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第一章 魔闘技場の殺人
第九話 隠されていた真実
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思いもよらなかったアーサの告白も、立ち込めたもやを晴らすことは出来なかった。
ウエンは沈痛な面持ちで席を立った。
エクスは何か言いたげな素振りを見せたが、言葉が見つからなかったのかそのまま食堂を出て行く。
クウアは茶を片付けに、厨房へ入った。
アーサが顔を上げるとブリディフと視線が合う。
彼の目顔に促され、食堂を出た。
そのまま、向かいの彼の部屋へ入っていく。
ブリディフは椅子に座り、アーサへ寝台に腰かけるよう勧めた。
「そなた、あの詠唱を暗殺魔道の一つと知っておったじゃろ」
「えっ、いや、何をおっしゃるんですか」
ブリディフからの突然の指摘にアーサは動揺を見せた。
「老師様は、私がディカーン様を殺そうとしてあの魔道を使ったと思っていらっしゃるのですか」
「いいや。そうは思っておらん」
ブリディフはなおも問いかける。
「これでよいのか」
その言葉の意味を理解したアーサは、彼から目をそらした。
「このまま不幸な事故とすれば、ディカーン殿も誰も傷つかずに済むやもしれぬ。確かに、それも一つの答えであろう。だが、真実から目を背けたままで、果たしてよいものなのか」
アーサは顔を伏せ、奥歯に力を込めた。
明り取りから吹き込む風の音だけが聞こえる。
ブリディフが立ち上がった。
「そちらの用が済んだら、部屋まで来てくれぬか」
伝声管へ呼びかけた。
「何か御用でしょうか」
クウアは部屋へ入るなりアーサの姿を目にして、ここへ呼ばれた理由を知った。
自らも寝台へと腰を掛ける。
「そなたも魔導士ではないのか」
問われたクウアは彼を見てうなづく。
「やはりそうであったか。もしも再びあのような事故が起きたとき、魔力を持たぬ者では防ぎようもないからの。属性は何じゃ」
「空でございます」
その答えに、アーサも思わず隣の彼女を見た。
「なんと、そうであったか。四行とは異なり虚無を表す空、この魔力を持つ者は千人に一人とも言われておる。よもやそなたが空の魔導士とは」
「私も知らなかったよ」
「あなたに隠していたわけではないわ。あなたがトゥードムを発ってから、魔道の修業を始めて分かったの」
「やはり二人は知己の仲じゃったのだな」
「私たちはトゥードムの生まれです」
もうアーサは口を閉ざすことを止めた。
「私が十二歳のとき両親と共に王都へ行くまでは、一緒に遊び、学んでいました。クウアは私よりも優秀だった」
「アーサは兄のように面倒を見てくれました」
昔を思い出したのか、二人は顔を見合わせてほほ笑む。
「ここで彼女を見たとき、すぐにクウアだと分かりました。しかし、彼女はそれを隠したがっていた。闘技の日を前に、他の方たちから余計な詮索をされないように配慮しているのだと感じました」
「闘技が終われば、ゆっくり話もできると思っておりましたので」
彼女は落ち着いて話をしている。
「ところで、そなたの母はカリナと申すのではないか」
「母をご存じなのですか⁉」
驚くクウアへブリディフはゆっくりとうなづいてみせる。
「やはりそうであったか。トゥードムの生まれと聞いてはな。お爺様のことも存じ上げておる。
ここで初めて会うたときに、もしやと思っておったのじゃ。髪の色といい、面影がある」
優し気なまなざしで続けた。
「あの夜、一体何があったのじゃ。話してはくれぬか」
クウアは静かに話し始めた。
「みなさまが部屋に戻られてしばらく経ったころ、ディカーン様から腹痛がすると声が掛かりました。何か料理がいけなかったのかもしれない、明日は大切な闘技だからと、すぐにお部屋へ伺いました」
ここまで話すと、いったん下を向いてから顔を上げた。
「お部屋へ入ると、ディカーン様は寝台に横になっていらっしゃいました。多少の医術も学んでいるので、お加減を診ようとしたとき――」
再び下を向き、そのまま小さな声を出す。
「突然、襲われて……」
アーサは優しく彼女の肩を抱く。
「無我夢中で抵抗してる内に、気がついたらディカーン様を刺していました」
そう言って、懐から魔道杖を取り出し、ブリディフへ差し出した。
「これは、一角獣の角か!?」
「恐ろしくなり、すぐに部屋へ戻って……。それから朝までのことはよく覚えていません」
アーサが彼女の背中に手を添えながら、ブリディフの顔を見上げる。
「古文書をお貸しする約束を忘れていたので部屋へ伺うと、ディカーン様が倒れており、傍らには見覚えのある紫の紐が落ちていました」
「やはり、あのときだったのね。紐を失くしたことに気づかず、仕方なく今朝は髪を結いあげたのです」
