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おかしい
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振り下ろされる剣を払って踏み込む。
それでも咄嗟に受け止めたのはさすがだ。
まだ力が完全に入っていない隙にグッと力を込めてその剣も弾くと、勢いでバランスを崩した男は地面に尻餅をつく。
「あ、ま、参りま……あ……」
その首筋にスッと剣を当てると、男はピタリと動きを止めた。
戦場に出ていたならば死んでいる。
「サライド様!さすがです!」
さっきタオルと瓶を持たせた男が走ってきて、俺は仕方なく剣を鞘に収めた。
タオルを受け取ってため息が出る。
「もっと腕の立つ奴は居ないのか?」
ここに居るのは普段から鍛錬を積んでいる騎士や近衛兵ではなくその見習いではあるが、あまりにも手応えがなかった。
「なら、私とやらない?」
ぐるりと見回しても誰も目も合わせない中で手を挙げてきたのはまさかの女。
「女と剣を交える趣味はない」
関わるつもりもなく背を向けると、
「え?負けるから?」
煽るような言い方をしてきてイラッとしてしまった。
「はぁっ!?」
眉を吊り上げて振り返ると、周りの男たちも慌ててその女を止めている。
「言葉も態度も気にしろっ!!」
「やめとけって!!」
「お前死ぬぞっ!!」
それでも余裕の笑みを浮かべて女はこっちを見てきた。
百五十半ばほどの身長に、赤黒い髪を全て一纏めにしても腰まである長い髪、細身で胸さえあるのかわからないすぐに折れそうな体。
ただ、俺を試すように見てくるそのオレンジがかった目は鋭く俺を射抜いてきた。
それでも咄嗟に受け止めたのはさすがだ。
まだ力が完全に入っていない隙にグッと力を込めてその剣も弾くと、勢いでバランスを崩した男は地面に尻餅をつく。
「あ、ま、参りま……あ……」
その首筋にスッと剣を当てると、男はピタリと動きを止めた。
戦場に出ていたならば死んでいる。
「サライド様!さすがです!」
さっきタオルと瓶を持たせた男が走ってきて、俺は仕方なく剣を鞘に収めた。
タオルを受け取ってため息が出る。
「もっと腕の立つ奴は居ないのか?」
ここに居るのは普段から鍛錬を積んでいる騎士や近衛兵ではなくその見習いではあるが、あまりにも手応えがなかった。
「なら、私とやらない?」
ぐるりと見回しても誰も目も合わせない中で手を挙げてきたのはまさかの女。
「女と剣を交える趣味はない」
関わるつもりもなく背を向けると、
「え?負けるから?」
煽るような言い方をしてきてイラッとしてしまった。
「はぁっ!?」
眉を吊り上げて振り返ると、周りの男たちも慌ててその女を止めている。
「言葉も態度も気にしろっ!!」
「やめとけって!!」
「お前死ぬぞっ!!」
それでも余裕の笑みを浮かべて女はこっちを見てきた。
百五十半ばほどの身長に、赤黒い髪を全て一纏めにしても腰まである長い髪、細身で胸さえあるのかわからないすぐに折れそうな体。
ただ、俺を試すように見てくるそのオレンジがかった目は鋭く俺を射抜いてきた。
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