10 / 25
五話 赫物との遭遇(1)
しおりを挟む
森を進むと林道に差し掛かった。緑陰がちらつく通りに、鳥のさえずりがちちりと響く。
悠真は草木の朝露をはらい、渇いた土へと踏み込んだ。いくつかの蹄跡と轍がざりっと崩れ、そこからひとの気配が漂ってくるようだった。
「ここから街道へ出て、マリティマに向かう」
ジヴァンは羽織っていた亜麻色の布を頭へ被り直した。赤銅色の髪は目立たなくなり、巨漢という特徴だけが残される。
「追手は心配しなくて大丈夫なのか?」
悠真は茶色いフードを目深に押さえ、ジヴァンを不思議そうに見上げた。
マリティマといえば検問を抜ける際に聞いた国だ。物価についてジヴァンたちが話していた。地図で見たかぎりでは、東と西の大陸を唯一つなぐ国でもある。
要するに、国境がひとつしかないということ。これほど網をかけやすい場所はないように思う。
だが、ジヴァンは「それは問題ない」と歩みを進めた。悠真は小走りし、隣に並ぶ。
「やつらには首都での役割がある。逃した赫物を執拗に追うことはない」
「役割……」
それは赫物を竜に近寄らせないという話のことだろう。赫物は竜に応えて首都へやってくる。わざわざ草の根を分ける必要はない、ということか。
悠真はなるほど、と胸中で頷く。
「おそらく伝令馬で、各管轄に検問の指示は出しているだろうがな。おまえの人相書きが出回っていれば、そこだけが問題だろう」
ジヴァンの返答に、悠真は自分の顔を思わず触る。
「すごくそっくりに描かれるだろうな。向こうには悠希がいるから」
「まさか、ふたつ子なのか?」
ジヴァンはわずかに眉根を上げた。その反応に、悠真はふと、自分が悠希と双子だということを伝えていなかったと気がついた。表情をゆるませ「よく似ているんだ」と肯定する。
するとジヴァンは「不幸中の幸いだな」と口端を上げた。
「なにが?」
「ここでは神子の肖像画を描く行為は、神聖不可侵の原則に反して不敬にあたる」
「つまり、おれを描いたとしても、世間からは法を犯したように見えるってことか? 人相書きを作っても、たいして似てなさそうだな」
「そういうことだ」と、ジヴァンは軽く頷く。そして、
「検問では瞳の色さえ偽装すれば通れるだろう」
憂いがひとつ解消されたようだった。代わりに悠真は疑問が浮かぶ。
──女神を偶像崇拝しているのに、神子の場合はなぜ許されないんだ?
悠真はこの世界でみた女神像を思い起こす。あの時は逃げることに必死だったが、美の女神の絵画と見紛うほど、精緻な石像はいまだに印象深い。だからか、神子との対比に違和感を覚えた。
突然、鳥の羽がばささと音をたてた。
同時に馬のいななきと悲鳴が響き、がたがたと何かが倒れる音が奥から聞こえてくる。
そのけたたましい音に悠真は驚いて隣を仰いだ。ジヴァンは前方を静かに見据えていた。悲鳴やいななきが鳴きやまない。わずかに目をすっと細めた様子が窺えた。
「確かめた方がよさそうだな」
ジヴァンは麻袋を背負い直す。
悠真へ着いてくるよう一瞥すると、街道に向かって走りだした。
ほどなくして林道の出口が見えてきた。
密集する木々は散在としていき、開けた緑地が視界に飛び込む。
先を走るジヴァンが手で静止を促した。藪へ身を潜めたので、悠真もそれに倣う。
なにがあったのか。それは訊かなくとも、周囲に轟く咆哮で察しがついた。
──なんだ、あれ。
緑地に広がる光景に、悠真は恐怖から息を呑む。
最初は狼がいると思った。灰褐色の毛並みに菫の毛色が交ざる狼だ。だが虎に似た胴体は、成人男性をかつげるほど大きい。それが二頭もひとびとに襲いかかっていた。
街道で横倒しにされた荷馬車を背に、数人の男女が身を寄せている。その中には子供の姿もあった。
傭兵と思われる男はひとりだけ。攻撃を防ぐことで手一杯の様子だ。短刀を構える短躯な男もいたが、傭兵の後ろで兢兢とただ身構えている。
