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第8話「空の嘘」
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サリーの死が“事故”ではなく、“他殺”であると断定されたのは、遺体発見から間もなくのことだった。
首元に残された微かな圧痕と、肺に水が残っていないという鑑識結果が、彼女の死が絞殺であることを示していた。
現場の状況は一見すると穏やかで、衣服も乱れておらず、抵抗の痕跡も乏しかったが、それだけに不自然さが際立った。
捜査は日本から同行していた撮影班の全スタッフとキャストに事情聴取を行う形で進められ、ハワイ州警察と日本領事館の連携で、比較的スムーズに一次聴取は終了した。
だが、それ以上の動きが、ない。
それがヨウジにとっての最大の違和感だった。
――遺体が見つかってから、もう何日経った?
あの日以来、彼の生活は一変していた。
自分の手配したロケで人が死んだ。スタッフの誰もが多かれ少なかれショックを受けている。
それでも撮影は“スケジュール通り”という言葉に押し流され、数日間の中断を経て再開されていた。
だがヨウジは、心のどこかで納得していなかった。
彼女の死に対して、あまりにも早く日常が戻りすぎている。
現地の警察は、事件性を否定しているわけではない。
それどころか、葬儀の手配より先に、関係者への再聴取の可能性までほのめかしてきた。
それでも、“動かない”。
どこかで何かが滞っている――そんな感覚がヨウジの中にくすぶっていた。
その日の午前、ようこが再び現場に現れた。
「……戻ってきたの?」
現場の駐車場脇で声をかけたとき、ようこは少しだけ目を伏せて笑った。
「乗り継ぎのタイミングが合ってね。お休みもらえたから。……今だけ」
「状況、あんまり変わってないみたいね」
ヨウジは一瞬返事に詰まり、曖昧にうなずいた。
彼自身、日常に戻ったふりをする現場の空気に馴染めずにいたからだ。
「状況、あんまり変わってないみたいね」
「……うん。警察は動いてるけど、なかなかはっきりしない」
二人の会話は自然と、事件の話に移った。
ヨウジは数日前から、ロケ記録や映像、控室の動線、撮影スケジュールを地図に落とし込みながら、関係者の行動を整理し続けていた。
スタッフの証言は、日ごとに微妙にズレてきている。
「サリーを最後に見たのは夕方だった」という者もいれば、「夜になってもまだ話していた」という者もいた。
その中で、ひとつだけ特異な証言があった。
「月明かりの下で、サリーが誰かと歩いていた」
それは、スタッフの一人――映像編集助手の若い男が、警察に語ったものだった。
彼は現場の片付けをしていた最中、浜辺の奥で誰かと並んで歩くサリーらしき姿を見たという。
月の明かりで、はっきり顔が見えた、とも。
だが――その時間に、満月はその方角には“なかった”。
ヨウジは、月齢と星表、そして潮位表を併せて確認していた。
それらが示しているのは、“月の影が落ちる位置”は、目撃証言と大きく食い違っているという事実だった。
それが意味するのは二つ。
一つ、目撃者の記憶が曖昧だった。
あるいはもう一つ、“誰かがそのように錯覚させた”。
――だが、それを証明する術はない。
今の時点ではまだ、何も断定できなかった。
「私ね……」
ようこが言った。
「サリー、何かに怯えてたと思うの。殺されるって、本人が思ってたかどうかは分からないけど……目の奥に、いつも何か隠してる感じがあった」
ヨウジは黙って、彼女の言葉を聞いた。
ようこは何かを思い出すように、少し視線を遠くに向けていた。
「控室のこと、覚えてる。誰かが話してたの、サリーの目の前で。名前は聞こえなかったけど、彼女の表情が急に変わったのよ。“ああ、これは何かある”って、私、感じたの」
「……何か、って?」
「わからない。ただ、あのとき……彼女、立ち上がった瞬間、震えてたの」
ふと、遠くで波の音が聞こえた。
ハワイの空には、朝から容赦のない日差しが満ちていた。
その影のなかで、ヨウジは思った。
この事件は、まだ終わっていない。
いや、始まったばかりなのかもしれない。
カフェテラスのパラソル越しに、青い空がにじむ。
陽差しは既に午後の色をしており、テーブルの影がゆっくり伸びていく。
ヨウジはアイスコーヒーを一口すすりながら、何も映っていないタブレットの画面をぼんやりと見つめていた。目の奥がじんわりと痛む。
絞殺――その言葉を最初に耳にしたときの、あの背筋を撫でるような寒気がまだ残っている。
サリーは殺されたのだ。
しかも、誰にも目撃されず、痕跡もほとんど残さずに。
ハワイ州警察は今朝、関係者全員への一次事情聴取を終了したと発表した。
表向きは手続きを進めているように見えるが、現実にはそれ以上の動きがない。
誰が、なぜサリーを殺したのか――その核心には、一向に近づけていない。
ヨウジは、心の奥に引っかかっている小さな違和感を指先でなぞるようにしていた。
スタッフたちは葵の代役ぶりに安心し、亮二はサリーの存在を記憶の箱にしまい込んだかのように、何事もなかったように振る舞っている。
その空気が、逆に異常だった。
サリーの死が「終わったこと」になっている。
テーブルの向かいから声がかかった。
「ねえ……本当にこれ、事故じゃないんだよね?」
顔を上げると、ようこが立っていた。
私服のシャツとジーンズ姿。さほど化粧もしていないが、逆にその無造作さが目を引いた。
ヨウジは軽くうなずく。
「他殺。警察の発表は正式に出てる」
