そんなに破棄されたいなら、どうぞご自由に。
忌まれた男爵家の嫡男──クラウディオ。
銀髪に紅い瞳、生まれながらのその外見により、彼は「呪われた子」と呼ばれて育った。だが実際の彼は、冷静に物事を見抜く観察眼と、誰よりも静かで強い芯を持つ少年だった。
十歳で政略的に婚約した辺境伯家の三女・セレナ。だが十五歳で共に王都の学園に入学すると、彼女は豹変し、「婚約破棄されそうなんです」と上位貴族たちに擦り寄りはじめる。
──え? 俺、何かしたか?
これは、派手に吠えずとも、黙って証明してやる話。
忌まれた子と呼ばれた少年が、故郷で新たな未来を切り拓く、静かなる成長譚。
同名でカクヨムにも投稿しています。
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