そんなに破棄されたいなら、どうぞご自由に。

月森野菊

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そんなに破棄されたいなら、どうぞご自由に。

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 俺の名前はクラウディオ・ラインフェルト。
 王国の片隅に領地を持つ男爵家の嫡男だ。

 ──ただし、『忌まれた嫡男』として。

 生まれつき銀の髪に赤い目。それは、銀髪の父方の家系と、紅玉のような瞳を持つ母方の血を色濃く受け継いだ結果だった。
 珍しすぎるその容貌は「物の怪にでも取り憑かれているのでは」と噂され、村の大人たちには避けられがちだったが──家族だけは違った。

 父は「先祖の力が強く現れた証だ」と言い、母は「世界で一番綺麗な色」と目を細めてくれた。
 年の離れた姉たちは、俺の髪を梳かしながら「まるで月の糸みたい」と笑い、時にうるさいほどに過保護だった。

 だから、俺は知っている。
 この色は、誰かに恐れられるものではなく、大切にしてくれる人がいる色だということを。

 歳を重ねても領地の人々の目は変わらず厳しかった。
「男爵家のご嫡男様は呪い持ち」だとか、「目を合わせると不幸がうつる」だとか、そんな陰口を耳にするのは、一度や二度ではなかった。

 けれど、俺はまだ幼く弱かったが泣かなかった。
 姉に「気にしなくていいのよ」と抱きしめられても、ただ黙ってうなずくだけだった。

 どうしてそんなことを言うのか。誰が最初にそう言い出したのか。
 どの家がそういう噂を広め、誰がそれを信じるのか。
 俺は幼いながらに、じっと周囲を観察していた。

 市場で買い物をする母のそばで、静かに人々の顔色や声の抑揚を聞いた。教会の祈りの場で、誰がどこに座るか、どう目を伏せるかを見ていた。声をかけてくる相手が本心からなのか、ただ形式的に挨拶しているだけかを、言葉より先に目で読んだ。

 そうして、俺は覚えたのだ。
 人は、表情と声だけでは信用できない。けれど、嘘はどこかに必ず滲む。
 大切なのは、静かに見つめて、決して焦らず、判断すること。

 だから、俺はただ冷静に、静かに、周囲を観察しながら生きてきた。



 十歳のとき、ひとつの転機があった。隣領の辺境伯家から、三女のセレナ嬢が嫁いでくることになったのだ。

 政略? そうとも。もちろん貴族同士の打算が生んだ婚約だ。

 だが俺は、その大きな翡翠色の瞳と、はきはきとした物言いをする彼女に、少なからず興味を持った。セレナも、最初はそんなに悪い顔はしていなかったと記憶している。

 ──問題は、学園入学後に起きた。

 
◇ ◇ ◇

 
 王都学園の中等部校舎裏。ひと気のないベンチで読書をしていた俺に、幼馴染みのユリィナが軽く告げる。

 ユリィナ・エルネスト。俺とは領地が隣同士で、幼い頃からの付き合いだ。緩やかに波打つ亜麻色の髪を肩で束ね、大人びた瞳で周囲を見渡すその姿は、どこか舞台裏の指揮者めいた雰囲気を纏っている。

 彼女は近衛騎士団候補生の兄を持ち、その伝手で王都のあらゆる『噂』や『動き』に妙に詳しい。騎士団の情報、貴族間の縁談、学園内での派閥構造……表に出ない情報を誰より早く嗅ぎつける才覚がある。

 明るく冗談交じりに話すことが多いが、本質は非常に現実的で、冷静な分析眼を持っている。俺が数少ない信頼を置いている人物の一人だ。

「クラウディオ様、あなたのご婚約者がまた『ご相談』なさっていましたわ」

 今日もまた、彼女は何気ない口調で爆弾を投下する。

「ほう」
「『最近クラウディオ様に冷たくされて……婚約破棄されそうなんですぅ』って、今度は侯爵家の次男坊に。見事に涙まで使ってたわよ」
「演技の幅が広がったな」

 俺は本に栞を挟み、閉じた。
 セレナが自ら『可哀想な婚約者の立ち位置』を得ようとしているのは知っていた。
 問題は、なぜそこまでして『破棄されそうな私』を演出したいのかだ。

