17 / 42
誰かの祈りに応えるものよ
誰かの祈りに応えるものよ⑥
しおりを挟む
さっと食べて宿でも取ろうかと考えていると、俺の隣の席、ニエが座っているのと反対の場所に酔っぱらった男が座る。
「ん? 見ない顔だな。旅人か?」
昼間なのに酒場……というのは俺も言えたことではないが、すでに出来上がっているのは流石にどうなのだろうか。
ニエは知らない人に話しかけられて緊張したのか、俺の服を小さく摘む。俺はその手を上から握りながら、ツマミも食べずに酒を飲み始めた男の方を見る。
シワと傷の刻まれた恐ろしげ容貌が酒で赤くなっている。ニヤリと笑みを浮かべて、男は続ける。
「なんて、俺も旅人だから見ない顔で当然なんだけどな」
男はそう言ってからガハハと笑う。……何だこの酔っぱらいは。
俺がそう思っていると、男は俺の面倒そうな表情を無視して愉快そうに話し始める。
「俺は流れの傭兵をやってんだけどな。ほら、この街ってあれがあるだろ、英雄選定の儀式。あれに参加したいって金持ちの嬢ちゃんに雇われて遥々きたんだよ」
「はぁ……英雄選定の儀式?」
「ん? この時期に旅してきてるのに知らないのか? ほら、英雄を選ぶアレだよ」
「……何だそれ、台座から抜けない剣でも引き抜くのか?」
「何だそれ、剣が錆びてるだけじゃねえのか? そうじゃなくて、巫女が祈って呼び出すアレだ」
どれだよ。ニエの方に目を向けると、彼女も分からないらしく首を傾げる。
傭兵の男は呆れたように酒臭い息を吐き出し、仕方なさそうに説明をはじめる。
「アレだ。ほら、女神から授かったアレなアレがあるだろ? それで英雄を呼び出してってアレだ。まぁ実際に呼び出されたのは見たことないが」
アレが多すぎてイマイチよく分からないが、大規模な宗教行事があってその観光で来ているということか。
まぁ祭りがある程度に考えていたらいいか。
「てっきり、そっちの嬢ちゃんが参加するのかと思っていたんだけどな」
「……はぁ、いや、そういうつもりはないが」
ニエの生贄アピールのための白い服がそういう風に見えたのだろうか。
「ふーん、まぁせっかく来たんなら一丁挑戦してもいいんじゃないのか? あ、一応言っとくと参加出来るのは女だけだぞ」
「……はぁ、どうする?」
「えっ、いえ……」
「そうか、残念だ」
まぁ祭りごとに参加する意味もないし、ニエが興味を持たないなら無視でいいか。
そう考えてから、不意に思い出したことを傭兵に尋ねる。
「そういや、さっき俺が旅人と答える前に「俺も旅人だから」と言っていたが……」
何故分かったのか、それを尋ねようとした瞬間。目の前にいた傭兵の頭に飛んできたデカい鞄が当たり、カウンターに傭兵の顔が沈む。
何が起きたのかと理解する前に、甲高い少女の怒声が店内に響く。
「ッ! こんの! バカ傭兵! 何護衛対象を放置して酒なんて呑んでるのよ!」
驚いてニエの方に腕を回しながら振り返ると酒場には場違いなフリフリとした華美なドレス。
気が強そうだが整った顔の少女が、金髪のツインテールをブンブンと振り乱しながら、手に持っていたもう一つのカバンを傭兵に投げる。
「何で雇った傭兵の荷物を私が背負ってるのよ! 難しいこと言ってないでしょ! 働け!」
「……いや、死んでないか? これ」
結構勢いよくカウンターにぶつかって鈍い音がしていた。
傭兵は案外平気だったのか、ヘラヘラと顔を上げて、酒を飲み始める。
「おー、お嬢。受付終わったのか?」
「まだよ! バカを探し回ってたからね!」
少女はズカズカと足音を立てて白い手で傭兵の頭をはたく。
「まったく、ジャジャ馬娘め」
「……いや、金をもらってるなら働いた方がいいんじゃないか?」
「そうよ。そこの昼間から酒場にいるダメ人間の言う通りよ」
「……俺、なんで後ろから撃たれたんだ?」
ニエが俺の頭をよしよしと撫でて慰めてくれる。
少女が傭兵を引っ張って立ち上がらそうとしたが、傭兵はフラフラとその場に倒れ込む。
「ちょっと、立ちなさいよ!」
「……傭兵、さっきからかなりのペースで飲んでたからな」
