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アニメ

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 「皆は、どういう感覚で、生きてるのかしら?」
 「アニメの主人公になった感じ…?」
 「そんな感じね!あるわけないのに、思い込んでるのよ!感覚がおかしいから。貴方には、感覚がおかしいっていうのが分からないわね。」
 「自分の感情を無視して、すり替えることに慣れ過ぎてる…?」
 「そうね。銀行強盗に監禁されて、愛されてると、ずっと恋愛してるようなものね。それで、アニメを見てるみたいに浸って、敵に褒められて、満足してるつもりになって、貴方を裏切って信頼を失い、自分や貴方の命を削ってまで、アニメみたいな夢を見る価値は無いわね。感覚が歪んでるから、分からないのよ。」

 ’第六感ー気付きの能力’

 「銀行強盗との恋愛が、俺との入れ替えだから…?」
 「そうね!」 
 「銀行強盗の、いい所…虐待する親だって、24時間365日虐待し続けてるわけじゃない。優しい時もある。その、優しい所と、酷い所を分けて、どちらも俺と…認識としては、悪い所だけ俺と、良い所は…」
 「記憶だけ、引っ張っているのよ。」
 「ワクチンが、横行するわけだ…」
 「貴方に、優しくされた記憶だけ、引っ張って、その記憶の部分だけと、偽物が貴方の振りをして、そうね…本人は分かってやっているわ…私は甘いわ!その貴方の偽物と上手くやっていきたい、例えば、現実の夫婦なんかだわ。貴方を散々苦しめた…ヤマキの分体も、そうね…分かってやってるのよ。それを、敵の暗示のせいにしてる。やっと、ヨーデルの人が、現実の認識を始めて、ほっとしてるのね…今まで、私を騙して許せない!」
 「銀行強盗に監禁された状態を良しとしてる、本人にとって、旨味があるんだろう。」
 「貴方の命を貰う事が出来るのよ。貴方の、母親と契約…兄は違うわね…母親だけよ、貴方に夫を取られたと逆恨みしてるから。」
 「分かりやすい漫画があって、なんだったか、萩尾っ望都の『残酷な髪が支配する』だったと思う。母親を大事にしてる主人公が、母親との生活を守る為に、母親の再婚相手から、性虐待を受けて、逃げられないっていう悪循環なんだけど。」
 「知ってる人もいるみたいよ!…今は、もう貴方は母親に頼ってないから、命を奪われてないわ。でも、子供の頃、沢山奪われて、その命を取引材料に使われているのよ…」

 ’第六感ー気付きの能力’

 「俺の命をご褒美に貰ってる分体は、それ自体アニメみたいに感じてる?」
 「そうね!」
 「解離ってのがあるんだけど、解離とは、意識や記憶などに関する感覚をまとめる能力が一時的に失われた状態です。この状態では、意識、記憶、思考、感情、知覚、行動、身体イメージなどが分断されて感じられます。例えば、特定の場面や時間の記憶が抜け落ちたり(健忘=けんぼう)、過酷な記憶や感情が突然目の前の現実のようによみがえって体験したり(フラッシュバック)、自分の身体から抜け出して離れた場所から自分の身体を見ている感じに陥ったり(体外離脱体験)します。こうした症状が深刻で、日常の生活に支障をきたすような状態を解離性障害といいます…虐待を受けた恐怖で、現実感を無くすんだが、その時、心が離れたり、判断力が無かったりする。」
 「それが、分断されてるの。敵に。」
 「痛みというものが、苦しいという、感覚を忘れているなら…」
 「インナーチャイルドの感覚、痛みを否定し過ぎ…それを、興奮だって、すり替えて…」
 「一時的な措置を常用してるから、判断力が無いんだよな…痛みを感じる前にすり替えてる。その状態で、アニメの主人公になったような、感覚でいる…?」
 「そうね。現実感が無いのね。」

 
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