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第一章 迷い猫に誘われて
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そんな中、ハルカちゃんは少し遅れて教室に入り、席についたにゃ。
男の子たちも、慌てて教室にかけこんでくる。
だが、肝心の萩山さんたちの姿は見当たらない。
何でも、昨日から身動きが取れなくなったため、病院で療養中らしいにゃ。
先生が朝のホームルームで、そう説明していたにゃ。
誓約書の効力はしばらく続きそうにゃ。
それにいじめの問題も取り上げられたし、しばらくは学校に来れないはずにゃ。
『にゃ?』
視線を戻すと、ハルカちゃんは次の授業の準備をしていたにゃ。
『ハルカちゃん、次の授業ってなんだにゃ?』
「英語だよ」
にゃ?
英語……?
ねこ語の授業はないのかにゃ?
*
その日の授業が終わると、クラスメイトたちは騒がしく教室を出ていったにゃ。
いつもどおりの教室。
変わらない日常。
だけど、そこに萩山さんたちがいないだけで、学校生活はとても穏やかだったにゃ。
ハルカちゃんのものが突然、なくなったり、嫌がらせをされることもなかった。
それに今まで話しかけてこなかったクラスメイトたちも、ハルカちゃんに声をかけてきたにゃ。
何だか、いい傾向にゃ。
よーし、このまま、ハルカちゃんを幸せいっぱいにするにゃ!
そう思っていると、教室内にいるのはいつの間にか、我輩とハルカちゃんだけになっていたにゃ。
『ハルカちゃん。我輩、学校はお昼休みが好きにゃ』
「お弁当の時間だから?」
『にゃ!』
我輩の返事に、ハルカちゃんは小さく笑みをこぼしたにゃ。
しばらく談笑した後、ハルカちゃんはカバンを持って教室を出る。
日直の人たちが教室に戻ってきたからにゃ。
校舎を出ると、我輩たちは駅までの道を、てくてくと一緒に歩いていったんだにゃ。
えっ?
今日は家まで送らなくていいのか、とおっしゃるにゃ?
神様。
我輩、早く、人間になりたいにゃ!
人間になれば、ハルカちゃんと一緒に学校に登校するという夢もかなうにゃ。
でも、人間は電車に乗れないといけない。
だから、我輩、今日は勇気をふりしぼって、がんばってみようと思ったにゃ!
人間になった先にある景色を見るために!
駅にたどり着くと、改札口を通りすぎる。
テンポよく階段を降り、足早にホームに出る。
ホームで待っていると、電車がやって来たので早速、乗り込もうとしたにゃ。
だけど、そこで思わぬアクシデントが!?
『にゃあ!』
誰かが、我輩のしっぽを踏んだにゃ!
情けない鳴き声は、雑踏にかき消されてしまったと思ったのにゃが。
「にゃん太郎さん、大丈夫?」
涙目の我輩を、ハルカちゃんがそっと気づかってくれたにゃ。
そのまま、我輩をふわりと優しく抱き上げてくれたにゃ。
男の子たちも、慌てて教室にかけこんでくる。
だが、肝心の萩山さんたちの姿は見当たらない。
何でも、昨日から身動きが取れなくなったため、病院で療養中らしいにゃ。
先生が朝のホームルームで、そう説明していたにゃ。
誓約書の効力はしばらく続きそうにゃ。
それにいじめの問題も取り上げられたし、しばらくは学校に来れないはずにゃ。
『にゃ?』
視線を戻すと、ハルカちゃんは次の授業の準備をしていたにゃ。
『ハルカちゃん、次の授業ってなんだにゃ?』
「英語だよ」
にゃ?
英語……?
ねこ語の授業はないのかにゃ?
*
その日の授業が終わると、クラスメイトたちは騒がしく教室を出ていったにゃ。
いつもどおりの教室。
変わらない日常。
だけど、そこに萩山さんたちがいないだけで、学校生活はとても穏やかだったにゃ。
ハルカちゃんのものが突然、なくなったり、嫌がらせをされることもなかった。
それに今まで話しかけてこなかったクラスメイトたちも、ハルカちゃんに声をかけてきたにゃ。
何だか、いい傾向にゃ。
よーし、このまま、ハルカちゃんを幸せいっぱいにするにゃ!
そう思っていると、教室内にいるのはいつの間にか、我輩とハルカちゃんだけになっていたにゃ。
『ハルカちゃん。我輩、学校はお昼休みが好きにゃ』
「お弁当の時間だから?」
『にゃ!』
我輩の返事に、ハルカちゃんは小さく笑みをこぼしたにゃ。
しばらく談笑した後、ハルカちゃんはカバンを持って教室を出る。
日直の人たちが教室に戻ってきたからにゃ。
校舎を出ると、我輩たちは駅までの道を、てくてくと一緒に歩いていったんだにゃ。
えっ?
今日は家まで送らなくていいのか、とおっしゃるにゃ?
神様。
我輩、早く、人間になりたいにゃ!
人間になれば、ハルカちゃんと一緒に学校に登校するという夢もかなうにゃ。
でも、人間は電車に乗れないといけない。
だから、我輩、今日は勇気をふりしぼって、がんばってみようと思ったにゃ!
人間になった先にある景色を見るために!
駅にたどり着くと、改札口を通りすぎる。
テンポよく階段を降り、足早にホームに出る。
ホームで待っていると、電車がやって来たので早速、乗り込もうとしたにゃ。
だけど、そこで思わぬアクシデントが!?
『にゃあ!』
誰かが、我輩のしっぽを踏んだにゃ!
情けない鳴き声は、雑踏にかき消されてしまったと思ったのにゃが。
「にゃん太郎さん、大丈夫?」
涙目の我輩を、ハルカちゃんがそっと気づかってくれたにゃ。
そのまま、我輩をふわりと優しく抱き上げてくれたにゃ。
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