「この……バカ! ああ、もー! もうアンタでいいわ! 荷物を持って付いてきなさい!」
「……えっ、俺?」
「どうせ昼間っからこんなところにいるなら暇でしょ」
いや、暇といえば暇だが……。ニエの方に目を向けると、彼女は小さく「困ってるみたいですね」と呟く。
ニエがそう言うなら仕方ないか……。立ち上がって勘定を済ませる。
「荷物持ちならいいけど、俺たちも来たばっかりだから案内は出来ないぞ?」
「別に構わないわ。観光をする予定はないから」
フリフリとしたドレスのスカートを揺らしながら、俺たちに背を向けて出口の方に歩く。
「ミルナよ」
「えっ、えっと……?」
「名前。貴方達は?」
「……岩主カバネだ」
「あ、い、岩主ニエです」
ミルナと名乗った少女の物らしい手荷物と傭兵の頭に当たって床に転がっていた鞄を拾い上げる。
それに加えて自分達の荷物もあるので結構な量だ。
「持ちますよ」
「ああ、悪い」
少しだけニエにも持ってもらって、ミルナに続いて外に出る。
「ミルナだったか。手荷物ぐらいは自分で持てよ」
「……うるさいわね。お金は払うんだから、口答えしないでよ」
「いや、いらねえよ。困ってるようだから荷物ぐらい持ってやろうと思っただけで……」
ミルナは振り返って、驚いたような表情を俺たちに向ける。
「あ……その……」
「ほら、そもそも金とかそれに入ってるんじゃないのか? 会ったばかりの奴に待たせるとか、無用心が過ぎるだろ」
ミルナに手荷物を押しつける。俺と年齢が近そうだが、どうにも仕草が幼い。
ミルナはあたふたと手荷物を受け取ったあと、少し歩く速さをゆっくりにする。
「……ご、ごめんなさい」
……悪い子ではなさそうだ。
前を歩いて行くのをやめて、ニエの隣に移動して、ソワソワと手を動かす。
「あの、二人は兄妹?」
「いえ、生贄です」
「……生贄って?」
「生贄は生贄です。供物です」
ニエの言動の意味が分からなかったのか、ミルナは助けを求めるように俺の方へ目を向ける。
……龍の贄を横取りしたなんて言っても信じられるはずもないか。
「……それより、どういう儀式なんだ? 傭兵の説明だと酔っていたせいかよく分からなかった」
「ああ、うん。昔の英雄召喚の魔法を再現するみたいなお祭りで、女の子がそれをすると理想の男性と巡り合えるってジンクスがあるの」
「……つまり縁結びか」
思ったよりもどうでもいい祭りだった。ニエも興味がないのか、ミルナのふわふわとしたドレスの方に目を向けていた。
「この国を作った英雄様は本当にこの儀式で出てきたそうなのよ」
「はぁ……まぁ魔法があるぐらいだしな」
「? どういうこと?」
「いや、こっちの話だ」
魔法があるのに英雄の召喚は眉唾なのか。まぁ、魔法にもある程度の法則があって、出来ないことは出来ないのかもしれない。
歩いているうちに人集りのある場所にたどり着く。今もその儀式がやっているようで、少し高いところに設置された古びた石像の前に年若い女性が跪いていた。
女性は「高収入の美男子来てください!!」と恥も外聞もないような欲望を大声で口にしながら祈りを捧げる。
分かりやすい女性の言葉に周りが少し笑っていたが、俺の隣で女性を見ていたミルナの目は本気だった。
「……お願い、お願い、お願い」
ミルナはそう小さく口の中で呟きながら受付を済ませて列に並ぶ。
結構待たないとダメそうだと思っていると、ニエは俺の服を摘む。
「どうした? ……参加したいのか?」
「いえ、そういうわけではなくてです」
ニエは俺が少しやきもちを妬きそうになったのに気がつく様子もなく、石像を指差す。
「あの石像、同じものを見たことがあるんです」
「まぁ、宗教上重要なものなら同じ像ぐらいあるだろ」
「それはそうなんですけど、そうではなく……その、カバネさん」
ニエは白い上着が風に揺らされるのを押さえながら、俺の顔をじっと見つめる。
「……あの森の中で、私は……カバネさんと出会ったんです」
祭りごとの喧騒に紛れ、どうでも良い世間話のようにニエの言葉がこぼれ落ちていく。
「……あの日、石像に……願ったんです。私は……」
ガタリ、ガタリ、と震えて青い顔にしていく。
