魔女は微笑みながら涙する

Cecil

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異世界にてそのニ

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それにしても、お里って本当に面倒見のいいお姉ちゃんだと、二人は思ってしまう。
 普通なら、異世界から来たと言う事を信じる者は少ないだろうし、信じてくれたとしても何処の誰かもわからない少女二人を、自分の小屋で住まわせる事なんて、絶対にしないだろう。

自分達の言う事を信じて、自分達のお世話をしてくれる。
 それだけでも有難い事なのに、お里は洋服まで作ってくれた。
「それしかないと洗濯したら、一日中裸で過ごす事になるしね」
 私的には目の保養になっていいけどと、そんな冗談を言いながらも、お里は自分達を何者かから守ってくれている。
 沙霧と雫はそう感じていた。

この世界での目的は、元の世界に戻る為には、この世界を平和にする事。
 つまりは、九尾の妖狐と呼ばれる妖怪を退治する。
 それが元の世界に戻る為の条件である事は、二人にも理解出来ていた。

先ずは相手を知る必要があると、二人は食事の準備をしているお里に、九尾の妖狐について聞く事にした。
「お里さん。九尾の妖狐って、どんな妖怪なんですか? 」
 お里は、一瞬だけ振り向くと、ご飯を食べながらねと言って再び前を向いて、食事の準備をする。

彼女達を巻き込んでもいいものか?
 可愛い妹達が、元の世界に戻る為の条件が妖狐を倒す事であったとしても、今の彼女達では一瞬で殺されてしまう。
 それがわかっていて、情報を与えるのは正解と言えるのか?
 お里は食事を作りながら、出来るのなら二人には怪我をして欲しくないと、無理だとはわかっているが、少しでも長い時間を二人と過ごしたいと、そう願っていた。

沙霧と雫。
 二人の可愛い妹の成長を、少しでもこの目で見ていたい。
 そんな夢を見てもいいではないか。
 本当の妹達は、あいつに殺されてしまったのだから、そんな傷心の私の前に現れたのが沙霧と雫の二人だった。
 見た瞬間に、この世界の子供じゃないとわかった。
 でも声を掛けずにはいられなかった。

「お里さん? 」
「どうしたんですか? 」
 食事を盛り付けている最中に、手が止まってしまっていたらしい。
 不思議そうに二人が見つめているので、何でもないよと言って、お里は食事を盛り付けると食べましょうと、二人に笑顔を見せる。
 その笑顔は、いつもの笑顔に見えて二人は安心すると、早速九尾の妖狐について話しを聞く事にする。

「どうして、お里さんの集落を狙ったんですか? 」
「あいつは、他の集落も滅ぼしてたから順番にだったんじゃないかな」
「人間を絶滅させるのが、妖狐の目的なんですか? 」
「う~ん。それはわからないけど、ただあいつが敵なのは間違いないよ」
 沙霧と雫は顔を見合わせると、やっぱり妖狐を倒す事が、元の世界に戻る条件だと私達が倒しますと、お里に言い切った。

「嬉しいけど、私は反対よ」
「どうしてですか? 」
 お里なら賛成してくれると、お里と出会ってから数日だが、信頼関係は気付けてるし自分達の魔法だって、隠さずに見せている。
 だからお里なら、きっと賛成してくれると思っていた二人は、驚きを隠せない。
「二人は確かに強いよ。でも、あいつには敵わない。今のままなら、殺されるってわかっててお姉ちゃんとしては、賛成は出来ない」
 ハッキリと殺されると言われて、沙霧と雫は大丈夫だからと、何度も反論するがお里は首を縦に振る事はなかった。

沙霧達がショゲていると、お里がお風呂に入ろうと、二人に声を掛ける。
「どうしてですか? 」
 沙霧は、どうしても納得がいかないのか、再度お里に理由を聞いて、お里を困らせてしまった。
 お里がお風呂に入ろうと、沙霧を連れて行くと雫もそれについて行く。
 
お里は、二人の身体を洗いながら、やっぱり綺麗ねと、お姉ちゃんが反対したのは今のままなら、殺されるってわかってるからなのと、もう少し成長してからでも遅くはないからと、そう反対した理由を伝える。
「弱いって事ですか? 」
「ええそうよ。今の二人は、二人がかりでも私にも敵わないもん」
 沙霧と雫の二人は、お里の言い放った言葉に、自分にも敵わないって、どう言う意味ですか? と目を丸くしてお里を見る。

そんな二人にお里は、お姉ちゃんに攻撃を仕掛けて見てと、笑顔で二人に攻撃したらわかるよと言うので、二人はでもと躊躇ってしまう。
「お姉ちゃんなら大丈夫。こう見えても強いんだから」
 お風呂場だしと尚も躊躇う二人に、お里はお姉ちゃんを倒せたら、妖狐と戦うのを認めてあげると、それとも弱いって証明されるのが怖いのかな? 
「異世界の魔女さんは、ただの臆病なお子様なのかな? 所詮は毛も生えてないお子様って事でいいのかな? 」
 お里の挑発に、さすがに二人も怒ったのか、どうなってもしらないから! とお里に攻撃を仕掛けていた。