 俺が何かしたか? 記憶にない。

 むしろ距離を取ってきたのは彼女のほうだ。
 入学初日、馬車を降りたときには、軽く会釈を返してきた。だがそれ以降、俺と同じ講義を受けているのに、席は必ず数列空けて座る。食堂で顔を合わせても、目を逸らしてすぐに別の友人たちと連れ立って行ってしまう。

 嫌悪の視線を向けられたことはない。だが、その笑顔は俺には向けられなかった。彼女が笑いかけるのは、侯爵家や公爵家の子息たち。紅茶を淹れてもらうのも、歩調を合わせるのも、いつも彼らとだった。

 一度だけ、立ち話でもしようかと声をかけたとき──

「……ごきげんよう、クラウディオ様」

 その声は、氷の膜をまとったように冷ややかで、俺を他人のように突き放した。

 あの瞬間、俺は確信したのだ。

 彼女は、俺から遠ざかりたいのだと。
 まるで、俺との関係をなかったことにしたいかのように。


「侯爵家の坊ちゃん、あの性格でしょ。『俺が助けてやらねば!』って燃えてたわよ?」
「……面倒だな」

 少し考え、俺は立ち上がった。

 そろそろ潮時か。
 証拠は、ほぼ揃っている。

 
◇ ◇ ◇

 
「これは、セレナ様が侯爵家へ送った手紙の写しです。内容は──」

 王都の行政局舎、監査室。

 貴族学生の通信記録は一定期間保存される。規則違反ではないが、裏で婚約破棄を画策しているとなれば話は別だ。俺は正規の手続きを通じ、証拠を手に入れていた。

《今の婚約はあくまで形式的なものにすぎません。幼い頃に決まっただけで、感情はありません》
《本来、私のような立場なら、もっと上の家の方と将来を考えるべきでしょう?》
《王都で交友を広げて、少しでも名声を築けば、きっと父もわかってくれるはずです》
《ラインフェルト男爵家は悪い方ではありませんが、正直……あの家に一生縛られるつもりはありません》
《乗り換えるなら、今が一番の好機。あの程度なら、こちらから手を引けばすぐ終わるわ》

 どれも彼女の筆跡だ。
 この文面の裏には、確かな焦りが滲んでいるようだった。

 セレナ・グリゼリア。
 三姉妹の末娘として生まれた彼女は、幼い頃から姉たちの背中を見て育った。一人は公爵家へ、もう一人は大商家へ──いずれも政略のために送り出された。
 華やかに見える立場の裏で、姉たちがどれほど「自分を消して」嫁いだかを、セレナは知っていた。

 その中で彼女が選んだのは、『愛されて選ばれる自分』として、より良い立場に登ることだった。
 政略ではなく、自らの魅力と立ち回りで、もっと自由な場所へ行きたい。
 その希望が、やがて打算へと変わり、婚約という枷から逃れるための策となり、そして今、俺に対する虚構へと至ったのだろう。

 哀れだとは思わない。ただ──

「そうまでして得たい未来とは、どんなものだったんだろうな」

 皮肉でも怒りでもなく、俺はそう静かに思っただけだった。


 俺はそれらをまとめ、セレナの実家・グリゼリア辺境伯家に正式な文書を送った。
 王都滞在中の使者を通して──
 
 婚約破棄の申し入れとして。

 
◇ ◇ ◇

 
「え、ええと、クラウディオ様……これは、何かの……」
「内容を読み違えることはないはずです、セレナ嬢」

 放課後の面会室で、セレナはようやく目の前の事態が現実だと悟ったようだった。 その顔から血の気が引いていくのが、目に見えて分かる。

 彼女は、乗り換えるつもりだった。
 けれど、それは誰も傷つかず、自分だけが上手く立ち回れるはずの、小さな夢想だったのかもしれない。

 政略結婚でそれぞれ高位の家へ嫁いだ姉たち──けれどその顔には、いつも仮面のような笑みしかなかった。泣いても怒っても、婚家には通じない。そんな姿を幼いセレナはずっと見てきたからだろうか。

 「愛されて嫁ぐ」ことができたら、自分は幸せになれるのではないか。
 そう信じたのだ。だから、幼い頃に形式的に結ばれた婚約より、もっと自分を望んでくれる人を探そうとした。