「……私が、呼び出したのかもしれないです」
「ん? 見ない顔だな。旅人か?」
昼間なのに酒場……というのは俺も言えたことではないが、すでに出来上がっているのは流石にどうなのだろうか。
ニエは知らない人に話しかけられて緊張したのか、俺の服を小さく摘む。俺はその手を上から握りながら、ツマミも食べずに酒を飲み始めた男の方を見る。
シワと傷の刻まれた恐ろしげ容貌が酒で赤くなっている。ニヤリと笑みを浮かべて、男は続ける。
「なんて、俺も旅人だから見ない顔で当然なんだけどな」
男はそう言ってからガハハと笑う。……何だこの酔っぱらいは。
俺がそう思っていると、男は俺の面倒そうな表情を無視して愉快そうに話し始める。
「俺は流れの傭兵をやってんだけどな。ほら、この街ってあれがあるだろ、英雄選定の儀式。あれに参加したいって金持ちの嬢ちゃんに雇われて遥々きたんだよ」
「はぁ……英雄選定の儀式?」
「ん? この時期に旅してきてるのに知らないのか? ほら、英雄を選ぶアレだよ」
「……何だそれ、台座から抜けない剣でも引き抜くのか?」
「何だそれ、剣が錆びてるだけじゃねえのか? そうじゃなくて、巫女が祈って呼び出すアレだ」
どれだよ。ニエの方に目を向けると、彼女も分からないらしく首を傾げる。
傭兵の男は呆れたように酒臭い息を吐き出し、仕方なさそうに説明をはじめる。
「アレだ。ほら、女神から授かったアレなアレがあるだろ? それで英雄を呼び出してってアレだ。まぁ実際に呼び出されたのは見たことないが」
アレが多すぎてイマイチよく分からないが、大規模な宗教行事があってその観光で来ているということか。
まぁ祭りがある程度に考えていたらいいか。
「てっきり、そっちの嬢ちゃんが参加するのかと思っていたんだけどな」
「……はぁ、いや、そういうつもりはないが」
ニエの生贄アピールのための白い服がそういう風に見えたのだろうか。
「ふーん、まぁせっかく来たんなら一丁挑戦してもいいんじゃないのか? あ、一応言っとくと参加出来るのは女だけだぞ」
「……はぁ、どうする?」
「えっ、いえ……」
「そうか、残念だ」
まぁ祭りごとに参加する意味もないし、ニエが興味を持たないなら無視でいいか。
そう考えてから、不意に思い出したことを傭兵に尋ねる。
「そういや、さっき俺が旅人と答える前に「俺も旅人だから」と言っていたが……」
何故分かったのか、それを尋ねようとした瞬間。目の前にいた傭兵の頭に飛んできたデカい鞄が当たり、カウンターに傭兵の顔が沈む。
何が起きたのかと理解する前に、甲高い少女の怒声が店内に響く。
「ッ! こんの! バカ傭兵! 何護衛対象を放置して酒なんて呑んでるのよ!」
驚いてニエの方に腕を回しながら振り返ると酒場には場違いなフリフリとした華美なドレス。
気が強そうだが整った顔の少女が、金髪のツインテールをブンブンと振り乱しながら、手に持っていたもう一つのカバンを傭兵に投げる。
「何で雇った傭兵の荷物を私が背負ってるのよ! 難しいこと言ってないでしょ! 働け!」
「……いや、死んでないか? これ」
結構勢いよくカウンターにぶつかって鈍い音がしていた。
傭兵は案外平気だったのか、ヘラヘラと顔を上げて、酒を飲み始める。
「おー、お嬢。受付終わったのか?」
「まだよ! バカを探し回ってたからね!」
少女はズカズカと足音を立てて白い手で傭兵の頭をはたく。
「まったく、ジャジャ馬娘め」
「……いや、金をもらってるなら働いた方がいいんじゃないか?」
「そうよ。そこの昼間から酒場にいるダメ人間の言う通りよ」
「……俺、なんで後ろから撃たれたんだ?」
ニエが俺の頭をよしよしと撫でて慰めてくれる。
少女が傭兵を引っ張って立ち上がらそうとしたが、傭兵はフラフラとその場に倒れ込む。
「ちょっと、立ちなさいよ!」
「……傭兵、さっきからかなりのペースで飲んでたからな」
「この……バカ! ああ、もー! もうアンタでいいわ! 荷物を持って付いてきなさい!」
「……えっ、俺?」
「どうせ昼間っからこんなところにいるなら暇でしょ」
