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二話 異世界への召喚(1)
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ドンっと軽い落下の衝撃を全身にうけ、悠真は息を吐きだした。
泥濘に沈んだと思っていた。それなのに澄んだ空気が肺を満たす。体のどこにもぬめるような不快感はない。むしろ、冷えた気温が汗ばむ体には心地よかった。
掴んだままだった悠希の両腕がもぞりと動き、起き上がる気配を感じる。とにかく助かったのだ。悠真は安堵から仰向けになり、目蓋をあけた。
そこに広がる光景に愕然とする。てっきり、どこかの地下施設にでも落ちたのだと思っていたのだ。
ドーム状の天井は夜空の月を仰ぐように高く、支える石柱は大樹のように太い。精緻な彫刻があらゆる箇所にほどこされ、部屋の奥で鎮座する巨大な石像を飾っている。石像は女性を象っていた。大きな球体を全身で抱きかかえ座っている。薄暗い空間もあいまって、まるで絵画の中だ。
ひとすじの光が悠真たちへ降りそそぐ。天井の中心に穴でもあるのだろうか。とてもあそこから落ちてきたとは考えにくい。
──どこなんだ、ここは……。
まだ奇妙な現象は終わっていない。悠真はひやりとした石の床に手をつき、上体を起こす。
とたん、静寂をかき乱す歓声がわきおこり、耳をつんざいた。
「成功だ!」と、なにかに喜ぶ言葉が幾重にも聞こえ、重い金属音が鳴りひびく。見渡せば、板金鎧を武装したひとたちが、悠真たちへ跪いていた。
異様な光景だ。悠真はさっさとこの場を離れるべきだと、不安をおぼえた。しかし、悠希が悠真を庇うように背を向けたまま動かないでいる。逃げようと腰をあげるそぶりもなく、じっと前を警戒している。
なにがあったのか。悠真は声をかけようとしたが、嗄れた声に遮られた。
「まさか、おふたりもおいでになるとは。古来より女神ケリーダの使者はおひとりでございます。選ばれた神子さまはどちらでございましょうか。後ろのお方も、ご双眸をお見せください。なんと、ふたつ子とは。よく似ていらっしゃる」
ふたつ子とは双子のことだろうか。恰幅のよい老人が悠真をじっと見据えてくる。顔立ちは日本人ではなく、瞳の色は黄色い。白い祭服に身をつつみ、金糸であしらった刺繍は華やかだ。その華美さは位の高さをしめしているのだろう。彼の背後に控えるひとたちの祭服は金色が少なく慎ましい。そのため彼らの髪色に自然と目がとまる。金髪、黒髪、茶髪以外にも、薄水色な髪の男などがいた。
もはやここが日本だと言い張るほうが、どうかしているのでは、と悠真は思う。現状を把握しようとするほど、脳裏がちりちりとした。
突然、老人がよろりとあとずさった。両眼をみひらき、視線を悠真から離さない。まるで、幽霊や怪物にでも出くわした様子で怯えている。相手の失礼な態度に悠真は訝しむ。いったいなんなんだ、と唇を動かせば、老人は堰を切ったように叫んだ。
「赫物だっ!」
「獣……?」
辺りへ目を走らすが、動物の姿はどこにもない。だが、鎧姿のひとたちはいっせいに剣を抜く。そして、あろうことか、切っ先を悠真たちに向けてきた。模造刀と思えない鋭さ。蝋燭のわずかな灯りですら、鋼はぎらりと反射する。
「悠希、なんだかやばそうだ。早く逃げたほうがいい」
不穏を感じた悠真は、相手を刺激しないように囁く。悠希は聞こえたはずなのに、背を向けたままなんの反応もしめさない。らしくない様子に不安が増す。悠真は「どうしたんだ」と悠希の服を強めに引いた。
悠希はぐらりと振り向いた。その顔に感情はなく、瞳の色が黄金色へぬらりと変わる。
悠真の心臓は一瞬止まったかのように感じた。冷たい汗がつっと背中を流れていく。呼びかける暇はなかった。悠希の手が悠真の首へのび、強く絞めあげた。悠希とは思えない力の強さ。ありえない行動。
悠真はひどく困惑し、避けることができなかった。
「ゆ、き……っ」
声をしぼり、か細く呼ぶ。正気になれと悠希の腕を掴んだ。
「はる、体が、かってに……」
悠希が泣きだしそうな表情で声をふるわせる。額に汗をかき、吐き出される息は苦しげだ。瞳の色は黒と黄金がせめぎあうように変貌していた。
──悠希の意思じゃないなら、どうにかしないとっ。
