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1.晴天の霹靂
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「リィナ・カンザー嬢! お、俺と結婚してくれッ、本気なんだ!」
「ふえっ!?」
いきなりがしっと手を握られ、裏返った声で叫ぶような告白をされた私は思わず素っ頓狂な声を上げた。それまでの盛り場の喧騒が嘘のように静まり返る。
どうも、この世界では、ふくよかである事が美しいとされる、らしい。
うすうすながらも疑っていたその事に確信を抱いたのは、砂漠に水を見出そうとする旅人のような瞳をした目の前の超絶イケメンに手を握られて迫られている今この時であった。
当初、彼に厳めしい表情で呼ばれた時。私は何か粗相をしたのだろうかと戦々恐々としていた。しかし蓋を開けてみればこれである。脳みそが真っ白に染まり全ての思考を放棄した。
しかしそれは一瞬の事であったようだ。
言葉を失っている私のぷくぷくしている手をつかんでいる彼の手は、剣ダコがあってがっしりしているのに、ぶるぶる震えている。それを見て再起動した私は状況を整理すべく考えを巡らせた。
彼については常連さんなのである程度の情報は知っていた。
カイル・シャン・イグレシア――このブリオスタ王国無比の実力を持つ、白金級、最高位の冒険者。
天候操作などの高位魔法も容易く使いこなし、エンシェントドラゴンを一人で倒す程の実力を持つ魔法剣士。
すらりと引き締まり、筋肉がバランスよくついた肢体。
エキゾチックで艶めかしいシルバースターサファイアの如き灰色の瞳、それにゆるく纏められた長くつややかな銀の髪。
額には赤い石の装飾が施された細いサークレット。差し色としても彼にとても良く似合っていた。
元の世界に放りこんだら女性達に放っておかれないだろうに、今彼を見つめる周囲の人々は身の程知らずよ、とでも言うように表情を引きつらせているのが見える。
つまり、私には到底信じられないことに、この世界において彼は不細工であり、デブスな私が美女なのである。
実力は最高なのに見てくれは最低か、あれで外見さえ良けりゃなぁ……などと恰幅の良いドワーフ冒険者達(※彼らはこの世界ではイケメンのようである)が話しているのをちらりと聞いたことがある。その時は聞き間違いかと思ったけれどどうやらそうじゃなかったんだ。
見てくれ最低と言われている彼にしてみれば、なけなしの勇気を振り絞って告白してくれたのだろう。
自分にとっては嘘みたいな話だけど、なんだかなぁ。
どうやって答えたもんかと私はしばし目をパチパチさせた。
***
私こと神崎里奈が日本からこの世界に飛ばされて早2年。
いろいろ苦労はしたけれど、運良く人買いとかに捕まることもなく、また親切な人が多かったので何とか今までやってこれた。
今働いている食堂も、空腹に耐えかねて困った末に転がり込んで店主に泣きついて働かせてもらっている。食事を施してもらって涙を流して食べながら、着の身着のまま家なき子であることを相談した私。店主は親身になってくれて、店の屋根裏に部屋を作って住まわせてくれまでした。異世界人こんなデブスに対してみんな優しい。自分はなんて運が良かったんだ――と思っていた。今までは。
お客さんは、フツメンや恰幅の良い親しみやすい人達は私に普通に笑顔を振りまいてくれるけど、凄くかっこいいなと思った人は私と目も合わせてくれなかったし、気の所為かなって思ってた。
しかしウェイトレスの面接に来た可愛い子(私目線で)に対しては、店主は「済まないが厨房は手が足りてるから他に当たってくれ」と断ったのであれっと疑問を持ったのが始まりだった。
後で同じウェイトレスの子に聞いたところによると、商売敵のところに美人ウェイトレスがいてそこに客を取られていた所、タイミング良く転がり込んできた私の外見が美しかったから話も聞いてくれたし採用してくれたらしい。
そんな事を知らない私は店主を実にいい人だなぁと感謝し、実直にウェイトレスの仕事を頑張ったのである。
営業スマイルを浮かべ、分け隔てなくお客様に接してきたつもり。
最初はお店もそこまで繁盛してなかったし生活するのに精一杯だったんだけれども、時間と共に段々とお客さんも増えてお給料も増やして貰え、気持ちに余裕が出てきた。
常連さんの名前もある程度把握してきた頃に、やっぱり日本に帰りたい気持ちが強くなって、お客さんで冒険者で魔法知識が豊富そうな人がいたら積極的に話しかけ、雑談交じりにそれとなく情報収集をしていたら――いつの間にか私が転移魔法の失敗で遠い異国から飛ばされてきた貴族令嬢だという噂が流れていた……っぽい。
情報収集の結果は、この世界は魔法や召喚術が存在しているけれども、召喚術はあくまでも同じ世界の生き物を呼ぶ術である。異世界については学問的に実在が確認されておらず、伝承や伝説やおとぎ話で語られる程度のもののようだ。
……異世界人の扱いがこの世界でどうなのか分からない。私は噂をあえて否定せずにいることに決めた。
***
さて、どうしようか。
私は改めて不安に目を揺らす麗人を見つめた。
正直、自分には勿体なさすぎるというかそもそも住む世界が違うというか、あまりにかけ離れ過ぎてて、どう反応していいのか分からない。勿論告白されたことは嬉しいんだけれども。
この美しい人の横に並ぶ自分を想像して心が折れそうになるのは……一旦棚に上げておこう、うん。
この世界にはブサ専とかいないんだろうか?
