殺人犯と義娘

ゆう

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「こんばんは。」



「えっ…ぶふっ!」



身体にはナイフが刺さり、被害者は何が起こったか分からない。



私はナイフを抜き取ると被害者に真っ赤に染まったナイフを目の前に見せた。




途端に刺された事に気づき、顔を歪め悲鳴を上げた。



「いい悲鳴をありがとう。そして、さようなら。」




言い終わると同時にナイフを振り上げて相手の首を刺した。
















[次のニュースです。今日未明、○△市で遺体が発見されました。遺体には腹部と首の2ヶ所にナイフで刺された後があり警察は…ブツッ!


「あ~あ、遺体もう見つかっちゃた。今回は早かったな。」



ニュースの途中で電源を切り、リモコンをベッドに投げた。




私は倉橋玲華(くらはしれいか)殺人犯です。



25年間生きてきて、殺した人間の数は18人。



そして、未だに捕まってません。警察は馬鹿なのでしょうか。




まぁ、証拠なんて残してないから見つかるわけないのですが…。




「さてと、次はどんな人をころそうかな?」





今は夜の19時、そろそろターゲットを決めなきゃ。




鼻歌を歌いながら、家を出た。





この日、私が最後の殺人をする事になるとはこの時私は思ってなかった。






近くのスーパーに寄っては、買い物をするフリを見せてターゲットを探した。



「あら、玲華ちゃんじゃない。見ない間に綺麗になって。」


「野中さん。お久しぶりです。そんな事ないですよ。」


この人は、昔お世話になった野中さん。流石に殺したら、バレちゃうねだから除外。


「でも、気をつけてね。まだ捕まってないみたいだから。」



「もう家を出る事も怖いんです。」



嘘です。だって犯人は私だから…。




「守ってくれる恋人でも見つかるといいわね。」


「そうですねぇ。」


「それじゃあ気をつけてね。」


「はい」



たわいのない会話で終了。





再びターゲット探しを始めた。



1時間店にいても目ぼしいものは見つからない。



「今日は諦めましょう。」

ボソッと呟いた。





店に出ると、今の季節に反した5歳くらいの女の子がいた。



真冬なのに、ヨレヨレの半袖のワンピースを着ていて、髪はボサボサだし裸足で体も痩せてるし色んな箇所に傷やら痣やら…。



これって虐待だよね。




その女の子はフラフラと店の中に入り何かを買ってるようだ。






私は、その女の子が気になり跡をつける事にした。



そういえば、子供を殺した事なかったなぁ…。




気に入ったらあの子を殺そうかな。




フラフラな足取りはボロいアパートで止まった。



「ただいま…。」



あっ意外と可愛い声だ。



バタバタと大きい足音が聞こえると



「この屑!言ってた物と違う物を買ってくるな。何回言えば分かるんだ!」




「パパ、ごめんなさい。つぎはがんばるからゆるしてください。」



「なんでお前を許さないといけないんだ。こっちへこい。罰を与えてやる。」


「いやだぁ~。」


「待てやコラァァ!!」



女の子は外に出て走り出した。





少し走るとあの子は道路に転ける。やはり、体力が衰えてたからなのか、歩く事はおろか立つことさえままならなかった。

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