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婚約、その後(R18要素有り)
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婚約締結の翌日、私はさっそく陛下に会いにいきました。
朝から気合を入れてドレスやアクセサリーを選んでいると、専属侍女に「夜会以上に力を入れておりますね」と言われてしまいました。
それは当然です。愛しい人にはより綺麗な自分を見てもらいたいのですから。
いつも以上に艶のある髪と肌、そして完璧に施された化粧とドレス姿の私を見た陛下は「いつにも増して美しいな」と褒めてくださいます。
男性に褒められるたことは初めてではありません。夜会ではいつも美しいと言われてきたのですが、これほど嬉しいと思ったのは初めてです。愛する方に褒められるというのは天にも昇る心地になるのですね。
熱っぽい目で見つめられ、優しく腕の中に囲われるとうっとりしてしまいます。
どちらからともなく唇を合わせ、そのまま深く口付けを交わしました。
「あ……陛下、ん……ふう……」
「はあ……可愛いアリスティア、これで其方は晴れて余のものだ」
「はい……私は陛下のものです……」
愛する方のものになる。なんてよい響きでしょうか。
このまま名実共に陛下のものにしていただきたくて、はしたなくもそのまましなだれかかりました。
「陛下……愛しております」
割と大き目な私の胸を陛下の逞しい胸に押し付けます。
少しでも私に女の魅力を感じてほしい。そんな邪な想いをこめて。
「アリスティア……! ダメだぞ、淑女がそんなことをしては……」
「こんなこと、陛下にしかしません。愛する陛下に少しでも触れていただきたい、愛でていただきたいのです……」
募る想いが溢れて止まりません。
私は愛しい陛下の手をとり、自分の左胸へと誘いました。
「アリスティア……なにを……」
「お確かめください陛下、貴方様に触れられ高鳴る私の心臓の音を……」
ムニムニと陛下の手を膨らみに押し付けます。
これだけでも気持ちいいです。愛しい方の手が私の肌に触れているのですから。
「アリスティア……! なんて淫らな娘なのか、男相手にこのようなことを……!」
「あっ、あんっ……陛下ぁ……」
とうとう陛下が自ら私に触れてくださいました。
もう片方の手も膨らみを掴み、優しく揉みしだいてます。
「柔らかいな、それになんと豊かなのか……。ずっと触れていたくなる」
「あっ、はんっ……ずっと触れてくださいませ。私はもうずっと前から陛下にこうしていただきとうございました……」
「アリスティア……何と愛らしい……。いいぞ、余が其方に女の悦びを与えてやろう」
「ああっ! 陛下! そこ……やぁんっ!」
陛下の手が私のドレスの胸元を下げ、ポロンと白い胸がこぼれ出ました。
すっかり尖りきった先端に陛下の指が触れる度に痺れるような快感が走ります。
「美しいな……。それになんと滑らかな肌なのか……」
私の胸を観察するかのようにじっと見つめる陛下。
ああ、その余裕がある様……素敵です。ギラついた目で私の胸を見ていた若い令息とは大違い……これが大人の余裕というものなのですね。
「アリスティア、本当によいのか? このように美しい其方を、親子ほど年の離れた余が穢しても後悔せぬか?」
こんな状況でも私の気持ちを尊重しようとする陛下。素敵すぎます。
そんなこと言われたら益々好きになってしまうではないですか!
「陛下が……陛下だけが好きなのです……。私の全ては貴方様のもの……。たくさん愛でてくださいませ……」
「アリスティア……なんと可愛いことを……」
甘く蕩けた海色の瞳、大好きな陛下の目に私が映っています。
ああ、嬉しくて幸せでたまりません……。
朝から気合を入れてドレスやアクセサリーを選んでいると、専属侍女に「夜会以上に力を入れておりますね」と言われてしまいました。
それは当然です。愛しい人にはより綺麗な自分を見てもらいたいのですから。
いつも以上に艶のある髪と肌、そして完璧に施された化粧とドレス姿の私を見た陛下は「いつにも増して美しいな」と褒めてくださいます。
男性に褒められるたことは初めてではありません。夜会ではいつも美しいと言われてきたのですが、これほど嬉しいと思ったのは初めてです。愛する方に褒められるというのは天にも昇る心地になるのですね。
熱っぽい目で見つめられ、優しく腕の中に囲われるとうっとりしてしまいます。
どちらからともなく唇を合わせ、そのまま深く口付けを交わしました。
「あ……陛下、ん……ふう……」
「はあ……可愛いアリスティア、これで其方は晴れて余のものだ」
「はい……私は陛下のものです……」
愛する方のものになる。なんてよい響きでしょうか。
このまま名実共に陛下のものにしていただきたくて、はしたなくもそのまましなだれかかりました。
「陛下……愛しております」
割と大き目な私の胸を陛下の逞しい胸に押し付けます。
少しでも私に女の魅力を感じてほしい。そんな邪な想いをこめて。
「アリスティア……! ダメだぞ、淑女がそんなことをしては……」
「こんなこと、陛下にしかしません。愛する陛下に少しでも触れていただきたい、愛でていただきたいのです……」
募る想いが溢れて止まりません。
私は愛しい陛下の手をとり、自分の左胸へと誘いました。
「アリスティア……なにを……」
「お確かめください陛下、貴方様に触れられ高鳴る私の心臓の音を……」
ムニムニと陛下の手を膨らみに押し付けます。
これだけでも気持ちいいです。愛しい方の手が私の肌に触れているのですから。
「アリスティア……! なんて淫らな娘なのか、男相手にこのようなことを……!」
「あっ、あんっ……陛下ぁ……」
とうとう陛下が自ら私に触れてくださいました。
もう片方の手も膨らみを掴み、優しく揉みしだいてます。
「柔らかいな、それになんと豊かなのか……。ずっと触れていたくなる」
「あっ、はんっ……ずっと触れてくださいませ。私はもうずっと前から陛下にこうしていただきとうございました……」
「アリスティア……何と愛らしい……。いいぞ、余が其方に女の悦びを与えてやろう」
「ああっ! 陛下! そこ……やぁんっ!」
陛下の手が私のドレスの胸元を下げ、ポロンと白い胸がこぼれ出ました。
すっかり尖りきった先端に陛下の指が触れる度に痺れるような快感が走ります。
「美しいな……。それになんと滑らかな肌なのか……」
私の胸を観察するかのようにじっと見つめる陛下。
ああ、その余裕がある様……素敵です。ギラついた目で私の胸を見ていた若い令息とは大違い……これが大人の余裕というものなのですね。
「アリスティア、本当によいのか? このように美しい其方を、親子ほど年の離れた余が穢しても後悔せぬか?」
こんな状況でも私の気持ちを尊重しようとする陛下。素敵すぎます。
そんなこと言われたら益々好きになってしまうではないですか!
「陛下が……陛下だけが好きなのです……。私の全ては貴方様のもの……。たくさん愛でてくださいませ……」
「アリスティア……なんと可愛いことを……」
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ああ、嬉しくて幸せでたまりません……。
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