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霧彦《きりひこ》
【自作】【横文字推奨】ムスムス霧彦
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霧彦は、長上のお見舞い中だ。
しかし危なっかしい手つきで梨を剥こうとしていた。
長上は見かねて手を伸ばす。
「貸せ貸せ、お前それでも調理人の身内か。流石に甘やかしが過ぎるだろう」
霧彦は、ふくれっ面で梨と刃物を長上に手渡す。
「姉と義兄のせいにしないでくださいね💢
私が小さい頃、
刃物を持ち出してケガしたから、用心してくれたまでです」
「そんなの折を見て教えてやりゃあ……あ、その前に連れてきたからか」
「はいはい、さすが元調髪師サマは刃物の扱いもお上手で」
反省の色など全くない長上に、
霧彦はつむじを曲げた。
ムッス~😾と、不機嫌全開モードに突入だ。
✦
霧彦がムスムスฅ^•ﻌ•^ฅ💢していると、
切ったばかりで瑞々しい梨の欠片が、口に放り込まれた。
霧彦は、それをしゃりしゃり噛んで飲み込む。
そこへ、怖~い顔の留守役が現れ、
霧彦の呑気な見舞客姿を見て、更に険しくなった。
しかし留守役は、自称・君子のため、長上に向かって淡々と報告する。
「長上、未明からサルヌリ朝の侵攻が始まりました。場所は例の砦です」
突然の開戦報告に、霧彦はビックリ仰天だ。
だが長上は、犬歯が剥き出しになる程破顔していたので、霧彦は更にビックラこいた。
✦
長上は、手をたたいて大喜びだ。
「あっはっは、まんまと罠にかかったな、戴冠(タイカン)ッ。精々掌で踊らせてやる。
――匪躬(ひきゅう)を呼べ」
「狼煙を見たようで。既に来ております」
「相変わらず支度の早い。こちらも用意をしよう。
霧彦~さっき元と言ったな?
世はまだ現役の調髪師のつもりだぞ。
留守役と隠れて見ておれ♪」
しかし危なっかしい手つきで梨を剥こうとしていた。
長上は見かねて手を伸ばす。
「貸せ貸せ、お前それでも調理人の身内か。流石に甘やかしが過ぎるだろう」
霧彦は、ふくれっ面で梨と刃物を長上に手渡す。
「姉と義兄のせいにしないでくださいね💢
私が小さい頃、
刃物を持ち出してケガしたから、用心してくれたまでです」
「そんなの折を見て教えてやりゃあ……あ、その前に連れてきたからか」
「はいはい、さすが元調髪師サマは刃物の扱いもお上手で」
反省の色など全くない長上に、
霧彦はつむじを曲げた。
ムッス~😾と、不機嫌全開モードに突入だ。
✦
霧彦がムスムスฅ^•ﻌ•^ฅ💢していると、
切ったばかりで瑞々しい梨の欠片が、口に放り込まれた。
霧彦は、それをしゃりしゃり噛んで飲み込む。
そこへ、怖~い顔の留守役が現れ、
霧彦の呑気な見舞客姿を見て、更に険しくなった。
しかし留守役は、自称・君子のため、長上に向かって淡々と報告する。
「長上、未明からサルヌリ朝の侵攻が始まりました。場所は例の砦です」
突然の開戦報告に、霧彦はビックリ仰天だ。
だが長上は、犬歯が剥き出しになる程破顔していたので、霧彦は更にビックラこいた。
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長上は、手をたたいて大喜びだ。
「あっはっは、まんまと罠にかかったな、戴冠(タイカン)ッ。精々掌で踊らせてやる。
――匪躬(ひきゅう)を呼べ」
「狼煙を見たようで。既に来ております」
「相変わらず支度の早い。こちらも用意をしよう。
霧彦~さっき元と言ったな?
世はまだ現役の調髪師のつもりだぞ。
留守役と隠れて見ておれ♪」
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