──けれど、やり方を間違えた。

 演技をし、嘘を重ね、踏み台にしようとした相手が、黙って従うような人間ではなかったことを、彼女はようやく悟ったのだ。
 焦り、涙を浮かべている。だが俺は、表情を変えずに告げる。

「あなたの望んだ『婚約破棄されそうな私』の続きとして『本当に婚約破棄された私』をご用意しました」
「そ、そんなつもりじゃ……! ただ、ちょっと噂で……! 貴方が無関心だから!」
「確かに無関心だったかもしれません。しかし、裏で手紙を送り、他家に乗り換えようとしていた理由にはなりませんよ」

 俺は立ち上がり、椅子を整えた。

「……これ以上のやりとりは無益です。辺境伯家との正式な破棄手続きは進んでおりますので。では、ごきげんよう」
「ま、待って! ほんとは、まだ……」

 彼女の声は、扉が閉じる音にかき消された。

 
◇ ◇ ◇

 
 それからというもの、学園内の空気は静かに、しかし確実に変わった。表立った騒ぎは起きなかった。けれど、人々の視線は確かに変わっていた。
 以前は、俺を冷淡な婚約者と見る者も少なくなかった。「可哀想なセレナ嬢のために」と正義感を滾らせていた生徒たちも、手紙の写しが噂として回り始めてからは、徐々に口を閉ざすようになった。

 やがて「ラインフェルト男爵家の嫡男は、むしろ黙ってやり返すタイプらしい」という新たな評が広がり、軽んじてよい相手ではないと認識され始める。
 一部の教師や監督官までもが、ふとした場面で俺に敬意のこもった態度を取るようになった。
 いつの間にか、誰かが『知略家』などという妙な渾名までつけていたらしい。

 一方でセレナは──その正体が露見して以降、急速に孤立していった。

 侯爵家の子息は表向きこそ礼節を保っていたが、もう彼女に話しかけることはなかった。
 女子生徒たちも、嫉妬と警戒が反転して冷笑に変わり、彼女の席の周囲は妙に空くようになった。

 かつては花のように人を惹きつけていた彼女が、今は風に打たれる一輪の影に見えた。

 俺はといえば──
 何も変わらず、本を読み、講義に出席し、必要なときだけ言葉を選んで話す日々を続けていた。

 変わったのは、周囲の目と、俺に向けられる声の質だけだった。
  

◇ ◇ ◇

 
「忌まれた子だなんて、もう誰も言わないわね」

 昼休みの中庭。柔らかな春の陽が差すなか、俺はいつものように読書をしていた。隣に腰を下ろしたユリィナが、ふとそんな言葉をこぼした。声には少し、安堵にも似た感情が混じっていた。

