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第二章 あの海の向こうへ
3-5
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えっ?
神様の計らい?
だったら、安心だにゃ。
「相変わらず、急かすな……」
……おや?
はしゃぐ六花ちゃんを見て、少し呆れているのは幼なじみの高峯海翔くんにゃ。
海翔くんは、小さい頃から六花ちゃんとずっと一緒にいる幼なじみで、優しいけれど、ちょっと冷たいみたいにゃ。
今回のお願いも、しぶしぶ付き合ったらしいにゃ。
でも、今日は特別な日のようだにゃ。
だから、立ち止まってなんていられないみたいにゃ。
六花ちゃんが先程、そう言っていたにゃ。
にゃにゃ!?
虹色の流れ星が、空を駆けてきたにゃ。
それが合図だったのか。
誰もいない空き地に、いつの間にか現れたのは駅だにゃ。
ああ~、神様、我輩はどうすれば……。
ふむふむ、段取りどおり、進んでいる。
我輩はこのまま、六花ちゃんたちに密着すればいいのかにゃ?
分かったにゃ!
大船に乗ったつもりで任せてほしいにゃ!
「六花。切符、持ってきているか?」
「もちろん!」
――海翔くんと六花ちゃんは手にした切符に導かれ、真夜中発の不思議な異界列車に乗り込んだにゃ。
そこから宙へと飛び出した、不思議な異界列車『にゃんにゃん号』は、今日も時空を超え、自由に世界を駆け巡るらしいにゃ――。
「我輩も乗れたにゃ。良かったにゃ……」
我輩も、にゃん吉先輩のおかげで、無事に乗車できたにゃ。
乗客たちは、我輩たちと六花ちゃんたち以外はあやかし。
ここにいる猫は、我輩と同じく不思議な猫。
甲斐甲斐しく、列車の室内を行ったり来たりするのは、藍色の制服に身を包んだ猫又の車掌さんにゃ。
「この列車には、猫の車掌さんがいるんだね」
なんて……六花ちゃんが言っているうちに、異界列車はぐんぐん上昇し、ついには薄青色した大気圏を抜けたにゃ。
今、窓の外を彩るのは、地上では決して、お目にかかれないような極上の星々のきらめき。
乗客たちは思い思いの席にかけ、窓に張りつくようにしてまぶしい星々に見入っているにゃ。
それはもちろん、六花ちゃんも同じで。
「うわあっ! きれい!」
窓に映り続けるのは、儚くて美しい世界。
列車内でふわふわと遊泳しながら、六花ちゃんは外の景色を楽しんでいるにゃ。
「確かにすごいな」
海翔くんも、周囲の何もかもが、生き生きと美しく、楽しげに見えるのか。
それを自分の目に刻むように見渡し、まぶしさに目を細めているにゃ。
本当は我輩、運転席ものぞいてみたかったんだけど。
「中に入ったらダメにゃー!」
猫又の車掌さんからとおせんぼされてしまったにゃ。
うーん、残念にゃ。
最初に、異界列車が向かったのは不思議な都。
「和服、初めてにゃ。かっこいいにゃ」
早速、我輩は用意されていた猫用の和服を着て浮遊にゃ。
えっ?
神の使いなのに、和服は初めて着たのか、とおっしゃるにゃ?
――神様、そこは気にしちゃいけないにゃ。
神様の計らい?
だったら、安心だにゃ。
「相変わらず、急かすな……」
……おや?
はしゃぐ六花ちゃんを見て、少し呆れているのは幼なじみの高峯海翔くんにゃ。
海翔くんは、小さい頃から六花ちゃんとずっと一緒にいる幼なじみで、優しいけれど、ちょっと冷たいみたいにゃ。
今回のお願いも、しぶしぶ付き合ったらしいにゃ。
でも、今日は特別な日のようだにゃ。
だから、立ち止まってなんていられないみたいにゃ。
六花ちゃんが先程、そう言っていたにゃ。
にゃにゃ!?
虹色の流れ星が、空を駆けてきたにゃ。
それが合図だったのか。
誰もいない空き地に、いつの間にか現れたのは駅だにゃ。
ああ~、神様、我輩はどうすれば……。
ふむふむ、段取りどおり、進んでいる。
我輩はこのまま、六花ちゃんたちに密着すればいいのかにゃ?
分かったにゃ!
大船に乗ったつもりで任せてほしいにゃ!
「六花。切符、持ってきているか?」
「もちろん!」
――海翔くんと六花ちゃんは手にした切符に導かれ、真夜中発の不思議な異界列車に乗り込んだにゃ。
そこから宙へと飛び出した、不思議な異界列車『にゃんにゃん号』は、今日も時空を超え、自由に世界を駆け巡るらしいにゃ――。
「我輩も乗れたにゃ。良かったにゃ……」
我輩も、にゃん吉先輩のおかげで、無事に乗車できたにゃ。
乗客たちは、我輩たちと六花ちゃんたち以外はあやかし。
ここにいる猫は、我輩と同じく不思議な猫。
甲斐甲斐しく、列車の室内を行ったり来たりするのは、藍色の制服に身を包んだ猫又の車掌さんにゃ。
「この列車には、猫の車掌さんがいるんだね」
なんて……六花ちゃんが言っているうちに、異界列車はぐんぐん上昇し、ついには薄青色した大気圏を抜けたにゃ。
今、窓の外を彩るのは、地上では決して、お目にかかれないような極上の星々のきらめき。
乗客たちは思い思いの席にかけ、窓に張りつくようにしてまぶしい星々に見入っているにゃ。
それはもちろん、六花ちゃんも同じで。
「うわあっ! きれい!」
窓に映り続けるのは、儚くて美しい世界。
列車内でふわふわと遊泳しながら、六花ちゃんは外の景色を楽しんでいるにゃ。
「確かにすごいな」
海翔くんも、周囲の何もかもが、生き生きと美しく、楽しげに見えるのか。
それを自分の目に刻むように見渡し、まぶしさに目を細めているにゃ。
本当は我輩、運転席ものぞいてみたかったんだけど。
「中に入ったらダメにゃー!」
猫又の車掌さんからとおせんぼされてしまったにゃ。
うーん、残念にゃ。
最初に、異界列車が向かったのは不思議な都。
「和服、初めてにゃ。かっこいいにゃ」
早速、我輩は用意されていた猫用の和服を着て浮遊にゃ。
えっ?
神の使いなのに、和服は初めて着たのか、とおっしゃるにゃ?
――神様、そこは気にしちゃいけないにゃ。
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