大好きな人が義兄になりました♡

もか♡

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【1章】同居スタート

食卓

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「うわっ、うまそー…」


お腹を空かせた蓮也がご馳走の香りに釣られて降りてきた。
萌恋と明音の努力により完成した歓迎会のご馳走。
唐揚げがメインに据えられていて、サイドメニューにポテサラ、フカヒレスープ、艶々の白米まで添えられている。


「おかわりも今揚げてるから、好きなだけ食べてね!」


エプロン姿の可憐な女性___明音がキッチンから大声でそう告げると、男二人がキラキラと目を輝かせて勢いよく手を合わせた。


「「いただきます!!」」


そう言った後がっつく2人。
美味しそうにバクバク食べてくれている姿を見ると、作成した女性陣も嬉しそうだ。
ただ見つめているだけではご馳走が勿体無いので、萌恋も箸を手に取り、手を合わせたその時に、キッチンにいる明音が思い出したように「そうだ」と発して


「このポテトサラダはね、萌恋ちゃんが作ってくれたのよ?フカヒレスープも萌恋ちゃんがやってくれて…本当にありがとう!____あと、蓮也も食べるだけじゃなくて少しはお手伝いしてちょうだいね?」


自分が嫌っていた義母ははに「ありがとう」と唐突に屈託のない笑顔で言われて、驚いたし___正直とても嬉しかった。
萌恋の中に、明音に対するプラスの感情がほんの少し芽生え、それと同時に何だか急に恥ずかしくもなる。


「や、やだなー明音さん!私はそんな大したことしてませんよー!」


と謙遜することを選んだ。
何かを言いかけた明音を無視して「それより」と話を続け、


「蓮也さんもだけど、お父さんも少しは家事してよね!!今日だってお父さん発案のと蓮也さんの歓迎会なのに、料理全部明音さんに丸投げして…」


父を非難し始めた。
この一文は、両親の離婚前から萌恋が思っていた心からの本音である。
家事も子供の世話も遊びも、全部全部母に任せきりで、この男がやることといえばギャンブルと駄目出し、それと愚痴である。
そして、萌恋や母に「家事を手伝って」と言われた幸治の決まり文句といえば、


「いや、明音や萌恋がやった方が効率良いだろ?」


そう、これだ。
離婚しても何も変わっていない。
この決まり文句で、幸治は一切の家事はしないが神視点で駄目出しするというモラハラを明音さんにも繰り返すのか。
この男に何を言っても無駄だと、萌恋が完全に諦めた、その時


「幸治さんは一切家事をしなくて大丈夫だから!いつもお仕事頑張ってくれてありがとう!」


と、明音が予想外の言葉を発したのだ。
「何で」と萌恋が言いかけると「あっ」と言って


「唐揚げのおかわり揚がったよ!食べて食べて~」


と、こちらに揚げたての唐揚げを持って来てくれた。
明音さんのことが分からない。
もっと話してみたいと、萌恋に明音への興味が湧いた。
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