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嫌なのに
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結局、打ち合わせをして、クラスに戻ってノートチェックだけして職員室でテストの採点をして、プリントをいくつか作って印刷まで終えると時間は二十一時になるところだった。
「周防先生もそれで終わり?」
「あ、はい」
いつの間にかみんな帰ったらしく、職員室に残るのは教頭先生と初任者の武藤先生と俺だけらしい。
「まだ明日もあるから帰ろうか!」
教頭先生は笑いながら俺と武藤先生にエクレアをくれた。
疲れた身体はその甘みを欲していてありがたい。
みんなで施錠を確認して車へと歩く。
「僕、最後門閉めるから、先に出ていいよ」
「ありがとうございます!お疲れ様です!」
武藤先生と頭を下げるとそれぞれ車に乗り込んだ。
シートに身体を預けて大きく息を吐き出す。
疲れた。
だが、教頭先生が待っていることを思い出して俺は慌ててエンジンをかけて車を動かす。
「お先に失礼します!」
「うん!気をつけて!」
微笑む教頭先生にもう一度頭を下げて俺は車を走らせた。
元気いっぱいの児童たち、優しくて頼りになる先生方。
かなり恵まれた職場だと思う。
Subの俺でも働くことのできる環境。
それも薬が効いていたからだ。
この幸せな職場環境を手放したくない。
そのためには……。
でも、“プレイ”は想像もしたくなかった。
くそっ、何で俺はSubなんだ?
ギュッとハンドルをキツく握って、俺は運転を続けた。
「周防先生もそれで終わり?」
「あ、はい」
いつの間にかみんな帰ったらしく、職員室に残るのは教頭先生と初任者の武藤先生と俺だけらしい。
「まだ明日もあるから帰ろうか!」
教頭先生は笑いながら俺と武藤先生にエクレアをくれた。
疲れた身体はその甘みを欲していてありがたい。
みんなで施錠を確認して車へと歩く。
「僕、最後門閉めるから、先に出ていいよ」
「ありがとうございます!お疲れ様です!」
武藤先生と頭を下げるとそれぞれ車に乗り込んだ。
シートに身体を預けて大きく息を吐き出す。
疲れた。
だが、教頭先生が待っていることを思い出して俺は慌ててエンジンをかけて車を動かす。
「お先に失礼します!」
「うん!気をつけて!」
微笑む教頭先生にもう一度頭を下げて俺は車を走らせた。
元気いっぱいの児童たち、優しくて頼りになる先生方。
かなり恵まれた職場だと思う。
Subの俺でも働くことのできる環境。
それも薬が効いていたからだ。
この幸せな職場環境を手放したくない。
そのためには……。
でも、“プレイ”は想像もしたくなかった。
くそっ、何で俺はSubなんだ?
ギュッとハンドルをキツく握って、俺は運転を続けた。
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