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しおりを挟む思わず変なお嬢様言葉が出てしまう
位不意打ちの驚きでした。
世の中狭いよねぇ~!
キザンさんは貴族の出身で騎士団長さんの年の離れた弟だそうです。
小さな頃から冒険者に憧れ次男という事から騎士にもならず冒険者一筋なのだとか。
同じ次男の立場の甥っ子を可愛がり
小さな頃から冒険者登録をさせ騎士に入団しても冒険者両立を進めていたとの事です。
「貴族の世界なんて何時裏切りられるか分からねぇ、その時は冒険者で食って行ける様に実績を積んでおけ!
冒険者での実績があれば騎士をしてても冒険者と連携しなければ行けねぇ時に役立つからな!」
実際に遠征や合同討伐の時には役立っており
今でも休みの時には冒険者活動をしているそうです。
だから今回も討伐前に知識だけでも取り入れさせてあげたかったみたい。
そんな彼も私の顔に見覚えがあるのか
数秒固まりました。
「あ、あ~、マ?ま…」
「始めましてローズです。自己紹介では呆けるのではなく自分から名乗るのが筋ではありませんか?」
被せ気味にぶった切ります。
マ、ま…ってママか!マザコンか!
ってツッコミそうになりましたが言いたい言葉は違うと分かっているので彼の名誉の為に言いません。
でもキザンさんは思いっきり勘違いしておりますね?
だって小声で
「義姉上には似て無いぞ?しかも今
だにママ呼びかよ……」
なんて言ってますもん。
彼も聞こえたのか
「ちがっ!
マ、マ、って言ったのは…
マジ、そう、マジでこんなに可愛い女の子だとは思って無かったってて言いたかったんだ~っ!
断じて俺はマザコンではないし
母上の事をママと呼んだことは無い!…子供の時以外は…」
真っ赤な顔の騎士団長様のご子息様。
改めて私に向き合います。
「失礼した。俺はソコにいるキザンの甥でユザキ.エトワールだ。
エトワール侯爵家の次男で騎士団に所属している。今日は宜しく頼む」
握手を求められて手を握ると
「ローズ、ローズ嬢…」
と呟いていました。
どうしてもマリーを思い出しそうで
"ま"と言いそうになるみたいですわね?
反芻して自分に言い聞かせてるみたいです。
私もユザキ.エトワール様を見ているとついつい
お嬢様言葉が出てきそうなので気をつけないと…
まぁ、出た所でもう貴族では無いし、バレたらバレたで逃げるだけですけどね?
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