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カラー
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「お待たせしました」
声がして顔を上げると、そこには柔らかく微笑む白いニットに黒のスキニーパンツを穿いた男性が立っていた。
店員たちが黒のスーツを着てキッチリしていたのもあって驚いたが、この空間にはよく合う。
「今日は深谷先生としてではなく個人的にと伺っておりましたので、楽しみにしておりました」
男性は俺たちの前まで来ると先生に軽く話してから俺の方をしっかりと見た。
「初めまして。カラーのデザインから製作、調整まで担当しております。藤宮理久と申します」
「あ、周防航生です。よろしくお願いします!!」
名刺を差し出されて受け取った俺も慌てて頭を下げる。
「固くならず気になること、不安なことなどあれば何でもおっしゃって下さいね」
立った俺の肩までしかない小柄な理久さんは微笑んでまたソファーを勧めてくれた。
「さて……お茶にしましょうか?」
「は?」
きょとんとすると、先生は落ち着いた様子で俺の手を引いてくれる。
「理久さんはこういう時間を大切にしてくれますから。リラックスしていいですよ」
手を繋いだままソファーに座って、理久さんがティーポットとカップを運んで来ても先生はそのまま微笑んで手は繋いでいてくれた。
ダイナミクスの相談業務も担当している先生はたまに付き添いでここに訪れていること。
理久さんとはセラピスト時代からの付き合いであることを聞いてここを知っていたことに納得した。
理久さんとの穏やかな時間。
いつの間にか俺もこの時間を楽しんでいた。
声がして顔を上げると、そこには柔らかく微笑む白いニットに黒のスキニーパンツを穿いた男性が立っていた。
店員たちが黒のスーツを着てキッチリしていたのもあって驚いたが、この空間にはよく合う。
「今日は深谷先生としてではなく個人的にと伺っておりましたので、楽しみにしておりました」
男性は俺たちの前まで来ると先生に軽く話してから俺の方をしっかりと見た。
「初めまして。カラーのデザインから製作、調整まで担当しております。藤宮理久と申します」
「あ、周防航生です。よろしくお願いします!!」
名刺を差し出されて受け取った俺も慌てて頭を下げる。
「固くならず気になること、不安なことなどあれば何でもおっしゃって下さいね」
立った俺の肩までしかない小柄な理久さんは微笑んでまたソファーを勧めてくれた。
「さて……お茶にしましょうか?」
「は?」
きょとんとすると、先生は落ち着いた様子で俺の手を引いてくれる。
「理久さんはこういう時間を大切にしてくれますから。リラックスしていいですよ」
手を繋いだままソファーに座って、理久さんがティーポットとカップを運んで来ても先生はそのまま微笑んで手は繋いでいてくれた。
ダイナミクスの相談業務も担当している先生はたまに付き添いでここに訪れていること。
理久さんとはセラピスト時代からの付き合いであることを聞いてここを知っていたことに納得した。
理久さんとの穏やかな時間。
いつの間にか俺もこの時間を楽しんでいた。
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