晴れて、雪菜のお食事&おむつ替えタイムが終われば、父特製のとびきり美味しい朝食タイムだ。もちろん卵を割ったのは翔である。

 その間、雪菜はと言えば、リビングダイニングのベビーラックでうとうとタイムを満喫するのがお決まりとなっている。

 ーーいやはや赤ちゃんとは寝てばっかりだなぁ。

 なんて、翔はちょっぴり大人になった心持ちで雪菜のことを見守りつつ、絶品とろふわオムレツとオレンジジュースとでルンルンご機嫌気分を満喫中。

「こら翔。余所見しちゃダメでしょ? ほっぺにケチャップついてるわよ」
「翔は雪菜がおとなしく寝てるかどうか見守ってあげてるんだもんなぁ。偉いぞ翔」
「うんッ!」
「そ、そうね。いつもありがとう」

 時には失敗することもあるけれど、可愛いから問題ない。(By作者)

 作者と同じ心持ちの、親バカ全開な駿からのナイスなフォローにより、少々寝不足なのか眠そうな菖蒲にも兄としての翔の気持ちに気づいてもらえて、翔の気分は上昇の一途をたどっていった。

 それから数時間後。

 高級車の後部座席に設置されたチャイルドシートに翔は自ら乗り込み、駿にベルトを閉めてもらって準備完了。

 同じくチャイルドシートでばぶばぶ騒がしい雪菜とともに、駿自らが運転する車に、揺られること数十分。

 両親にとって思い出深い場所でもあるらしい、高級料亭『まつや』へと赴いていた。

 いよいよ待ちに待った百日のお祝いの宴が幕を開けようとしている。

 祖父母と同じくらいの世代に見える女将に案内されて、翔たちはこの料亭で一番広いらしい奥座敷へと脚を踏み入れた。

 するとまだ約束の時間には二十分以上あるというのに、すでに到着していた曾祖父ーー太一郎がお猪口を高らかに掲げハハハッと豪快な笑い声で出迎えてくれている。

「おう。やっときたか。可愛いひ孫見たさに早く着きすぎたようじゃが、儂だけではなかったようでなぁ。もう始めとったぞ~」

 そう言ってお猪口をグイッと傾ける太一郎の隣には祖父母が、正面には父方の祖父母ーー隼と侑李が、どちらもニコニコと和やかな笑顔で出迎えてくれている。

 隼たちの隣には、その娘夫婦であり翔にとっては伯母夫婦になる鈴と圭が長男の匠を挟んで座っているのだが、圭が一歳になる長女の蘭を抱いているので、何とも賑やかだ。

 太一郎だけなら慣れっこの菖蒲もさすがに驚きを隠せないでいるようで、けれどもてなす側なのだからと思ったようで、駿と一緒に大慌てで対応をはじめた。

 といっても、親族一同、もう既に気心も知れているので、何の問題もなく、和気藹々としている。

 そんな親族の様子を目にし、久しぶりに親戚に会えた嬉しさが込み上げてくる。

 翔のテンションは最高潮に達していた。

 そんな翔に太一郎は目配せすると。

「ほれ、翔。翔の好きなオレンジジュースもあるぞ」

 自身の膝の上をポンポンと軽く叩いて、翔に座るようにと促してくる。

 翔は数ヶ月ぶりに会った太一郎の元にたたたっと駆け出して膝に飛び乗りたい衝動をぐっと堪えて、少々畏まったよそ行きの声を出す。

「キョウは、いもうとのユキナのために、どうもありがとうごじゃますッ!」

 張り切りすぎてしまっていたせいか、この日のために数日前から練習していたというのに、最後の最後でしくじってしまったが、親族一同から満面の笑顔と盛大な拍手をもらったので、大成功ということにしておく。

 こうして、翔が楽しみにしていた雪菜の、百日の祝いの宴は、和気藹々、和やかムードでスタートしたのだった。
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