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しおりを挟むオクト視点
マリー嬢が土地を購入したとの報告があり、
急いでプロポーズの場所の選定をした。
その間の繋ぎとして母上と姉上がマリー嬢と買い物に行くと言って来たが
必死あるか?
自分達がマリー嬢と買い物に行きたいだけだろう?
しかも別々に行くなんて!
俺のプロポーズはどーするんだ!
「あら、だって貴方の婚約者になったら結婚するまで貴方が独占して2人きりで買い物なんて行けなさそうですもの?」
「折角だから私も妹としてではなく、友人としての立場の内に出かけておきたい」
うっ、
2人の言う事は最もだ。
プロポーズが成功したら俺の婚約者になるんだ。
母上や姉上の好きにはさせないに決まってる!
どうしてもとマリー嬢がお願いしてきたら俺も同行して行く事になるだろう。
ソレ位、
今まで我慢してたんだ、
当たり前だろう?
いくらジト目で見られてもやっと思いが届いた相手をそうそう手放せるかってんだ!
今回は仕方無いので母上達に譲ってじっくりプランをねる事にしよう。
決して
「まだオッケーももらってないくせに…」
と言われたからではない!
そうして
母上達と買い物に行った休み明けに
早速次の休みの約束をもぎ取った!
お願いした時の俺を見る彼女の赤みのある顔
少しは俺の事を意識しだしてくれたと思ってもいいよな?
学院では特に感情を表に出さない彼女が顔を赤らめた事が嬉しかった。
お陰で少し自信を持ってプロポーズが出来た。
そのまま普通にプロポーズをしたら
彼女は自身の家族の事を言えずに断られるかもしれないと
家族の事も事情も知った上だと仄めかしつつプロポーズをした。
鈍感な彼女は本当に俺からの好意に気が付いておらず
驚いていたが受け入れてくれた。
「優しいご家族とオクト様が大好きで、オクト様の様な方に愛される方が羨ましいと思ってました。
そういう事は考え無い様にしておりましたが無意識に貴方の事が好きだったんだと思いますわ…」
顔を真っ赤にして嬉しそうに、
照れながら小声で話す彼女は
特別可愛いかった!
そのまま彼女を抱きしめて甘い雰囲気になりたかったが
「所で、私の家族の事、
ご存知でしょうが、自分の口から知って頂きたいですわ…」
と甘い雰囲気はお預けになった……
おのれ、侯爵家め!
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