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第十二謎:あの夏に忘れてきたもの IQ120(全五話)
浜辺の漂流物
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午後三時になろうというのに照りつける陽射しは衰えを見せない。
事務所のブラインド越しに覗いた街並みも照り返しでぎらついている。通りの端にできた日影を選びながら歩いてくる佳衣奈ちゃんが見えた。
「こんにちは」
ノックの音に続いて扉が開き、彼女が顔をだす。やっぱり前髪は下ろしておでこを隠している。
今日はラベンダー色のゆったりとした半袖ブラウスに白い綿パン。先日、ここで会ったときと同じように斜め掛けのバッグが盛り上がった胸を強調していた。
一緒に遊んでいたころは――いけない、いけない、セクハラになってしまう。
「こんにちは、日比谷さん。外は暑かったでしょう。少し休んでから行きましょうか」
ソファに座ったまま、先輩が佳衣奈ちゃんに声をかけた。
ネクタイこそしないものの、いつもは割ときっちりとした服装なのに、今日の先輩は紺のポロシャツにチノパンという珍しくカジュアルな感じ。
これから向かう斜礼港の花火大会は六時から始まる。会場までは車で一時間ほどだし、慌てて行く必要はないだろう。
「もうみなさんお揃いだったんですね。遅くなってすいません」
「いえ、わたくしも先ほど来たばかりですから。お気になさらずに」
偶然なのか、先輩と同じ紺色のワンピースを着た美咲さんが彼女を気遣う。
珈琲を注いだカップをソファに座った佳衣奈ちゃんの前へ置いて、隣へ座った。
「美味しい。これも武者小路先生が淹れてくださったんですか」
「ええ。私の淹れる珈琲は美味しいですよ」
いつもの通り謙遜しないけれど、素直すぎる先輩としては事実をありのままに言っているつもりなんだろうな。ちなみに、自慢の珈琲も武者小路家の爺やさんには負けるらしい。
「ところで鈴木くん、謎解きの方は進んでいるかい」
「それがさっぱりです。解くカギとなるものも全く分かりません。先輩、もしかしてもう解けちゃったんですか」
「まあね、と言いたいところだけれど、今回は私も苦戦しているんだよ。あの暗号に添えられた『夏と言えばこれ』がヒントなのは間違いないはずなんだけれどね」
「ですよねぇ」
「一般的なことじゃなくて、もっと嘉堂くんの個人的なことかもしれないね」
「個人的なこと、ですか」
彼にとって、夏ならではのものって何だろう。一緒に遊んでいたのはもう二十年くらい前だしなぁ。
「なんか変なお願いをしちゃってごめんね。来週いっぱいは実家にいるし、その後でも解けたら連絡してくれればいいし」
「佳衣奈ちゃんが百済菜にいる間に何とか解いてみせるよ」
連絡先は交換したから、彼女が東京へ戻った後に解けたとしても答えは伝えられる。でも、せっかくなら直接伝えたいし、あのときのことも改めて謝りたい。
ポケットから折りたたんだ紙を取り出して広げた。
フ コ ウ ミ タ
シ ス サ ア イ
ギ ニ ネ ク ノ
ナ セ ロ ワ モ
デ マ エ カ リ
嘉堂くんが佳衣奈ちゃんに伝えたかったことって、何だ。
*
四時を過ぎ、四人で事務所を出た。斜礼港の花火会場へは先輩の愛車、デニムブルーメタリックのショートワゴン・ボルボV40で向かうため、駐車場へと急ぐ。
前を歩く二人から少し離れて、右に並んでいた佳衣奈ちゃんへ小声で話しかけた。
「なんだか先輩が強引に誘っちゃってごめんね。いい人なんだけれど空気を読めないところがあってさ」
「ううん、わたしは平気だけれど美咲さんに悪いなって」
「今日は予定なかったの?」
「うん。おかげで鈴木くんと花火大会に行けるなんて、ちょっと楽しみ」
八重歯を見せながらそう言われると悪い気はしない。
思わずニヤけていたら左腕をつかまれた。