「君が理由もなくこんなことをするとは思えない。この紐からも、何があったのか容易に想像出来る。私が約束さえ忘れずにいれば」
彼は唇を噛んで大きく息を吸い込んだ。
「もうディカーン様は虫の息、助かるまい。ならば、どうすればよいかを考えました」
「そこであの詠唱を使ったのじゃな」
「どのように殺されたのか、真実から目を逸らせば、ディカーン様の不名誉もクウアがしてしまったことも隠せるのでは、と」
ブリディフは大きなため息をついた。
アーサが続ける。
「刺し傷をこのままにしておけば凶器を探すことになるので、食堂の短剣を使ったのです」
「ディカーン様の体に短剣があるのを見て、とても驚きました。でも、先ほどの食堂での彼の話で全てわかりました。私を庇ってくれたのですね」
最後の言葉はアーサに向けられていた。
「もっと早く彼との約束を思い出していれば。すまなかった」
二人を見て、ブリディフは立ち上がり部屋を出て行った。
*
二日後、モスタディアから来た一行は後処理を行う数人を残し、ディカーンの遺体とアーサ、クウアを連れて帰っていった。
ウエンも「出来るだけ二人の力になりたい」と共に旅立っていく。
「二人はどうなるのでしょう」
彼らを見送りながら、エクスは老師へ訊ねた。
「案外、アーサの言っていた通りに扱われるやもしれん」
「えっ? 事故ってことですか」
「王宮にとって都合のいい事実じゃからの。ディカーン殿は軍で相応の地位のあるお方じゃ。名誉を守るという選択もある」
「それでは、クウア様はどうなるのです」
「自らに嘘をつかなかった。それが、彼女の得たものだ」
釈然としない面持ちのエクスへブリディフが声を掛ける。
「お主はまだ若い。色々なものを見て、学ぶがよい。一つの方から見るだけでなく、様々な見方を知ることは、きっとお主の糧になるぞ」
「この後はどうするのじゃ」
二人は並んで歩きながら、食堂へと戻る。
「しばらくは旅をしながら歌と魔道の鍛錬をするつもりです」
「よかったら、儂と一緒に王都へ行かぬか?」
エクスが立ち止まった。
「老師様もモスタディアへ向かわれるのですか」
ブリディフも立ち止まり、振り返る。
「儂からも二人への寛大な処置をお願いするつもりだ。それと、封印の件もご相談せねばならぬ」
「蠍王の封印……僕でもお役に立てるのでしょうか」
不安と興味が混ざったような表情を見せている。
「役に立たぬなら置いて行くまでじゃよ」
「えー。それはひどいですよ、老師様」
何事もなかったかのように佇む魔闘技場を、熱波を纏った一陣の風が吹き抜けていった。
― 第一章 完 ―
ウエンは沈痛な面持ちで席を立った。
エクスは何か言いたげな素振りを見せたが、言葉が見つからなかったのかそのまま食堂を出て行く。
クウアは茶を片付けに、厨房へ入った。
アーサが顔を上げるとブリディフと視線が合う。
彼の目顔に促され、食堂を出た。
そのまま、向かいの彼の部屋へ入っていく。
ブリディフは椅子に座り、アーサへ寝台に腰かけるよう勧めた。
「そなた、あの詠唱を暗殺魔道の一つと知っておったじゃろ」
「えっ、いや、何をおっしゃるんですか」
ブリディフからの突然の指摘にアーサは動揺を見せた。
「老師様は、私がディカーン様を殺そうとしてあの魔道を使ったと思っていらっしゃるのですか」
「いいや。そうは思っておらん」
ブリディフはなおも問いかける。
「これでよいのか」
その言葉の意味を理解したアーサは、彼から目をそらした。
「このまま不幸な事故とすれば、ディカーン殿も誰も傷つかずに済むやもしれぬ。確かに、それも一つの答えであろう。だが、真実から目を背けたままで、果たしてよいものなのか」
アーサは顔を伏せ、奥歯に力を込めた。
明り取りから吹き込む風の音だけが聞こえる。
ブリディフが立ち上がった。
「そちらの用が済んだら、部屋まで来てくれぬか」
伝声管へ呼びかけた。
「何か御用でしょうか」
クウアは部屋へ入るなりアーサの姿を目にして、ここへ呼ばれた理由を知った。
自らも寝台へと腰を掛ける。
「そなたも魔導士ではないのか」
問われたクウアは彼を見てうなづく。
「やはりそうであったか。もしも再びあのような事故が起きたとき、魔力を持たぬ者では防ぎようもないからの。属性は何じゃ」
「空でございます」
その答えに、アーサも思わず隣の彼女を見た。
「なんと、そうであったか。四行とは異なり虚無を表す空、この魔力を持つ者は千人に一人とも言われておる。よもやそなたが空の魔導士とは」
「私も知らなかったよ」
「あなたに隠していたわけではないわ。あなたがトゥードムを発ってから、魔道の修業を始めて分かったの」
「やはり二人は知己の仲じゃったのだな」
「私たちはトゥードムの生まれです」
もうアーサは口を閉ざすことを止めた。
