腐男子くんの学園生活!

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本編

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~~~1ヶ月後~~~


「おはよう!」

「あぁ、おはよう」

今日も広貴と挨拶を交わしてから1日が始まる。

入学してから、1ヶ月が過ぎた。
俺はこの学園にすっかり馴染んでいる。

いやぁ、普通の生徒に見えるようにするって、難しいな。

イチャついてる生徒とか見ると、む腐腐な妄想が止まらなくて...

1人でにやにやしてる変人になりそうになるからなぁ。

「ご飯できたぞ」

「うん、ありがと!」

朝ごはんは俺と広貴、交代で作ってる。毎日2人分作ってたら流石に大変だからな。今日は広貴が作る日だ。

ちなみに、夜ご飯はいつも俺が作ってて、時々広貴が作ってる。

「「いただきます」」

広貴の料理は普通に美味しい。
が、簡単なものしか作れないため、夜ご飯を作るときはパソコンで調べて作っている。

不良が苦戦しながら料理を作る...
萌え。早く誰かとくっついちまえ!


「ごちそうさまでした。うまかった!」

「ごちそうさま。うまかったか、なら良かった」

広貴は嬉しい時、ふわっと笑う。

そして、その度に俺は心の中で悶えまくっている。

こんな笑顔、普通の生徒が見たら1発でノックアウトだろうな。

まあ、今までその笑顔を見た人はいないみたいなんだけどな。

なんで俺には笑顔を見せるのかって?
そういえば、なんでだろ。


.........。分かんね。
分かんないことを考えてもしかたないので、俺は食器の片付けを始めた。

~数十分後~

「早くしねぇと先いくぞ」

「ちょっ、待って!」

今、広貴に置いていかれそうになってあわてて準備してるところだ。

準備が終わったら、早足で玄関へと向かう。

「おまたせ!」

「おう」

ガチャ

「おはよっ!!」

ドアを開けた瞬間、翔太がひょこっと出てきた。ちょっとびっくりした...。

「おはよう!」

「はよ」

驚きつつも挨拶を返す。広貴も短く挨拶を返していた。

翔太とは、クラスが同じなのでいつも一緒に登校している。

翔太と広貴は意外と気が合うみたいで、時々俺にはよく分からない話をしていた。

譲らないとか俺の物だとか言ってるけど、何かを奪い合っているんだろうか。

聞いても教えてくれないので、気にしないことにしているけど。




「今日は皆さんに知らせたいことがあります。」

教室にて、倉嶋先生がそんなことを言った。

なんだろ。この時期だとなにが...何も思いつかない。

「明日、転入生が来ます。仲良くしてあげてくださいね」

先生は爽やかな笑顔で言った。

ざわざわざわ...


...な、な、なんだってーーー!!?
え、明日?明日来るの?!

やったぁ!!!
よし、明日は絶対校門が見えるところで待機するぞ。

そして、見るんだ。
副会長と王道くんのkissシーンを!!

うわぁ、ワクワクしてきた...
今まで生徒会の人見たことないけど、どんな人達かなぁ...

生徒会メンバーの名前は調べたんだけど、顔までは分かんないからな。

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