私も元の世界ではデブスだけれども、世間一般の美醜価値観にめげずに前向きに生きていたんだ。
色々外見について悩んで悩んでいじめられて悲しい思いもいっぱいしてきたけれども、結局私がその果てにつかんだ人生教訓は一つだ。
サドにはマゾを。貧乳には貧乳好きを。デブにはデブ専を。
つまりはハムラビ法典である。
破れ鍋に綴じ蓋--つまりマニアだろうがなんだろうが、需要供給がマッチングすりゃいい話なのである。
人の外見なんて蓼食う虫も好き好きなんだし、世間一般の美醜価値観に押しつぶされて自分を追い詰める必要はどこにもないと気付くことが重要なんだと思う。
それに気づいて生き方を変えることで、生きるのが楽になったしね。
うーん。
外見で惹かれて性格も一致すれば御の字なんだけれども、そうでない場合、一目惚れマジックが効力が消失してしまえば一緒にいても楽しくなくなる。
相手にとっても自分にとっても、長い目で見れば一番大事なのは性格の一致だと私は思う。
外見だけでOKの返事をするのは軽率だし、相手の人格を尊重していない事でもあるとさえ思う。
常連さんではあるが、そもそも私は彼のことを好きと言えるほどよくは知らないなぁ。
そう考えて、
「ごめんなさい」
と、そう言った。
私の言葉に瞑目し、唇をぎゅっと結んだかと思えばテーブルに突っ伏してしまったカイルさん。慌ててその肩に手を置いて、違うんです、と言い足した。
「いま、即答は出来ないという事なんです。私、カイルさんがどんな人で、何が好きで、何が嫌いなのか良く知らないので。同じように、カイルさんも私の事をよく御存知じゃないと思います。だから、まずはお互いを知る事から始めませんか?」
ピクリと肩を揺らした後、のろのろと顔を上げた彼に再び口を開く。
「えっと……結婚の前に、まずはお付き合いしませんか?」
お付き合い…と呆けたように呟くカイルさん。私は頭を縦に振って微笑みを浮かべる。
「私、次の休みは明後日なんです。カイルさん、デートしませんか?」
「ふえっ!?」
いきなりがしっと手を握られ、裏返った声で叫ぶような告白をされた私は思わず素っ頓狂な声を上げた。それまでの盛り場の喧騒が嘘のように静まり返る。
どうも、この世界では、ふくよかである事が美しいとされる、らしい。
うすうすながらも疑っていたその事に確信を抱いたのは、砂漠に水を見出そうとする旅人のような瞳をした目の前の超絶イケメンに手を握られて迫られている今この時であった。
当初、彼に厳めしい表情で呼ばれた時。私は何か粗相をしたのだろうかと戦々恐々としていた。しかし蓋を開けてみればこれである。脳みそが真っ白に染まり全ての思考を放棄した。
しかしそれは一瞬の事であったようだ。
言葉を失っている私のぷくぷくしている手をつかんでいる彼の手は、剣ダコがあってがっしりしているのに、ぶるぶる震えている。それを見て再起動した私は状況を整理すべく考えを巡らせた。
彼については常連さんなのである程度の情報は知っていた。
カイル・シャン・イグレシア――このブリオスタ王国無比の実力を持つ、白金級、最高位の冒険者。
天候操作などの高位魔法も容易く使いこなし、エンシェントドラゴンを一人で倒す程の実力を持つ魔法剣士。
すらりと引き締まり、筋肉がバランスよくついた肢体。
エキゾチックで艶めかしいシルバースターサファイアの如き灰色の瞳、それにゆるく纏められた長くつややかな銀の髪。
額には赤い石の装飾が施された細いサークレット。差し色としても彼にとても良く似合っていた。
元の世界に放りこんだら女性達に放っておかれないだろうに、今彼を見つめる周囲の人々は身の程知らずよ、とでも言うように表情を引きつらせているのが見える。
つまり、私には到底信じられないことに、この世界において彼は不細工であり、デブスな私が美女なのである。
実力は最高なのに見てくれは最低か、あれで外見さえ良けりゃなぁ……などと恰幅の良いドワーフ冒険者達(※彼らはこの世界ではイケメンのようである)が話しているのをちらりと聞いたことがある。その時は聞き間違いかと思ったけれどどうやらそうじゃなかったんだ。
見てくれ最低と言われている彼にしてみれば、なけなしの勇気を振り絞って告白してくれたのだろう。
自分にとっては嘘みたいな話だけど、なんだかなぁ。
どうやって答えたもんかと私はしばし目をパチパチさせた。
***
私こと神崎里奈が日本からこの世界に飛ばされて早2年。
いろいろ苦労はしたけれど、運良く人買いとかに捕まることもなく、また親切な人が多かったので何とか今までやってこれた。