「私が十二歳のとき両親と共に王都へ行くまでは、一緒に遊び、学んでいました。クウアは私よりも優秀だった」
「アーサは兄のように面倒を見てくれました」
昔を思い出したのか、二人は顔を見合わせてほほ笑む。
「ここで彼女を見たとき、すぐにクウアだと分かりました。しかし、彼女はそれを隠したがっていた。闘技の日を前に、他の方たちから余計な詮索をされないように配慮しているのだと感じました」
「闘技が終われば、ゆっくり話もできると思っておりましたので」
彼女は落ち着いて話をしている。
「ところで、そなたの母はカリナと申すのではないか」
「母をご存じなのですか⁉」
驚くクウアへブリディフはゆっくりとうなづいてみせる。
「やはりそうであったか。トゥードムの生まれと聞いてはな。お爺様のことも存じ上げておる。
ここで初めて会うたときに、もしやと思っておったのじゃ。髪の色といい、面影がある」
優し気なまなざしで続けた。
「あの夜、一体何があったのじゃ。話してはくれぬか」
クウアは静かに話し始めた。
「みなさまが部屋に戻られてしばらく経ったころ、ディカーン様から腹痛がすると声が掛かりました。何か料理がいけなかったのかもしれない、明日は大切な闘技だからと、すぐにお部屋へ伺いました」
ここまで話すと、いったん下を向いてから顔を上げた。
「お部屋へ入ると、ディカーン様は寝台に横になっていらっしゃいました。多少の医術も学んでいるので、お加減を診ようとしたとき――」
再び下を向き、そのまま小さな声を出す。
「突然、襲われて……」
アーサは優しく彼女の肩を抱く。
「無我夢中で抵抗してる内に、気がついたらディカーン様を刺していました」
そう言って、懐から魔道杖を取り出し、ブリディフへ差し出した。
「これは、一角獣の角か!?」
「恐ろしくなり、すぐに部屋へ戻って……。それから朝までのことはよく覚えていません」
アーサが彼女の背中に手を添えながら、ブリディフの顔を見上げる。
「古文書をお貸しする約束を忘れていたので部屋へ伺うと、ディカーン様が倒れており、傍らには見覚えのある紫の紐が落ちていました」
「やはり、あのときだったのね。紐を失くしたことに気づかず、仕方なく今朝は髪を結いあげたのです」
「君が理由もなくこんなことをするとは思えない。この紐からも、何があったのか容易に想像出来る。私が約束さえ忘れずにいれば」
彼は唇を噛んで大きく息を吸い込んだ。
「もうディカーン様は虫の息、助かるまい。ならば、どうすればよいかを考えました」
「そこであの詠唱を使ったのじゃな」
「どのように殺されたのか、真実から目を逸らせば、ディカーン様の不名誉もクウアがしてしまったことも隠せるのでは、と」
ブリディフは大きなため息をついた。
アーサが続ける。
「刺し傷をこのままにしておけば凶器を探すことになるので、食堂の短剣を使ったのです」
「ディカーン様の体に短剣があるのを見て、とても驚きました。でも、先ほどの食堂での彼の話で全てわかりました。私を庇ってくれたのですね」
最後の言葉はアーサに向けられていた。
「もっと早く彼との約束を思い出していれば。すまなかった」
二人を見て、ブリディフは立ち上がり部屋を出て行った。
*
二日後、モスタディアから来た一行は後処理を行う数人を残し、ディカーンの遺体とアーサ、クウアを連れて帰っていった。
ウエンも「出来るだけ二人の力になりたい」と共に旅立っていく。
「二人はどうなるのでしょう」
彼らを見送りながら、エクスは老師へ訊ねた。
「案外、アーサの言っていた通りに扱われるやもしれん」
「えっ? 事故ってことですか」
「王宮にとって都合のいい事実じゃからの。ディカーン殿は軍で相応の地位のあるお方じゃ。名誉を守るという選択もある」
「それでは、クウア様はどうなるのです」
「自らに嘘をつかなかった。それが、彼女の得たものだ」
釈然としない面持ちのエクスへブリディフが声を掛ける。
「お主はまだ若い。色々なものを見て、学ぶがよい。一つの方から見るだけでなく、様々な見方を知ることは、きっとお主の糧になるぞ」
「この後はどうするのじゃ」
二人は並んで歩きながら、食堂へと戻る。
「しばらくは旅をしながら歌と魔道の鍛錬をするつもりです」
「よかったら、儂と一緒に王都へ行かぬか?」
エクスが立ち止まった。
「老師様もモスタディアへ向かわれるのですか」
ブリディフも立ち止まり、振り返る。
「儂からも二人への寛大な処置をお願いするつもりだ。それと、封印の件もご相談せねばならぬ」
「蠍王の封印……僕でもお役に立てるのでしょうか」
不安と興味が混ざったような表情を見せている。
「役に立たぬなら置いて行くまでじゃよ」
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