どう足掻いても、じり貧状態に思われた。
こんな時、都合よく悠真たちの追手が鉢合わせないかと願ってしまう。悠真の手元には地面に転がる石しかない。猛獣と思われる生き物に、これで立ち向かう想像はできなかった。
そんな悠真の心情を知って知らずか、ジヴァンは静かに言う。
「赫物だな。西大陸の山岳に生息するジャルガンだ。おそらく海を超えてきたんだろう」
「動物も赫物になるのか?」
悠真はひとだけが赫物になるのではないという事実に驚愕する。
「竜にとって生き物に大差はない。かといって、権能を扱えるほどの知能は人間以外にそういないがな」
ジヴァンは狼──ジャルガンから視線を逸らさない。
「赫物となった動物は攻撃的になる。鉱物が主食なジャルガンの行動がその証拠だ。人間を襲うことは正常ならありえない。だが、おかしい。捕食動物ではないとしても、動きが単調すぎる。他にも仲間がいるのか?」
隣で冷静に状況を把握するジヴァン。そのあいだも緑地からは悲鳴があがっていた。
ジャルガンの鋭い爪が振り上がる。傭兵は剣でそれを強く弾き返す。もう一頭がすかさず飛びかかった。傭兵は間髪を入れず応戦するが、鋼が高く鳴くたび、ひとびとは悲鳴をあげた。
どうにかできないのだろうか。悠真は街道の周辺へ目を走らせた。
丈のある草叢がさざめき揺れている。急き立てるような音に悠真は焦りを覚えると、一際、大きな草音が耳にとどいた。
視線を投げると、そこには草叢に身を隠す何かがいた。草を掻き分け、ゆっくりと荷馬車に近づいている。その先には子供を抱えた女性の姿があった。
悠真は足元の石をとっさに掴む。ためらいはなかった。
藪から飛び出し、草叢を駆けた。膝まである草に足を取られたが、なんとか助走をつける。大きく振りかぶり、石を何かに向かって投げつけた。石は大きく弧を描き、草叢に落ちる。
すると悲痛な鳴き声が轟いた。当たりどころがよかったようだ。三頭目のジャルガンが投石の痛みに、草叢から身を跳ねさせた。
ひとびとは増えた脅威に悲鳴をあげた。
おそらく気付いていなければ、横から形勢を崩されていただろう。
悠真は三頭目がどう行動するのか警戒する。だから、気がつかなかった。
視界の端に大きな翳がさす。思わず反応すると、赤い双眸と殺気立つ爪が悠真に向いていた。
──まだいたのかっ。
気づいた瞬間、体に強い衝撃を受け、地面に倒れた。のしかかる重みはない。悠真はすぐさま上体をおこす。みすみす爪の餌食になるつもりはなかった。だが、瞳がとらえたのは赤い目ではなく、赤銅色の髪だった。
そこにはもう四頭目のジャルガンはいない。少し離れた場所に赤く染まった草叢が見えたが、目の前にはジヴァンの姿だけがあった。右腕が血でべっとりと濡れている。
拳であの巨体を仕留めたのだと、悠真は理解した。
「おまえはここで待っていろ」
ジヴァンは悠真へそれだけ言うと、荷馬車のほうへ駆けていく。
ひとびとを襲っていた三頭は仲間の死を察してか、ジヴァンへ牙を剥いていた。そのうちの一頭は油断をしたため傭兵に首を切られ、討ち取られる。残る二頭はジヴァンが急所を打撃したようだった。
四頭の赫物は草叢に沈み、絶命した。
悠真は草木の朝露をはらい、渇いた土へと踏み込んだ。いくつかの蹄跡と轍がざりっと崩れ、そこからひとの気配が漂ってくるようだった。
「ここから街道へ出て、マリティマに向かう」
ジヴァンは羽織っていた亜麻色の布を頭へ被り直した。赤銅色の髪は目立たなくなり、巨漢という特徴だけが残される。
「追手は心配しなくて大丈夫なのか?」
悠真は茶色いフードを目深に押さえ、ジヴァンを不思議そうに見上げた。
マリティマといえば検問を抜ける際に聞いた国だ。物価についてジヴァンたちが話していた。地図で見たかぎりでは、東と西の大陸を唯一つなぐ国でもある。
要するに、国境がひとつしかないということ。これほど網をかけやすい場所はないように思う。
