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アドバイス
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お母さんの由貴さんが淹れてくれたのは金箔の浮いた梅昆布茶だった。
夏にはなかったコタツにみんなで入って梅昆布茶と共にみかんを頂く。
こんなのんびりと正月を迎えたのはいつ振りだろうか?しかも、
「冬弥、夕飯準備するの手伝ってくれる?」
「うん。一応、黒豆と栗きんとんは作ってきたよ」
由貴さんと話す先生は口調もいつもより砕けていて新鮮だ。
そして、二人がキッチンに行ってしまうと、俺とお父さんの響弥さんだけがこたつに取り残される。
「息苦しくはないかな?」
「はい」
先生に似た優しい微笑みは本当に落ち着いてすんなり頷くことができた。
「それならよかった。由貴も冬弥もSubについては譲れない質で、すぐにディフェンスし合うからねぇ」
困ったように笑うその顔も、
「先生がディフェンスするの初めて見ました」
「本当かい?由貴に似て独占欲の強い子だからキツく縛っていないか心配していたんだよ」
ふわりと微笑むその顔もそっくりだ。
「響弥くん、お酒飲む?まだ早い?」
由貴さんが顔を出してくれると、響弥さんは俺を見てまた笑顔になる。
「お正月だしね。いいかな?」
響弥さんが由貴さんに聞くと、
「航生さん、飲み過ぎないで下さいよ」
すぐに日本酒を運んできた先生が釘を差してきた。
「そういうところも由貴そっくりだな」
ため息を吐く響弥さんと二人で笑って俺はお銚子を持つ。
俺と響弥さんはそうやって穏やかに飲み始めた。
夏にはなかったコタツにみんなで入って梅昆布茶と共にみかんを頂く。
こんなのんびりと正月を迎えたのはいつ振りだろうか?しかも、
「冬弥、夕飯準備するの手伝ってくれる?」
「うん。一応、黒豆と栗きんとんは作ってきたよ」
由貴さんと話す先生は口調もいつもより砕けていて新鮮だ。
そして、二人がキッチンに行ってしまうと、俺とお父さんの響弥さんだけがこたつに取り残される。
「息苦しくはないかな?」
「はい」
先生に似た優しい微笑みは本当に落ち着いてすんなり頷くことができた。
「それならよかった。由貴も冬弥もSubについては譲れない質で、すぐにディフェンスし合うからねぇ」
困ったように笑うその顔も、
「先生がディフェンスするの初めて見ました」
「本当かい?由貴に似て独占欲の強い子だからキツく縛っていないか心配していたんだよ」
ふわりと微笑むその顔もそっくりだ。
「響弥くん、お酒飲む?まだ早い?」
由貴さんが顔を出してくれると、響弥さんは俺を見てまた笑顔になる。
「お正月だしね。いいかな?」
響弥さんが由貴さんに聞くと、
「航生さん、飲み過ぎないで下さいよ」
すぐに日本酒を運んできた先生が釘を差してきた。
「そういうところも由貴そっくりだな」
ため息を吐く響弥さんと二人で笑って俺はお銚子を持つ。
俺と響弥さんはそうやって穏やかに飲み始めた。
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