「ちょっと、あんた!」まずい。煙草屋のおばちゃんだ。
そのまま引っ張られて店の前まで連れていかれた。
「どういうことなんだい、新しい女の子を連れて。あたしゃ、二股なんて許さないよ」
「いやいやそんなことはしてませんから。彼女は小学校の同級生です。それに何度も言っているじゃないですか、美咲さんとは何もありません、って」
そうなのだ。このおばちゃんは僕と先輩が美咲さんをめぐって三角関係にあると思い込んでいる。いくら説明しても聞く耳を持たないし。
さらに佳衣奈ちゃんとの二股疑惑まで言いふらされたら、たまったもんじゃない。
「本当に同級生なので。ね、佳衣奈ちゃん」
「え、ええ」
「それから始まる恋もあるんじゃないのかい?」
最後のおばちゃんの声を無視して、先輩たちが待つ車へと急いだ。
後部座席に乗り込むと先輩が振り返った。
「何でおばちゃんに捕まっていたんだい?」
「別に大したことじゃありません」
助手席には美咲さんもいるし、話すとややこしくなりそうなのでスルーしておいた。
四人を乗せたボルボV40が斜礼に向けて走り出す。
*
思っていたよりも道が混んでいて斜礼港に着いたのは五時半を回っていた。
駐車場に車を停め、会場の埠頭へと向かう。すでにたくさんの人で埋めつくされている中をすり抜けていく。
後ろからついてきていた佳衣奈ちゃんが僕の右手をつかんだ。
立ち止まってふり返る。
はぐれないように手をつないだ。
「あれ、先輩たちは?」
前を歩いていた先輩たちの姿が見えない。
探しまわることを止め、駐車場で待ち合わせるようにLINEでメッセージを先輩へ送っておいた。
美咲さんもこれで機嫌がよくなるだろう。
僕たちは埠頭を抜けて裏側の浜まで歩いてきた。さすがにここまで来ると見物客の姿も少ない。
スマホで時刻を確かめると間もなく六時になろうとしていた。
「ねぇ鈴木くん、美咲さんのこと好きなの?」
いきなり佳衣奈ちゃんがつないでいた手を離した。
「あぁ。煙草屋のおばちゃんの話か。違うよぉ、あのおばちゃんの妄想なんだよ」
「そっか。よかった」
尾を引く笛の音が暮れようとしている空に上がっていく。
大きな破裂音とともに赤い輪が広がった。
一瞬、明るく照らされた彼女の横顔はもう夜空を見上げていた。
花火大会は夜空一面に金色の星が舞う連発花火で幕を閉じた。色とりどりの光を映していた海も闇色に戻る。
「最後の花火、迫力があったね。とっても華やかだし、音がおなかに響いてきてさ」
「すごくきれいだった。見に来て良かったな」
先輩たちはどこから見ていたのかな。まぁ急いで戻らなくても、僕たちを置いて先に帰ることはないし。
ゆっくりと浜辺を歩いていると佳衣奈ちゃんが声をあげた。
「ねぇねぇ、あれ何だろ?」
彼女が指をさした先には波間に黄色いものが揺れている。
暗い海に向かって目を凝らした。
「ビーチボール、かな」
「だよね。取ってこようか」
上目づかいにいたずらっぽく笑う顔は小学生のころと変わらない。
そして、本当にやりかねないことも僕は知っている。
「危ないからやめなよ、佳衣奈ちゃん」
そう、あのときも僕はこう言った。
嘉堂くんがいなくなってすぐの夏休み、百済菜市の市制五十年を記念した花火大会が市立中央公園で開催された。
僕は佳衣奈ちゃんに誘われて秘密基地のある高台の公園まで行った。二人であの木に登り、打ち上げ花火を見ていたときだった。
あの時、僕がもっとはっきりと彼女を止めていれば……。
佳衣奈ちゃんの前髪が海からの風でなびいたけれど、その額は暗くてよく見えない。
「もぉそんなに心配そうな顔しなくても大丈夫だから。この格好で海に入ったりしないよ」
よほど僕が深刻な顔をしていたのか、彼女は声をだして笑った。
「あいかわらず鈴木くんは優しいのね」
どんな顔をすればいいのか困ってしまい、手をつなごうとした。
すると佳衣奈ちゃんが差し出した右手首の少し上を思いっきり引っ叩いた。