いや、暇といえば暇だが……。ニエの方に目を向けると、彼女は小さく「困ってるみたいですね」と呟く。
ニエがそう言うなら仕方ないか……。立ち上がって勘定を済ませる。
「荷物持ちならいいけど、俺たちも来たばっかりだから案内は出来ないぞ?」
「別に構わないわ。観光をする予定はないから」
フリフリとしたドレスのスカートを揺らしながら、俺たちに背を向けて出口の方に歩く。
「ミルナよ」
「えっ、えっと……?」
「名前。貴方達は?」
「……岩主カバネだ」
「あ、い、岩主ニエです」
ミルナと名乗った少女の物らしい手荷物と傭兵の頭に当たって床に転がっていた鞄を拾い上げる。
それに加えて自分達の荷物もあるので結構な量だ。
「持ちますよ」
「ああ、悪い」
少しだけニエにも持ってもらって、ミルナに続いて外に出る。
「ミルナだったか。手荷物ぐらいは自分で持てよ」
「……うるさいわね。お金は払うんだから、口答えしないでよ」
「いや、いらねえよ。困ってるようだから荷物ぐらい持ってやろうと思っただけで……」
ミルナは振り返って、驚いたような表情を俺たちに向ける。
「あ……その……」
「ほら、そもそも金とかそれに入ってるんじゃないのか? 会ったばかりの奴に待たせるとか、無用心が過ぎるだろ」
ミルナに手荷物を押しつける。俺と年齢が近そうだが、どうにも仕草が幼い。
ミルナはあたふたと手荷物を受け取ったあと、少し歩く速さをゆっくりにする。
「……ご、ごめんなさい」
……悪い子ではなさそうだ。
前を歩いて行くのをやめて、ニエの隣に移動して、ソワソワと手を動かす。
「あの、二人は兄妹?」
「いえ、生贄です」
「……生贄って?」
「生贄は生贄です。供物です」
ニエの言動の意味が分からなかったのか、ミルナは助けを求めるように俺の方へ目を向ける。
……龍の贄を横取りしたなんて言っても信じられるはずもないか。
「……それより、どういう儀式なんだ? 傭兵の説明だと酔っていたせいかよく分からなかった」
「ああ、うん。昔の英雄召喚の魔法を再現するみたいなお祭りで、女の子がそれをすると理想の男性と巡り合えるってジンクスがあるの」
「……つまり縁結びか」
思ったよりもどうでもいい祭りだった。ニエも興味がないのか、ミルナのふわふわとしたドレスの方に目を向けていた。
「この国を作った英雄様は本当にこの儀式で出てきたそうなのよ」
「はぁ……まぁ魔法があるぐらいだしな」
「? どういうこと?」
「いや、こっちの話だ」
魔法があるのに英雄の召喚は眉唾なのか。まぁ、魔法にもある程度の法則があって、出来ないことは出来ないのかもしれない。
歩いているうちに人集りのある場所にたどり着く。今もその儀式がやっているようで、少し高いところに設置された古びた石像の前に年若い女性が跪いていた。
女性は「高収入の美男子来てください!!」と恥も外聞もないような欲望を大声で口にしながら祈りを捧げる。
分かりやすい女性の言葉に周りが少し笑っていたが、俺の隣で女性を見ていたミルナの目は本気だった。
「……お願い、お願い、お願い」
ミルナはそう小さく口の中で呟きながら受付を済ませて列に並ぶ。
結構待たないとダメそうだと思っていると、ニエは俺の服を摘む。
「どうした? ……参加したいのか?」
「いえ、そういうわけではなくてです」
ニエは俺が少しやきもちを妬きそうになったのに気がつく様子もなく、石像を指差す。
「あの石像、同じものを見たことがあるんです」
「まぁ、宗教上重要なものなら同じ像ぐらいあるだろ」
「それはそうなんですけど、そうではなく……その、カバネさん」
ニエは白い上着が風に揺らされるのを押さえながら、俺の顔をじっと見つめる。
「……あの森の中で、私は……カバネさんと出会ったんです」
祭りごとの喧騒に紛れ、どうでも良い世間話のようにニエの言葉がこぼれ落ちていく。
「……あの日、石像に……願ったんです。私は……」
ガタリ、ガタリ、と震えて青い顔にしていく。
「……私が、呼び出したのかもしれないです」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる