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カラー
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「着け心地はこれが元になるから……着けてみる?」
理久に言われてじっとシンプルな黒い革を見つめていると、先生は手に取って感触を確かめてから一度トレイに戻した。
「どうします?」
聞かれて少しためらうが、迷いはない。
「……着けて……」
キュッと目を閉じると、先生の手が優しく俺の頭を撫でた。
「無理していません?」
目を開けると、心配そうな顔が目の前にあってゆっくりと頷く。
先生はそんな俺をゆっくり抱き締めてから革に手を伸ばした。
俺も少し屈むと、手に持って俺の反応を確かめながら革を首に這わしてくる。
ゾクッと這い上がってくるものを堪らえつつ吐息を漏らすと、先生はふわりと笑みを見せた。
「いいですか?」
もう一度聞かれて頷くと、先生は俺の首の後ろから前に回して緩くかなり余裕を持ってカラーを留める。
「……ァっ」
先生が着けてくれた嬉しさで頭が溶けそうだ。
もっと……強請ってしまいそうになるのを何とか堪らえる。
「うん……良さそうだね?」
理久さんの声を聞いて一気に冷静になってきた。
だらしなく開いた口を慌てて閉じてゆっくり息を吐く。すると、
「航生くん、大丈夫だよ?」
理久さんは笑って壁にあった受話器に手を伸ばした。
「うん、来てくれる?」
相手はわからないが、誰かが来るらしい。
先生と共にまたさっきの部屋に戻って、もう一度理久さんが淹れてくれる紅茶を見つめる。
しばらくするとノックが聞こえた。
理久に言われてじっとシンプルな黒い革を見つめていると、先生は手に取って感触を確かめてから一度トレイに戻した。
「どうします?」
聞かれて少しためらうが、迷いはない。
「……着けて……」
キュッと目を閉じると、先生の手が優しく俺の頭を撫でた。
「無理していません?」
目を開けると、心配そうな顔が目の前にあってゆっくりと頷く。
先生はそんな俺をゆっくり抱き締めてから革に手を伸ばした。
俺も少し屈むと、手に持って俺の反応を確かめながら革を首に這わしてくる。
ゾクッと這い上がってくるものを堪らえつつ吐息を漏らすと、先生はふわりと笑みを見せた。
「いいですか?」
もう一度聞かれて頷くと、先生は俺の首の後ろから前に回して緩くかなり余裕を持ってカラーを留める。
「……ァっ」
先生が着けてくれた嬉しさで頭が溶けそうだ。
もっと……強請ってしまいそうになるのを何とか堪らえる。
「うん……良さそうだね?」
理久さんの声を聞いて一気に冷静になってきた。
だらしなく開いた口を慌てて閉じてゆっくり息を吐く。すると、
「航生くん、大丈夫だよ?」
理久さんは笑って壁にあった受話器に手を伸ばした。
「うん、来てくれる?」
相手はわからないが、誰かが来るらしい。
先生と共にまたさっきの部屋に戻って、もう一度理久さんが淹れてくれる紅茶を見つめる。
しばらくするとノックが聞こえた。
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