「蚊がとまってたの」
驚いて何も言えずに固まっていた僕に謝る彼女を見ていて、急に思い出した。
嘉堂くんが秘密基地で遊ぶとき、夏になると必ず持ってきていたものを。
事務所のブラインド越しに覗いた街並みも照り返しでぎらついている。通りの端にできた日影を選びながら歩いてくる佳衣奈ちゃんが見えた。
「こんにちは」
ノックの音に続いて扉が開き、彼女が顔をだす。やっぱり前髪は下ろしておでこを隠している。
今日はラベンダー色のゆったりとした半袖ブラウスに白い綿パン。先日、ここで会ったときと同じように斜め掛けのバッグが盛り上がった胸を強調していた。
一緒に遊んでいたころは――いけない、いけない、セクハラになってしまう。
「こんにちは、日比谷さん。外は暑かったでしょう。少し休んでから行きましょうか」
ソファに座ったまま、先輩が佳衣奈ちゃんに声をかけた。
ネクタイこそしないものの、いつもは割ときっちりとした服装なのに、今日の先輩は紺のポロシャツにチノパンという珍しくカジュアルな感じ。
これから向かう斜礼港の花火大会は六時から始まる。会場までは車で一時間ほどだし、慌てて行く必要はないだろう。
「もうみなさんお揃いだったんですね。遅くなってすいません」
「いえ、わたくしも先ほど来たばかりですから。お気になさらずに」
偶然なのか、先輩と同じ紺色のワンピースを着た美咲さんが彼女を気遣う。
珈琲を注いだカップをソファに座った佳衣奈ちゃんの前へ置いて、隣へ座った。
「美味しい。これも武者小路先生が淹れてくださったんですか」
「ええ。私の淹れる珈琲は美味しいですよ」
いつもの通り謙遜しないけれど、素直すぎる先輩としては事実をありのままに言っているつもりなんだろうな。ちなみに、自慢の珈琲も武者小路家の爺やさんには負けるらしい。
「ところで鈴木くん、謎解きの方は進んでいるかい」
「それがさっぱりです。解くカギとなるものも全く分かりません。先輩、もしかしてもう解けちゃったんですか」
「まあね、と言いたいところだけれど、今回は私も苦戦しているんだよ。あの暗号に添えられた『夏と言えばこれ』がヒントなのは間違いないはずなんだけれどね」
「ですよねぇ」
「一般的なことじゃなくて、もっと嘉堂くんの個人的なことかもしれないね」
「個人的なこと、ですか」
彼にとって、夏ならではのものって何だろう。一緒に遊んでいたのはもう二十年くらい前だしなぁ。
「なんか変なお願いをしちゃってごめんね。来週いっぱいは実家にいるし、その後でも解けたら連絡してくれればいいし」
「佳衣奈ちゃんが百済菜にいる間に何とか解いてみせるよ」
連絡先は交換したから、彼女が東京へ戻った後に解けたとしても答えは伝えられる。でも、せっかくなら直接伝えたいし、あのときのことも改めて謝りたい。
ポケットから折りたたんだ紙を取り出して広げた。
フ コ ウ ミ タ
シ ス サ ア イ
ギ ニ ネ ク ノ
ナ セ ロ ワ モ
デ マ エ カ リ
嘉堂くんが佳衣奈ちゃんに伝えたかったことって、何だ。
*
四時を過ぎ、四人で事務所を出た。斜礼港の花火会場へは先輩の愛車、デニムブルーメタリックのショートワゴン・ボルボV40で向かうため、駐車場へと急ぐ。
前を歩く二人から少し離れて、右に並んでいた佳衣奈ちゃんへ小声で話しかけた。
「なんだか先輩が強引に誘っちゃってごめんね。いい人なんだけれど空気を読めないところがあってさ」
「ううん、わたしは平気だけれど美咲さんに悪いなって」
「今日は予定なかったの?」
「うん。おかげで鈴木くんと花火大会に行けるなんて、ちょっと楽しみ」
八重歯を見せながらそう言われると悪い気はしない。
思わずニヤけていたら左腕をつかまれた。
「ちょっと、あんた!」まずい。煙草屋のおばちゃんだ。
そのまま引っ張られて店の前まで連れていかれた。
「どういうことなんだい、新しい女の子を連れて。あたしゃ、二股なんて許さないよ」