ちょっとやり過ぎたかな? と二人が心配そうにお里の方を見る。
 見つめた先の光景に、二人は言葉も出なかった。
 かなり強い攻撃を飛ばした筈なのに、お里は傷一つなくピンピンとしている。
「どうして? 」
 二人は、その場にへたり込むと信じられないと言った顔で、お里を見つめる。
「だから言ったでしょ。お姉ちゃんは強いって、そのお姉ちゃんでも妖狐との戦いには苦戦するんだから、毛も生えてないお子様には厳しいって」
 お里が二人に手を向ける。
「ど、どうなってるの? 」
「お嬢、身体が」
 二人の身体が宙に舞いながら、お里の方へと移動する。

お里の前まで来ると、お里は身動きの取れない二人の幼い乳房に触れながら、わかったかな? とお姉ちゃんが守ってあげるから、きっと元の世界に戻してあげるから、お姉ちゃんの言う事を聞いてと言いながら、二人の幼い乳房を舐めている。
「やっ! お里さん、何してるの? 」
「お、お里さん。や、やめて! 」
「大丈夫だから、これ以上はしないから、だから約束してお姉ちゃんに守られるって」
 二人は、それは出来ないと自分達の力で帰らないと意味がないんですと、頑なに拒否する。

お里は悲しそうな瞳で、なら動けなくするからと、二人に攻撃を仕掛ける。
 何が起きたのか二人には理解出来ずに、反対側に吹き飛ばされる。
 身体の自由が利かずに、再びお里の前まで連れて来られると、お里は二人の幼いアソコに手を添える。
「いいのかな? 言う事聞かないと初めて奪っちゃうけど」
 その目は本気そのもので、二人は恐怖を覚える。
「や、やめて……」
「お、お願い……します」
 まだ十一歳になったばかりの二人は、強いと言っても、まだまだ子供である。
 恐怖心から、泣きながらやめてと懇願している。
「言う事聞く? 」
 お里は、徐々に指を膣口へと這わせていきながら、聞かないならこのまま奪っちゃうからと、今までのお里とは思えない程に、恐ろしい形相である。
 出来るのならお里だって、可愛い妹達にこんな酷い事はしたくはない。
 本人達が望むのなら、性的な事を教えてもいいが、無理矢理なんてお里だって苦しいのだが、今の二人では確実に死が待っている。
 
それを解っていて、二人を妖狐と戦わせる訳にはいかない。
 こうして脅してでも、今は戦わないと言わせる必要があった。
「どうするの? 」 
 更に指を這わせると、二人は恐怖からかいつの間にかお漏らしをしながら、許してと泣きじゃくっている。
「今は戦わないと、もっと成長するまでは戦わないと約束するなら、止めてあげる。お姉ちゃんだって、こんな酷い事したくないのよ」
「ひぐっ、わ、わかりました」
「う、うっ、や、約束します」
 二人は、恐怖とお漏らしをしてしまった恥ずかしさから、泣きながら言う事聞きますと、やっと自分達は弱いですと認めたので、お里は二人を解放すると、ごめんねと言いながら二人の身体を優しく洗ってくれた。

沙霧と雫は泣きながら、ごめんなさいとお姉ちゃんごめんなさいと、お里に抱きついて強くなりたいと、お姉ちゃんを守りたいとただ泣いていた。

「そのお里さんって、作られた存在なんですよね? 」
 話しを聞いていた一葉が、沙霧に質問する。
「最初は、私達もそう思っていたんだけど、魔法で作られた世界じゃなくて、違う世界に飛ばされてたって、最後に聞いたから実在したと思うわ」
「お姉ちゃんは、強かったよね。あの時は処女を奪われるって怖かったけど」
 まさか二人してお漏らしするなんてねと、雫が笑っている。
「ええ、あの時は処女を奪われる恐怖と、お姉ちゃんの気迫に殺されるかもって、本当に怖かったわね」
 沙霧も情けない思い出だわと、雫と一緒に笑っていた。

本当にごめんねと、お里はお布団に入っても怖がらせてごめんねと謝っている。
「もういいですから、でも初めてを奪われなくて良かったです」
「お姉ちゃんには申し訳ないけど、初めては好きな人にあげたいし」
「本当に優しいのね。お姉ちゃんは、ただ二人に今は無理って知って欲しかった。やり過ぎたのは反省してる」
 もういいよと、二人はお里に抱きつく。
 お里は、二人の顔を自分の胸に埋めながら、お姉ちゃんはこんなんだから、誰にも愛されなかったと、唯一妹達だけが愛してくれたと、悲しそうに話す。

