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好きの行方
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本当に玄関からそのまま追い出されてそのドアを睨む。
右ポケットにはスマホ、左ポケットにはサイフと姉ちゃんからの軍資金も入れられて。
「どーしろって?」
呟いたところで誰も返事なんてしない。
スマホを握りつつとりあえず歩を進めると気づいたらいつものバス停に着いていて、俺はそのままバスに乗り込んだ。
ぼーっと窓の外の景色を見つめているが、目に入るのは楽しそうに笑う人ばかり。
その窓に映っている自分の情けない顔との差に落ち込みつつ振動したスマホを取り出した。
メッセージの通知があってアプリを開くと『ごめん』と凛華からにしては珍しくスタンプもない短いメッセージのみが届いている。
「凛華……」
呟きながら俺は何度か打って消してを繰り返して、やっと『謝るなよ』とだけ返信をした。
しばらくして『電話できる?』とまたメッセージのみが届いて俺はバスから降りる。
そのままゆっくり息を吐き出してから電話をかけると、
『琉生……ごめんね』
凛華の声はいつもの明るさもなく掠れていた。
「ちょっ……何!お前、今、家?」
あまりにも元気のない泣きそうな声が気になって聞くと、力なく笑う声が聞こえてくる。
『ねぇ、それ優し過ぎない?』
そう言ってくるということは家には居ないのだろう。
「いいから!どこだよっ!!」
『……三の池公園』
「はぁ?どこそこ?」
聞いているのに電話は途切れた。
慌てて地図アプリを開いて検索する。
それは学校から少し歩いたところにあるいつも俺たちが居るカフェからも近い公園で、たまたま降りただけではあったが俺が今降りたバス停からも少し行った場所にあった。
右ポケットにはスマホ、左ポケットにはサイフと姉ちゃんからの軍資金も入れられて。
「どーしろって?」
呟いたところで誰も返事なんてしない。
スマホを握りつつとりあえず歩を進めると気づいたらいつものバス停に着いていて、俺はそのままバスに乗り込んだ。
ぼーっと窓の外の景色を見つめているが、目に入るのは楽しそうに笑う人ばかり。
その窓に映っている自分の情けない顔との差に落ち込みつつ振動したスマホを取り出した。
メッセージの通知があってアプリを開くと『ごめん』と凛華からにしては珍しくスタンプもない短いメッセージのみが届いている。
「凛華……」
呟きながら俺は何度か打って消してを繰り返して、やっと『謝るなよ』とだけ返信をした。
しばらくして『電話できる?』とまたメッセージのみが届いて俺はバスから降りる。
そのままゆっくり息を吐き出してから電話をかけると、
『琉生……ごめんね』
凛華の声はいつもの明るさもなく掠れていた。
「ちょっ……何!お前、今、家?」
あまりにも元気のない泣きそうな声が気になって聞くと、力なく笑う声が聞こえてくる。
『ねぇ、それ優し過ぎない?』
そう言ってくるということは家には居ないのだろう。
「いいから!どこだよっ!!」
『……三の池公園』
「はぁ?どこそこ?」
聞いているのに電話は途切れた。
慌てて地図アプリを開いて検索する。
それは学校から少し歩いたところにあるいつも俺たちが居るカフェからも近い公園で、たまたま降りただけではあったが俺が今降りたバス停からも少し行った場所にあった。
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