悠真は掴んだ腕へ力を加える。悠希の指は抵抗しようとさらに食いこむ。苦しさが増し、悠真は思うように動けなくなっていく。ぼきり、と不穏な音が首元から鳴った。呼吸ができるようになり、悠真はひどく咳き込む。同時に、血の気が引いていく。悠希の指が折れたのだ。悠希の細い指は動かなくなり、悠真の首からするりと離れた。
悠希がまた、悠真のせいで、怪我を負ってしまった。
「……悠真」
悠希がこぼした声にはっと顔をあげる。悠希は脂汗をしぶりながらも微笑んでいた。荒んでいた瞳の色は落ち着きを見せている。周囲のざわめきすら溶けてしまうほど、深く澄んだ黒だった。
悠真は悠希の考えがわかってしまった。
ふたりは双子だ。それもお互いのことがよくわかる。
残酷なことを告げる悠希に馬鹿だと思い、悠真は手をのばした。ひとりで逃げるなどありえない。
しかし、悠真の手は、悠希を掴むことができなかった。
薄水色の髪の男が、悠真から悠希を引きはがし、白い祭服に包みこんでしまった。
「カルエラ枢機卿が神子を保護した。第一部隊は護衛につき、残りは赫物捕縛へかかれ!」
鋭い怒号が上がり、悠真と悠希のあいだに板金鎧の障壁が築かれていく。
陣形を組みはじめる鎧たちの隙間から、悠希を介抱する祭服の者たちがわずかに見えた。悠希は抵抗する気力もなく、静かに横たわっている。
──狙いが俺だけなら、いま逃げ切らないと悠希も助けられない。
悠真は一瞬迷ったが、すぐに決断した。悠希に背を向け、鎧たちへ全力で走りだす。目指すは壁の装飾のようにたたずむ巨大な扉……ではなく、壁の中間にある通気孔だ。
扉の反対側へ向かった悠真。鎧たちは完全に不意を突かれたのだろう。悠真を簡単に足元からすべり抜けさせた。
「赫物ごときが女神を愚弄するとは」
悠真が巨大な石像を登りはじめると、怒声がさらに強くなった。どうやらこの石像は彼らが崇拝する女神像らしい。だが、悠真は構わず上を目指す。彼らの信仰を尊重する気持ちはまったくなかった。
壁をつたい、通気孔へ辿りつく。なんとか通り抜けられる大きさだ。半円を覗いてみると、微風が中へ流れていく。風の音なのか、低く伸びのある音が奥からこだましていた。機能している通気孔だ。迷う暇はない。悠真は這う姿勢で奥へと進んだ。
短い通路をぬけ、石造りの廊下へ飛び下りた。蝋燭の灯りがぽつぽつと照らされている雰囲気は、先ほどいた場所と変わらない。異なるのは冷えた空気に黴の匂いが混ざっていることだろう。
──ここが地下って可能性もあるのか。窓がないし、見かけた部屋には南京錠がかかってた。階段を探してみるか。
しばらく一本道を調べながら進んでいたが、十字路に辿りつく。どちらへ進むべきか迷ったが、やけに明るく見える廊下が気になり、そちらを選ぶ。おそらく外へ続いているはず。通気孔で聞いた風の音が、奥から響いていた。
階段は思ったより早く見つかった。やはり地下にいたようだ。上の階に辿りつくと、眩しさに思わず目をすぼめた。うっすらとした視界がみとめたのは、小さな窓から燦燦と陽が射し込む廊下だった。
春のような暖かさが肌をつつむ。夏の夜の蒸し暑さはどこにもない。
もう、一生分の驚きを投げつけられた気分だ。
悠真は呆然としていると、鎧たちに見つかり、逃げ隠れを繰り返すことになった。
無意識に明るい道を選択し、階段を駆けあがる。風の音が徐々に大きくなり、窓が連なる廊下にいきついた。壁一面が青空だと錯覚するような場所。
──外、じゃない。当たり前だ。なんで上に来てしまったんだ俺は。
廊下の先で鎧姿のひとがひとり待ち構えていた。後方では、階段をのぼる板金鎧の音が響いている。
もうだめかもしれない、と悠真は初めて諦めがよぎった。
目の前の存在は他の鎧たちに比べ、あまりにも巨躯で、威圧感があり、隙がない。こんなひらけた場所でどうやって逃げればいいのか、想像することすら難しい。だが、悠真がここで捕まれば、今後、誰が悠希を守ってくれるのだろう。
悠真は最後まで抵抗する気で震える手を握りしめると、
「逃がしてやる。ついてこい」
と、目の前の鎧姿の男は言った。
低く威厳ある声音は、なぜか悠真の虚勢に寄り添う優しさが感じられた。
悠真の警戒心は決してゆるくはない。それなのに「お願いします」と即座に言葉が口をつく。