だが、ジヴァンは「それは問題ない」と歩みを進めた。悠真は小走りし、隣に並ぶ。
「やつらには首都での役割がある。逃した赫物を執拗に追うことはない」
「役割……」
それは赫物を竜に近寄らせないという話のことだろう。赫物は竜に応えて首都へやってくる。わざわざ草の根を分ける必要はない、ということか。
悠真はなるほど、と胸中で頷く。
「おそらく伝令馬で、各管轄に検問の指示は出しているだろうがな。おまえの人相書きが出回っていれば、そこだけが問題だろう」
ジヴァンの返答に、悠真は自分の顔を思わず触る。
「すごくそっくりに描かれるだろうな。向こうには悠希がいるから」
「まさか、ふたつ子なのか?」
ジヴァンはわずかに眉根を上げた。その反応に、悠真はふと、自分が悠希と双子だということを伝えていなかったと気がついた。表情をゆるませ「よく似ているんだ」と肯定する。
するとジヴァンは「不幸中の幸いだな」と口端を上げた。
「なにが?」
「ここでは神子の肖像画を描く行為は、神聖不可侵の原則に反して不敬にあたる」
「つまり、おれを描いたとしても、世間からは法を犯したように見えるってことか? 人相書きを作っても、たいして似てなさそうだな」
「そういうことだ」と、ジヴァンは軽く頷く。そして、
「検問では瞳の色さえ偽装すれば通れるだろう」
憂いがひとつ解消されたようだった。代わりに悠真は疑問が浮かぶ。
──女神を偶像崇拝しているのに、神子の場合はなぜ許されないんだ?
悠真はこの世界でみた女神像を思い起こす。あの時は逃げることに必死だったが、美の女神の絵画と見紛うほど、精緻な石像はいまだに印象深い。だからか、神子との対比に違和感を覚えた。
突然、鳥の羽がばささと音をたてた。
同時に馬のいななきと悲鳴が響き、がたがたと何かが倒れる音が奥から聞こえてくる。
そのけたたましい音に悠真は驚いて隣を仰いだ。ジヴァンは前方を静かに見据えていた。悲鳴やいななきが鳴きやまない。わずかに目をすっと細めた様子が窺えた。
「確かめた方がよさそうだな」
ジヴァンは麻袋を背負い直す。
悠真へ着いてくるよう一瞥すると、街道に向かって走りだした。
ほどなくして林道の出口が見えてきた。
密集する木々は散在としていき、開けた緑地が視界に飛び込む。
先を走るジヴァンが手で静止を促した。藪へ身を潜めたので、悠真もそれに倣う。
なにがあったのか。それは訊かなくとも、周囲に轟く咆哮で察しがついた。
──なんだ、あれ。
緑地に広がる光景に、悠真は恐怖から息を呑む。
最初は狼がいると思った。灰褐色の毛並みに菫の毛色が交ざる狼だ。だが虎に似た胴体は、成人男性をかつげるほど大きい。それが二頭もひとびとに襲いかかっていた。
街道で横倒しにされた荷馬車を背に、数人の男女が身を寄せている。その中には子供の姿もあった。
傭兵と思われる男はひとりだけ。攻撃を防ぐことで手一杯の様子だ。短刀を構える短躯な男もいたが、傭兵の後ろで兢兢とただ身構えている。
どう足掻いても、じり貧状態に思われた。
こんな時、都合よく悠真たちの追手が鉢合わせないかと願ってしまう。悠真の手元には地面に転がる石しかない。猛獣と思われる生き物に、これで立ち向かう想像はできなかった。
そんな悠真の心情を知って知らずか、ジヴァンは静かに言う。
「赫物だな。西大陸の山岳に生息するジャルガンだ。おそらく海を超えてきたんだろう」
「動物も赫物になるのか?」
悠真はひとだけが赫物になるのではないという事実に驚愕する。
「竜にとって生き物に大差はない。かといって、権能を扱えるほどの知能は人間以外にそういないがな」
ジヴァンは狼──ジャルガンから視線を逸らさない。
「赫物となった動物は攻撃的になる。鉱物が主食なジャルガンの行動がその証拠だ。人間を襲うことは正常ならありえない。だが、おかしい。捕食動物ではないとしても、動きが単調すぎる。他にも仲間がいるのか?」
