姫プレイがやりたくてトップランカー辞めました!

椿原守

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78 俺の姫プレイと二人 ☆

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「……残る。ここに残るよ」

 男はそう言った。
 その言葉を聞いた雪森は「くくくっ」と笑っている。

「そうそう。素直が一番だよな」

 組んでいた肩をポンポンと叩き、雪森は俺を見る。

「チヒロさ~ん良かったね。ちんぽが増えたよ~! じゃあ、続きしよっか? さっき上手に咥えれなかったからぁ~コレ突っ込んで、電マしようね?」
「ゃ……ゃだ……ぁ……!」

 声がかすれて上手く出ない。ブンブンと頭を振って、俺は拒否した。

「ヤダじゃない。上手に咥えれなかったチヒロさんが悪い。悪い子にはちゃーんとお仕置きしないとね?」

 ニタニタと笑った雪森が、俺のズボンに手をかけた。カチャカチャとベルトを外す音がする。
 野球帽の男は俺を見た後、「ユキ」と声をかけた。

「オレ……漏らされたら嫌だから……一回チヒロさんをトイレに連れて行きたいんだけど」
「おー……確かに。んー……でも、おしっこ漏らしちゃうチヒロさんも見たいなぁ」
「……じゃあ、トイレの後で水を飲ませれば? 潮吹きしやすくなるよ。ユキはそっちのほうがいいんじゃない?」
「それ! ナイスアイデア! いいね! ちんぽ突っ込まれて、潮吹きしてるとこ見たい!」
「……じゃあオレがトイレ連れて行くから、水とタオルはユキが用意しといてよ」
「えー……カズマ、俺がトイレに連れて行きたい」
「お前がいたら、出るものも出ないだろ。こんなに怯えてるんだから……駄目」
 
 『カズマ』と呼ばれた男が、俺の背中に手を回し、身体を起こした。
 そして俺をゆっくり立ち上がらせて、一緒にトイレに向かう。
 両手が使えない俺の代わりに、ズボンを下し、カズマは俺を便座に座らせた。

 座ったところで出ない。縮こまって出てこない。
 あの細い棒を突っ込まれるのだと思うと、ずっと身体が小刻みに震えて止まらない。

「……出ない?」

 カズマがそう聞いてきた。俺は小さく頷く。
 頷いた俺を見て、カズマはトイレのレバーを回して水を流した。

 ***


 ジャー……ゴボゴボ……

 トイレの水が流れる。これで五回目。
 いつまでも戻ってこない俺達に、しびれを切らした雪森がトイレに顔を出した。

「おせぇ! 何やってんの?」
「ユキがチヒロさんをビビらすから、出ないんだよ。だから何度か水を流して、誘発してるんだ」
「あっそう。出ないんなら、もうよくねぇ? 早く連れてこいよ……それとも、ここでする? トイレってするって、何か肉便器感が出て良いかもぉ」
「駄目。反り返ってタンクに頭ぶつけたら、どうするのさ? 怪我させたいの?」

 俺を立たせ、カズマがズボンを引き上げる。
 そして、また布団あるところへ戻った。


 俺の瞳に銀色の棒と電マを握った雪森が映る。
 雪森は道具をいったん横に置いて、俺のズボンを脱がせ始めた。

「うっ……うぅぅ……」

(いやだ、いやだ、嫌だ)

 早く、早く来てよ、レンもトモヤも早く来てよ。
 お願い、お願い、お願いだから。

「ひぅ……うっ……くっ」

 目尻から涙が零れる。
 そんな俺を見て、雪森はニコニコと笑う。

 もうやだ。もう嫌だ。耐えれない。
 なんでコイツはずっと笑っていられるんだ。
 俺ずっと嫌なのに。怖いのに。
 なんで? なんでなんだよ?

 恐怖を抱え込んでいた俺の器は、もういっぱいになってしまった。
 ポロポロと涙や嗚咽となって溢れ始めたら、止まらない。
 決壊していく。限界がきた。
 

「ゃ……ぁだっ! やだ! もう嫌だぁああ! 離せ! 離せよぉ!」
「チ……チヒロさん……」
「カズマ。押さえろ」

 ジタバタと暴れ出した俺を雪森が押さえつける。

「はっ……なせ! 離せぇ!!」

 暴れる俺にイラついた雪森は、平手で顔を思いっきり殴った。
 一発、また一発。
 殴られる度に、チカチカと目に火花が散った。

「うっ……あ゙……」
「ユキッ!」
「うるせぇ!!」

 雪森は俺の頬をガシッと鷲掴む。

「暴れんな。怪我したくないだろ? な? 痛くないほうがいいだろ? 絶対気持ち良くなるから」

 突然の暴力に頭が真っ白になって、固まった。
 暴れなくなった俺を見て、雪森はズボンと下着を乱暴に剥ぎ取り、ローションを手に取る。
 銀色の細い棒にそれを塗ると、俺のペニスを握った。

「あ……あ……やだ……」
「……そのままじっとしてろ」
「────ッ!!」

 直視するのが怖くて、俺は目をぎゅっと瞑った。
 暗闇の中で、この身に訪れる恐れに構える。
 奥歯がまたカチカチと鳴り始めた、とき




 大きな衝撃、と 振動、と


 それと声がひとつ、ふたつ、


 俺の耳に、届いた。



 
「……レン……? トモ、ヤ……?」

 恐る恐る、まぶたを押し開けると二人がそこにいた。
 ずっと、ずっと助けて欲しいと思っていた二人が、そこにいたんだ。

「あ……あ……」

 一瞬で視界がぼやけた。二人の輪郭がはっきりしない。
 涙を拭ってちゃんと見たいのに、俺の両手は縛られたままで動かない。

「チヒロ!!」
「チヒロッ!」

 この声、この声、本物だ。
 良かっ……

 安心からなのか、立ち眩みしたような、眩暈したときのような感覚に包まれる。
 クラクラして目の前が白くなって、いつの間にか俺は意識を失っていた。
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