心の底で何かが、大丈夫だ、ついていけ、と叫んでいた。
もしかするとそれは、直感のようなもの、だったのかもしれない。
* * *
泥濘に沈んだと思っていた。それなのに澄んだ空気が肺を満たす。体のどこにもぬめるような不快感はない。むしろ、冷えた気温が汗ばむ体には心地よかった。
掴んだままだった悠希の両腕がもぞりと動き、起き上がる気配を感じる。とにかく助かったのだ。悠真は安堵から仰向けになり、目蓋をあけた。
そこに広がる光景に愕然とする。てっきり、どこかの地下施設にでも落ちたのだと思っていたのだ。
ドーム状の天井は夜空の月を仰ぐように高く、支える石柱は大樹のように太い。精緻な彫刻があらゆる箇所にほどこされ、部屋の奥で鎮座する巨大な石像を飾っている。石像は女性を象っていた。大きな球体を全身で抱きかかえ座っている。薄暗い空間もあいまって、まるで絵画の中だ。
ひとすじの光が悠真たちへ降りそそぐ。天井の中心に穴でもあるのだろうか。とてもあそこから落ちてきたとは考えにくい。
──どこなんだ、ここは……。
まだ奇妙な現象は終わっていない。悠真はひやりとした石の床に手をつき、上体を起こす。
とたん、静寂をかき乱す歓声がわきおこり、耳をつんざいた。
「成功だ!」と、なにかに喜ぶ言葉が幾重にも聞こえ、重い金属音が鳴りひびく。見渡せば、板金鎧を武装したひとたちが、悠真たちへ跪いていた。
異様な光景だ。悠真はさっさとこの場を離れるべきだと、不安をおぼえた。しかし、悠希が悠真を庇うように背を向けたまま動かないでいる。逃げようと腰をあげるそぶりもなく、じっと前を警戒している。
なにがあったのか。悠真は声をかけようとしたが、嗄れた声に遮られた。
「まさか、おふたりもおいでになるとは。古来より女神ケリーダの使者はおひとりでございます。選ばれた神子さまはどちらでございましょうか。後ろのお方も、ご双眸をお見せください。なんと、ふたつ子とは。よく似ていらっしゃる」
ふたつ子とは双子のことだろうか。恰幅のよい老人が悠真をじっと見据えてくる。顔立ちは日本人ではなく、瞳の色は黄色い。白い祭服に身をつつみ、金糸であしらった刺繍は華やかだ。その華美さは位の高さをしめしているのだろう。彼の背後に控えるひとたちの祭服は金色が少なく慎ましい。そのため彼らの髪色に自然と目がとまる。金髪、黒髪、茶髪以外にも、薄水色な髪の男などがいた。
もはやここが日本だと言い張るほうが、どうかしているのでは、と悠真は思う。現状を把握しようとするほど、脳裏がちりちりとした。
突然、老人がよろりとあとずさった。両眼をみひらき、視線を悠真から離さない。まるで、幽霊や怪物にでも出くわした様子で怯えている。相手の失礼な態度に悠真は訝しむ。いったいなんなんだ、と唇を動かせば、老人は堰を切ったように叫んだ。
「赫物だっ!」
「獣……?」
辺りへ目を走らすが、動物の姿はどこにもない。だが、鎧姿のひとたちはいっせいに剣を抜く。そして、あろうことか、切っ先を悠真たちに向けてきた。模造刀と思えない鋭さ。蝋燭のわずかな灯りですら、鋼はぎらりと反射する。
「悠希、なんだかやばそうだ。早く逃げたほうがいい」
不穏を感じた悠真は、相手を刺激しないように囁く。悠希は聞こえたはずなのに、背を向けたままなんの反応もしめさない。らしくない様子に不安が増す。悠真は「どうしたんだ」と悠希の服を強めに引いた。
悠希はぐらりと振り向いた。その顔に感情はなく、瞳の色が黄金色へぬらりと変わる。
悠真の心臓は一瞬止まったかのように感じた。冷たい汗がつっと背中を流れていく。呼びかける暇はなかった。悠希の手が悠真の首へのび、強く絞めあげた。悠希とは思えない力の強さ。ありえない行動。
悠真はひどく困惑し、避けることができなかった。
「ゆ、き……っ」
声をしぼり、か細く呼ぶ。正気になれと悠希の腕を掴んだ。
「はる、体が、かってに……」
悠希が泣きだしそうな表情で声をふるわせる。額に汗をかき、吐き出される息は苦しげだ。瞳の色は黒と黄金がせめぎあうように変貌していた。
──悠希の意思じゃないなら、どうにかしないとっ。
悠真は掴んだ腕へ力を加える。悠希の指は抵抗しようとさらに食いこむ。苦しさが増し、悠真は思うように動けなくなっていく。ぼきり、と不穏な音が首元から鳴った。呼吸ができるようになり、悠真はひどく咳き込む。同時に、血の気が引いていく。悠希の指が折れたのだ。悠希の細い指は動かなくなり、悠真の首からするりと離れた。