隣で冷静に状況を把握するジヴァン。そのあいだも緑地からは悲鳴があがっていた。
ジャルガンの鋭い爪が振り上がる。傭兵は剣でそれを強く弾き返す。もう一頭がすかさず飛びかかった。傭兵は間髪を入れず応戦するが、鋼が高く鳴くたび、ひとびとは悲鳴をあげた。
どうにかできないのだろうか。悠真は街道の周辺へ目を走らせた。
丈のある草叢がさざめき揺れている。急き立てるような音に悠真は焦りを覚えると、一際、大きな草音が耳にとどいた。
視線を投げると、そこには草叢に身を隠す何かがいた。草を掻き分け、ゆっくりと荷馬車に近づいている。その先には子供を抱えた女性の姿があった。
悠真は足元の石をとっさに掴む。ためらいはなかった。
藪から飛び出し、草叢を駆けた。膝まである草に足を取られたが、なんとか助走をつける。大きく振りかぶり、石を何かに向かって投げつけた。石は大きく弧を描き、草叢に落ちる。
すると悲痛な鳴き声が轟いた。当たりどころがよかったようだ。三頭目のジャルガンが投石の痛みに、草叢から身を跳ねさせた。
ひとびとは増えた脅威に悲鳴をあげた。
おそらく気付いていなければ、横から形勢を崩されていただろう。
悠真は三頭目がどう行動するのか警戒する。だから、気がつかなかった。
視界の端に大きな翳がさす。思わず反応すると、赤い双眸と殺気立つ爪が悠真に向いていた。
──まだいたのかっ。
気づいた瞬間、体に強い衝撃を受け、地面に倒れた。のしかかる重みはない。悠真はすぐさま上体をおこす。みすみす爪の餌食になるつもりはなかった。だが、瞳がとらえたのは赤い目ではなく、赤銅色の髪だった。
そこにはもう四頭目のジャルガンはいない。少し離れた場所に赤く染まった草叢が見えたが、目の前にはジヴァンの姿だけがあった。右腕が血でべっとりと濡れている。
拳であの巨体を仕留めたのだと、悠真は理解した。
「おまえはここで待っていろ」
ジヴァンは悠真へそれだけ言うと、荷馬車のほうへ駆けていく。
ひとびとを襲っていた三頭は仲間の死を察してか、ジヴァンへ牙を剥いていた。そのうちの一頭は油断をしたため傭兵に首を切られ、討ち取られる。残る二頭はジヴァンが急所を打撃したようだった。
四頭の赫物は草叢に沈み、絶命した。
6
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
【完結】第三王子、ただいま輸送中。理由は多分、大臣です
ナポ
BL
ラクス王子、目覚めたら馬車の中。
理由は不明、手紙一通とパン一個。
どうやら「王宮の空気を乱したため、左遷」だそうです。
そんな理由でいいのか!?
でもなぜか辺境での暮らしが思いのほか快適!
自由だし、食事は美味しいし、うるさい兄たちもいない!
……と思いきや、襲撃事件に巻き込まれたり、何かの教祖にされたり、ドタバタと騒がしい!!
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
あなたの隣で初めての恋を知る
彩矢
BL
5歳のときバス事故で両親を失った四季。足に大怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされる。しらさぎが丘養護施設で育ち、高校卒業後、施設を出て一人暮らしをはじめる。
その日暮らしの苦しい生活でも決して明るさを失わない四季。
そんなある日、突然の雷雨に身の危険を感じ、雨宿りするためにあるマンションの駐車場に避難する四季。そこで、運命の出会いをすることに。
一回りも年上の彼に一目惚れされ溺愛される四季。
初めての恋に戸惑いつつも四季は、やがて彼を愛するようになる。
表紙絵は絵師のkaworineさんに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる