衣夢々談(きぬむむだん) ――これはガチで死んだなと思ったら、夢にまで見た異世界でチート級超能力者だった。なお、

テジリ

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文明

【自作】さよなら殿方

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 衣縫と夫は、会話が減った。話すのは必要最低限。
 それ以上は、何を言っても無視される。

「ううむ……めおとって、こういうモノ?
 予の母と歴代カレシ達の方が、まだ、めおとらしゅう見えたような……?」

「衣縫メシ。それが終わったら湯を沸かせ。あとは勝手に寝る」

「予は、メシではない💢 鯨鍋でもつついておれ!」

 ✶

 衣縫は荷物をまとめ、環濠集落をあとにした。
 すみやかに母・衣香と合流。
 母・衣香の弟子・靉は既に独り立ちして、
 彼の生き別れの兄である、あやぎり朝の長上に仕えている。

「うっぷ🤢 うげエエ💥!!」

「衣縫? そなたまさか…」

 母・衣香は、即座に透視する。

「なんだ、おのこか。どうせ無能力だから捨てて来い」

「エエッ💧 かあさまは相変わらず冷たいな~、
 でもこれって夫と仲直り♡する絶好の機会✨️」

 衣縫は単身、環濠集落へと帰還する。
 集落の人間は、どこかよそよそしい。
 義父は衣縫を徹底的に避け、
 義母は根掘り葉掘り、衣縫から旅先の話ばかり聞きたがる。

「それで? そのお方は、あなたになんて?」

「ええ~~っと、
 惜しい! 独身ならば付き合いたかったって! 予もまだまだイケておる♪」

 ✶

 案の定、息子が爆誕。
 衣縫は名付けに悩む。

「衣…は、何の力もないのに付けては可哀想💧
 何さ。キツく睨んでため息ばかり、しあわせが逃げて去っていくぞ?」

「よくもまあ、いけしゃあしゃあと! 出ていけ! 顔も見たくない!」





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