「お姉ちゃんの火傷は、生まれつきなの? それとも事故で? 」
 沙霧の質問に、お里は正直に答える事にした。
 これからは仲間として、妖狐と戦っていく事になるのだから、二人には全てを話しておく方がいいだろう。
「聞いてもお姉ちゃんを嫌いにならない? 」
「ならないよ。どうして? 」
 二人は嫌いにならないと言ってくれたが、お里は不安なのか、二人の手を自分の陰部へと持ってくる。
「お姉ちゃん? 」
「触ってて、お姉ちゃん不安になると此処を触られると安心するの」
 変だよねと、自嘲するお里に二人はお姉ちゃんが安心するならと、お里の陰部に触れる。

お里の陰部は湿っており、温かくて二人は何故かわからないが安心してしまう。
 お里も落ち着いたのか、ゆっくりと自分の身体に刻まれた火傷の痕の正体について、二人に話し始めた。

お里の身体にあるのは、ただの火傷ではない。
 この世界を滅ぼす事が出来る力を持つ。火の神を封印したもの。
 何故お里なのか、それはお里が火の神を封印した術者の末裔にあたるからである。
 お里の家系は代々火の神を封印してきた。お里の前は、お里の母親が封印していたのだが、お里が生まれた時にお里に受け継がれたのだ。
「こんな恐ろしいものが封印されている。こんな醜い身体をしている。だから、誰も私を相手にはしてくれなかった」
 お里の悲しそうな瞳と声に、二人はただ私達がいるからと、お里の胸で泣く事しか出来ない。

「やっぱり優しいわね。それでね。お姉ちゃんだけが妖狐に殺されなかったのは、この力があるから、さすがの妖狐でもこの力が解き放たれるのは危険だと、そう理解していたからなの」
 この力があったから、火の神を封印していたから自分だけが助かった。
 両親も大切な妹達も殺されたのに、自分だけが生き残ってしまったと、お里は今でも後悔している。
「助けられなかった。お姉ちゃんだけが生き延びて、それが辛くて死のうとしたけど、火の神の力なのか、絶対に死ねなかったの」
「し、死んだら嫌だよ! 」
「お姉ちゃんには、私達がいるから、この世界にいる間だけだけど、私達が本当の妹になるから」
 二人の言葉にお里は救われた。
 ありがとうと、二人を自分の胸に埋めながら、もっと触っていいのよと二人の手を少し動かす。

お里の陰部から、水の様なものが溢れてきて二人は何が起きてるのかわからずに、ただお里に自分の手を動かされている。
「あ、あぁぁ! 気持ちいい。もっと触ってお願い」
「お、お姉ちゃん? 」
「何か凄い濡れてるけど、怪我でもしたの? 」
 知識に乏しい二人は、お里が感じていると解らずにただ戸惑うばかりで、お里を見つめている。
「大丈夫。気持ちいいと、女の子はこうなるのよ」
「そ、そうなの? 」
「ええ、だからお姉ちゃんをもっと気持ち良くさせて、不安な気持ちをなくさせて」
 二人はただ頷くと、お里の陰部を擦っていく。

お里の誘導で、初めて女の子の陰部を擦ってお里を気持ち良くさせた。
 二人は、自分の行為を理解してはいないが自分の身体が火照っている事には、変な気分になっている事には気付いていた。
「あ、あぁぁぁぁぁぁあ! 」
 お里が一際大きな声を出して、身体を仰け反らせる。
「お姉ちゃん大丈夫! 」
「どうしたの! 」
 お里は絶頂を迎えただけなのだが、それすら知らない二人はお里に何かあったのではと、心配になる。
 お里は、ハァハァと荒い息を吐きながら大丈夫よと、気持ち良くてイッただけだからと説明した。

知識のない二人にはわからなかったが、お里が無事ならと安心して、お里を抱きしめながらお姉ちゃんを守るからねと、二人は決意を新たにした。
 そんな二人をお里も抱きしめながら、この娘達は絶対に守ると、そして元の世界に帰すとお里も心に強く決意して、二人を抱きしめていた。

「お二人は、十一歳にしてエッチな事をしていたんですね」
 一葉が破廉恥ですとでも言いたげに、二人を見ている。
「か、一葉だってオナニーするじゃない! 」
「しますよ。でも、十一歳の時にはしてませんし、ましてや他の女の子のアソコなんて触った事すらないです」
「何か、今日の最弱ちゃん棘がない? 」
「嫉妬ですわね」
 サレンの言葉に一葉は、嫉妬じゃないですと言うが、本音は沙霧が既に他の女の子のアソコに触れていたと言うのが、気に食わなかったのである。

拗ねる一葉を綾しながら、耳元で今晩触ってあげるからと、そう囁くと一葉の機嫌が直ったので、沙霧は続きを話し始めた。
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