「いやいやそんなことはしてませんから。彼女は小学校の同級生です。それに何度も言っているじゃないですか、美咲さんとは何もありません、って」
そうなのだ。このおばちゃんは僕と先輩が美咲さんをめぐって三角関係にあると思い込んでいる。いくら説明しても聞く耳を持たないし。
さらに佳衣奈ちゃんとの二股疑惑まで言いふらされたら、たまったもんじゃない。
「本当に同級生なので。ね、佳衣奈ちゃん」
「え、ええ」
「それから始まる恋もあるんじゃないのかい?」
最後のおばちゃんの声を無視して、先輩たちが待つ車へと急いだ。
後部座席に乗り込むと先輩が振り返った。
「何でおばちゃんに捕まっていたんだい?」
「別に大したことじゃありません」
助手席には美咲さんもいるし、話すとややこしくなりそうなのでスルーしておいた。
四人を乗せたボルボV40が斜礼に向けて走り出す。
*
思っていたよりも道が混んでいて斜礼港に着いたのは五時半を回っていた。
駐車場に車を停め、会場の埠頭へと向かう。すでにたくさんの人で埋めつくされている中をすり抜けていく。
後ろからついてきていた佳衣奈ちゃんが僕の右手をつかんだ。
立ち止まってふり返る。
はぐれないように手をつないだ。
「あれ、先輩たちは?」
前を歩いていた先輩たちの姿が見えない。
探しまわることを止め、駐車場で待ち合わせるようにLINEでメッセージを先輩へ送っておいた。
美咲さんもこれで機嫌がよくなるだろう。
僕たちは埠頭を抜けて裏側の浜まで歩いてきた。さすがにここまで来ると見物客の姿も少ない。
スマホで時刻を確かめると間もなく六時になろうとしていた。
「ねぇ鈴木くん、美咲さんのこと好きなの?」
いきなり佳衣奈ちゃんがつないでいた手を離した。
「あぁ。煙草屋のおばちゃんの話か。違うよぉ、あのおばちゃんの妄想なんだよ」
「そっか。よかった」
尾を引く笛の音が暮れようとしている空に上がっていく。
大きな破裂音とともに赤い輪が広がった。
一瞬、明るく照らされた彼女の横顔はもう夜空を見上げていた。
花火大会は夜空一面に金色の星が舞う連発花火で幕を閉じた。色とりどりの光を映していた海も闇色に戻る。
「最後の花火、迫力があったね。とっても華やかだし、音がおなかに響いてきてさ」
「すごくきれいだった。見に来て良かったな」
先輩たちはどこから見ていたのかな。まぁ急いで戻らなくても、僕たちを置いて先に帰ることはないし。
ゆっくりと浜辺を歩いていると佳衣奈ちゃんが声をあげた。
「ねぇねぇ、あれ何だろ?」
彼女が指をさした先には波間に黄色いものが揺れている。
暗い海に向かって目を凝らした。
「ビーチボール、かな」
「だよね。取ってこようか」
上目づかいにいたずらっぽく笑う顔は小学生のころと変わらない。
そして、本当にやりかねないことも僕は知っている。
「危ないからやめなよ、佳衣奈ちゃん」
そう、あのときも僕はこう言った。
嘉堂くんがいなくなってすぐの夏休み、百済菜市の市制五十年を記念した花火大会が市立中央公園で開催された。
僕は佳衣奈ちゃんに誘われて秘密基地のある高台の公園まで行った。二人であの木に登り、打ち上げ花火を見ていたときだった。
あの時、僕がもっとはっきりと彼女を止めていれば……。
佳衣奈ちゃんの前髪が海からの風でなびいたけれど、その額は暗くてよく見えない。
「もぉそんなに心配そうな顔しなくても大丈夫だから。この格好で海に入ったりしないよ」
よほど僕が深刻な顔をしていたのか、彼女は声をだして笑った。
「あいかわらず鈴木くんは優しいのね」
どんな顔をすればいいのか困ってしまい、手をつなごうとした。
すると佳衣奈ちゃんが差し出した右手首の少し上を思いっきり引っ叩いた。
「蚊がとまってたの」
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