悠希がまた、悠真のせいで、怪我を負ってしまった。
「……悠真」
悠希がこぼした声にはっと顔をあげる。悠希は脂汗をしぶりながらも微笑んでいた。荒んでいた瞳の色は落ち着きを見せている。周囲のざわめきすら溶けてしまうほど、深く澄んだ黒だった。
悠真は悠希の考えがわかってしまった。
ふたりは双子だ。それもお互いのことがよくわかる。
残酷なことを告げる悠希に馬鹿だと思い、悠真は手をのばした。ひとりで逃げるなどありえない。
しかし、悠真の手は、悠希を掴むことができなかった。
薄水色の髪の男が、悠真から悠希を引きはがし、白い祭服に包みこんでしまった。
「カルエラ枢機卿が神子を保護した。第一部隊は護衛につき、残りは赫物捕縛へかかれ!」
鋭い怒号が上がり、悠真と悠希のあいだに板金鎧の障壁が築かれていく。
陣形を組みはじめる鎧たちの隙間から、悠希を介抱する祭服の者たちがわずかに見えた。悠希は抵抗する気力もなく、静かに横たわっている。
──狙いが俺だけなら、いま逃げ切らないと悠希も助けられない。
悠真は一瞬迷ったが、すぐに決断した。悠希に背を向け、鎧たちへ全力で走りだす。目指すは壁の装飾のようにたたずむ巨大な扉……ではなく、壁の中間にある通気孔だ。
扉の反対側へ向かった悠真。鎧たちは完全に不意を突かれたのだろう。悠真を簡単に足元からすべり抜けさせた。
「赫物ごときが女神を愚弄するとは」
悠真が巨大な石像を登りはじめると、怒声がさらに強くなった。どうやらこの石像は彼らが崇拝する女神像らしい。だが、悠真は構わず上を目指す。彼らの信仰を尊重する気持ちはまったくなかった。
壁をつたい、通気孔へ辿りつく。なんとか通り抜けられる大きさだ。半円を覗いてみると、微風が中へ流れていく。風の音なのか、低く伸びのある音が奥からこだましていた。機能している通気孔だ。迷う暇はない。悠真は這う姿勢で奥へと進んだ。
短い通路をぬけ、石造りの廊下へ飛び下りた。蝋燭の灯りがぽつぽつと照らされている雰囲気は、先ほどいた場所と変わらない。異なるのは冷えた空気に黴の匂いが混ざっていることだろう。
──ここが地下って可能性もあるのか。窓がないし、見かけた部屋には南京錠がかかってた。階段を探してみるか。
しばらく一本道を調べながら進んでいたが、十字路に辿りつく。どちらへ進むべきか迷ったが、やけに明るく見える廊下が気になり、そちらを選ぶ。おそらく外へ続いているはず。通気孔で聞いた風の音が、奥から響いていた。
階段は思ったより早く見つかった。やはり地下にいたようだ。上の階に辿りつくと、眩しさに思わず目をすぼめた。うっすらとした視界がみとめたのは、小さな窓から燦燦と陽が射し込む廊下だった。
春のような暖かさが肌をつつむ。夏の夜の蒸し暑さはどこにもない。
もう、一生分の驚きを投げつけられた気分だ。
悠真は呆然としていると、鎧たちに見つかり、逃げ隠れを繰り返すことになった。
無意識に明るい道を選択し、階段を駆けあがる。風の音が徐々に大きくなり、窓が連なる廊下にいきついた。壁一面が青空だと錯覚するような場所。
──外、じゃない。当たり前だ。なんで上に来てしまったんだ俺は。
廊下の先で鎧姿のひとがひとり待ち構えていた。後方では、階段をのぼる板金鎧の音が響いている。
もうだめかもしれない、と悠真は初めて諦めがよぎった。
目の前の存在は他の鎧たちに比べ、あまりにも巨躯で、威圧感があり、隙がない。こんなひらけた場所でどうやって逃げればいいのか、想像することすら難しい。だが、悠真がここで捕まれば、今後、誰が悠希を守ってくれるのだろう。
悠真は最後まで抵抗する気で震える手を握りしめると、
「逃がしてやる。ついてこい」
と、目の前の鎧姿の男は言った。
低く威厳ある声音は、なぜか悠真の虚勢に寄り添う優しさが感じられた。
悠真の警戒心は決してゆるくはない。それなのに「お願いします」と即座に言葉が口をつく。
心の底で何かが、大丈夫だ、ついていけ、と叫んでいた。
もしかするとそれは、直感のようなもの、だったのかもしれない。
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