今働いている食堂も、空腹に耐えかねて困った末に転がり込んで店主に泣きついて働かせてもらっている。食事を施してもらって涙を流して食べながら、着の身着のまま家なき子であることを相談した私。店主は親身になってくれて、店の屋根裏に部屋を作って住まわせてくれまでした。異世界人こんなデブスに対してみんな優しい。自分はなんて運が良かったんだ――と思っていた。今までは。
お客さんは、フツメンや恰幅の良い親しみやすい人達は私に普通に笑顔を振りまいてくれるけど、凄くかっこいいなと思った人は私と目も合わせてくれなかったし、気の所為かなって思ってた。
しかしウェイトレスの面接に来た可愛い子(私目線で)に対しては、店主は「済まないが厨房は手が足りてるから他に当たってくれ」と断ったのであれっと疑問を持ったのが始まりだった。
後で同じウェイトレスの子に聞いたところによると、商売敵のところに美人ウェイトレスがいてそこに客を取られていた所、タイミング良く転がり込んできた私の外見が美しかったから話も聞いてくれたし採用してくれたらしい。
そんな事を知らない私は店主を実にいい人だなぁと感謝し、実直にウェイトレスの仕事を頑張ったのである。
営業スマイルを浮かべ、分け隔てなくお客様に接してきたつもり。
最初はお店もそこまで繁盛してなかったし生活するのに精一杯だったんだけれども、時間と共に段々とお客さんも増えてお給料も増やして貰え、気持ちに余裕が出てきた。
常連さんの名前もある程度把握してきた頃に、やっぱり日本に帰りたい気持ちが強くなって、お客さんで冒険者で魔法知識が豊富そうな人がいたら積極的に話しかけ、雑談交じりにそれとなく情報収集をしていたら――いつの間にか私が転移魔法の失敗で遠い異国から飛ばされてきた貴族令嬢だという噂が流れていた……っぽい。
情報収集の結果は、この世界は魔法や召喚術が存在しているけれども、召喚術はあくまでも同じ世界の生き物を呼ぶ術である。異世界については学問的に実在が確認されておらず、伝承や伝説やおとぎ話で語られる程度のもののようだ。
……異世界人の扱いがこの世界でどうなのか分からない。私は噂をあえて否定せずにいることに決めた。
***
さて、どうしようか。
私は改めて不安に目を揺らす麗人を見つめた。
正直、自分には勿体なさすぎるというかそもそも住む世界が違うというか、あまりにかけ離れ過ぎてて、どう反応していいのか分からない。勿論告白されたことは嬉しいんだけれども。
この美しい人の横に並ぶ自分を想像して心が折れそうになるのは……一旦棚に上げておこう、うん。
この世界にはブサ専とかいないんだろうか?
私も元の世界ではデブスだけれども、世間一般の美醜価値観にめげずに前向きに生きていたんだ。
色々外見について悩んで悩んでいじめられて悲しい思いもいっぱいしてきたけれども、結局私がその果てにつかんだ人生教訓は一つだ。
サドにはマゾを。貧乳には貧乳好きを。デブにはデブ専を。
つまりはハムラビ法典である。
破れ鍋に綴じ蓋--つまりマニアだろうがなんだろうが、需要供給がマッチングすりゃいい話なのである。
人の外見なんて蓼食う虫も好き好きなんだし、世間一般の美醜価値観に押しつぶされて自分を追い詰める必要はどこにもないと気付くことが重要なんだと思う。
それに気づいて生き方を変えることで、生きるのが楽になったしね。
うーん。
外見で惹かれて性格も一致すれば御の字なんだけれども、そうでない場合、一目惚れマジックが効力が消失してしまえば一緒にいても楽しくなくなる。
相手にとっても自分にとっても、長い目で見れば一番大事なのは性格の一致だと私は思う。
外見だけでOKの返事をするのは軽率だし、相手の人格を尊重していない事でもあるとさえ思う。
常連さんではあるが、そもそも私は彼のことを好きと言えるほどよくは知らないなぁ。
そう考えて、
「ごめんなさい」
と、そう言った。
私の言葉に瞑目し、唇をぎゅっと結んだかと思えばテーブルに突っ伏してしまったカイルさん。慌ててその肩に手を置いて、違うんです、と言い足した。
「いま、即答は出来ないという事なんです。私、カイルさんがどんな人で、何が好きで、何が嫌いなのか良く知らないので。同じように、カイルさんも私の事をよく御存知じゃないと思います。だから、まずはお互いを知る事から始めませんか?」
ピクリと肩を揺らした後、のろのろと顔を上げた彼に再び口を開く。
「えっと……結婚の前に、まずはお付き合いしませんか?」
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