「昔はね、あなたと並んで歩くだけで、ヒソヒソ言われたのよ? 『あの子、呪われるわよ』って」

 少し笑うように言いながら、どこか悔しそうな表情も浮かべていた。

「それが今じゃ、誰もが一目置いてる。静かにやり返すとか、なんかズルいわよ、ほんと」
「……評価が変わったところで、俺が何か変わったわけでもないが」

 俺は本にしおりを挟み、軽く肩をすくめる。

「ただ、見方が変わっただけだ。最初から、何も『呪われて』などいなかった」
「それでも、私は嬉しいの。あなたが、ちゃんと見られるようになったって」

 彼女はそう言って、小さく笑った。
 本を閉じ、春風の匂いの中、俺はしばしの間、何も言わずに空を見上げた。

「……次は、どうするつもりなの?」

 ユリィナが問いかける。

「進学か、それとも実家に戻って領地を継ぐか。貴族の家からのお誘いもあるんでしょう?」
「いくつか、話はある」

 侯爵家の文官として迎えたいという打診もあった。王宮の学術顧問としての推薦も。ただ、どれもまだ駒の置き方を考えている最中だった。

「焦るつもりはない。今は、静かに研ぎながら待つときだ」
「またそうやって、獣みたいな目をする……」

 ユリィナが呆れたように息を吐く。けれど、すぐに視線をそらして言った。

「……待つだけじゃ、逃げる人もいるわよ」
「それは、狙ったものに限っての話か?」
「さあ、どうだか」

 短いやりとり。けれど、そこには少しだけ違う色の温度があった。

 ユリィナの頬が風で赤らんだのか、それとも別の理由かは、俺にはわからない。
 だが、それを見たとき、ふと考えた。

 もう忌まれた子と恐れられるだけの存在ではないのだと。
 誰かの隣で、対等に言葉を交わす未来が、俺にもあるのかもしれないと。

 
◇ ◇ ◇

  
 学園を卒業した数ヶ月後、俺は故郷・ラインフェルト男爵領へと戻った。
 馬車の窓から見えるのは、昔と変わらぬ素朴な風景。けれどその奥底で、確かにくすぶる停滞がある。
 教育の遅れ、土地の非効率な運用、迷信に支配された民意。かつての俺を忌まれた子と呼んだ声は、まだ微かに残っていた。
 だが今なら、怖れはなかった。
 俺には、やるべきことと、それを成し遂げる力がある。学園で得た知識も、人の本質を見抜く術も、すべてこの地のために使うと決めていた。

「おかえりなさいませ、クラウディオ様」

 屋敷の門を開けたのは、老執事のエドガーだった。白髪は増えたが、その瞳は今も鋭く、優しい。続いて姉たちが笑顔で迎えに来る。昔のように、俺の銀の髪にそっと触れながら──

「ほんとうに……よく帰ってきてくれたわね」

 静かに笑って、そう言ってくれた母の声が、なぜか胸に深く染みた。

 あの頃、周囲から怯えた目で見られるたび、母だけは俺を抱きしめてくれた。「あなたの髪も、目も、全部、私の誇りよ」──その言葉に、どれほど救われたか。

 今思えば、あの瞬間に、俺の『根』は確かにこの家に張られていたのだ。
 どんなに外で嘲られようと、ここに帰れば、俺はただの息子でいられた。

「……ただいま、母上」

 声に出したのは何年ぶりだっただろう。
 母の笑みが、何よりの答えだった。

 
◇ ◇ ◇

 
 それからの日々は忙しかった。
 村の子供たちに読み書きを教えるための学舎を建て、流通の見直しに商人を呼び込み、魔法による農地改良にも着手した。
 忌まれた子と呼ばれた男が、今では『よう働く若様』などと親しみを込めて呼ばれている。

 ある日、役所に視察報告書を届けに来た女性が言った。

「ほんと、変わったわね、この村……あの頃が嘘みたい」

 そう言って、少し照れくさそうに笑ったユリィナの姿に、俺も小さく笑って応じた。しばらく、言葉なく開けた窓から風に揺れる草の音を聞いていたあと、俺はふと口を開いた。

「……お前は、これからも視察でこっちに来るのか?」
「うん。しばらくは。でも、いずれは別の任地に移されるかも。あんまり長居すると、ほら、噂になるでしょ?」
「なら──その前に、話しておいた方がいいな」

 ユリィナが、ぴくりと動きを止める。

「俺の隣は、今のところ、空いている。けど、いずれは埋めなきゃならない席だ」
「……ふうん? 領地経営の補佐の話?」
「それも含めて、だ。……お前なら、似合いそうだと思った」

 笑いながら言ったつもりだった。
  けれど、喉の奥が少しだけ乾いていた。

「……っ、そういうのを冗談で言うの、ほんとやめてよ」

 ユリィナは顔をそらし、耳まで赤くしてそう言った。けれど、背を向けただけで立ち去ろうとはしなかった。
 その背中を見ながら、俺はそっと心のなかでつぶやいた。

(……もう少し、待つさ。答えは急がない)

 そうして、また一つ書類に判を押す。

 この領地は、俺が育ち、俺が守ると決めた場所だ。
 血のつながった家族と、信じ合える人々の手の中で。
 静かに、確実に──この地に根を張って生きていく。

 

 
 夜。
 窓の外には、見慣れた田園の月。
 忌まれた、と言われたその銀の髪を月明かりが照らす。

 もう誰も、呪われているとは言わない

 だが──俺は忘れない。
 そう言われていた日々のことも。
 だからこそ、今日もまた静かに、けれど揺るがぬ一歩を踏み出す。

 それが、クラウディオ・ラインフェルトという男の生き方なのだから。

 

──完──

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