ようこは息を呑み、小さくうつむいた。
「やっぱり……」
その呟きには驚きよりも、むしろ何かを確信したような色が含まれていた。
サリーの死に、彼女はずっと疑念を抱いていたのだろう。
ようこは椅子を引き、ヨウジの向かいに腰を下ろした。
「今日、警察に聞かれたの。“あの夜、最後にサリーを見たのはいつですか”って」
ヨウジは、すぐには返さなかった。
「……何て答えた?」
「撮影が終わって、控室に戻る途中。葵と交代してメイク落としてたって。見かけたのは、それが最後だったって」
それは、既にヨウジが把握している証言のひとつだった。
「でも、サリー、何かを警戒してた気がするの。……誰かを、というか……何かに巻き込まれてるって、そんな顔だった」
ヨウジはようこの表情を見た。迷いのない目だった。
その直感が、決して軽いものではないことを彼は知っていた。
「それを、警察には?」
「言ってない。証拠ないから。……でも、あの目は、何かを怖がってた」
会話が途切れ、ハワイの午後の風がテラスを吹き抜けた。
どこかで子どもの笑い声が聞こえ、それがやけに遠く感じられる。
ヨウジは、ようこの視線をたどるようにして、自分の記憶を掘り返した。
撮影当日のスケジュール、サリーの行動、葵のインタビュー、亮二の控室入り。
「一つだけ、気になってることがある」
ようこが顔を上げた。
「亮二が、サリーの部屋の前に長くいたんだ。控室に入る前に。スタッフのひとりが見たって話してた」
「それって……その時間帯、葵も近くにいたはずじゃない?」
「そう。……それも、記録と矛盾してる」
ようこの瞳がわずかに動いた。
「もしかして、誰かが“誰かといたように見せかけた”とか、ある?」
「あり得る。月の明るさを考えれば、夜の映像や記憶は曖昧になる」
ふたりの間に、言葉にならない感覚が共有された。
それは、事実ではないが、真実に近い“違和感”の輪郭だった。
ようこは立ち上がり、テーブルに手をついた。
「わたし、もうちょっと調べてみる。今は“私的な立場”だけど、動けるうちに動く」
「危ないことは、するなよ」
ようこは静かに微笑んだ。
「ヨウジさんが、そう言うなら」
その目にあったのは、数日前の恋人に向ける柔らかさではなく、今この瞬間に向き合う覚悟のようなものだった。
ヨウジは、その姿を見送りながら、胸の奥で確かに感じていた。
何かが、変わり始めている――それは事件の輪郭ではなく、人と人との距離だった。
首元に残された微かな圧痕と、肺に水が残っていないという鑑識結果が、彼女の死が絞殺であることを示していた。
現場の状況は一見すると穏やかで、衣服も乱れておらず、抵抗の痕跡も乏しかったが、それだけに不自然さが際立った。
捜査は日本から同行していた撮影班の全スタッフとキャストに事情聴取を行う形で進められ、ハワイ州警察と日本領事館の連携で、比較的スムーズに一次聴取は終了した。
だが、それ以上の動きが、ない。
それがヨウジにとっての最大の違和感だった。
――遺体が見つかってから、もう何日経った?
あの日以来、彼の生活は一変していた。
自分の手配したロケで人が死んだ。スタッフの誰もが多かれ少なかれショックを受けている。
それでも撮影は“スケジュール通り”という言葉に押し流され、数日間の中断を経て再開されていた。
だがヨウジは、心のどこかで納得していなかった。
彼女の死に対して、あまりにも早く日常が戻りすぎている。
現地の警察は、事件性を否定しているわけではない。
それどころか、葬儀の手配より先に、関係者への再聴取の可能性までほのめかしてきた。
それでも、“動かない”。
どこかで何かが滞っている――そんな感覚がヨウジの中にくすぶっていた。
その日の午前、ようこが再び現場に現れた。
「……戻ってきたの?」
現場の駐車場脇で声をかけたとき、ようこは少しだけ目を伏せて笑った。
「乗り継ぎのタイミングが合ってね。お休みもらえたから。……今だけ」
「状況、あんまり変わってないみたいね」
ヨウジは一瞬返事に詰まり、曖昧にうなずいた。
彼自身、日常に戻ったふりをする現場の空気に馴染めずにいたからだ。
「状況、あんまり変わってないみたいね」
「……うん。警察は動いてるけど、なかなかはっきりしない」
二人の会話は自然と、事件の話に移った。
ヨウジは数日前から、ロケ記録や映像、控室の動線、撮影スケジュールを地図に落とし込みながら、関係者の行動を整理し続けていた。
スタッフの証言は、日ごとに微妙にズレてきている。
「サリーを最後に見たのは夕方だった」という者もいれば、「夜になってもまだ話していた」という者もいた。
その中で、ひとつだけ特異な証言があった。
「月明かりの下で、サリーが誰かと歩いていた」
それは、スタッフの一人――映像編集助手の若い男が、警察に語ったものだった。
彼は現場の片付けをしていた最中、浜辺の奥で誰かと並んで歩くサリーらしき姿を見たという。
月の明かりで、はっきり顔が見えた、とも。
だが――その時間に、満月はその方角には“なかった”。
ヨウジは、月齢と星表、そして潮位表を併せて確認していた。
それらが示しているのは、“月の影が落ちる位置”は、目撃証言と大きく食い違っているという事実だった。
それが意味するのは二つ。
一つ、目撃者の記憶が曖昧だった。
あるいはもう一つ、“誰かがそのように錯覚させた”。
――だが、それを証明する術はない。
今の時点ではまだ、何も断定できなかった。
「私ね……」
ようこが言った。
「サリー、何かに怯えてたと思うの。殺されるって、本人が思ってたかどうかは分からないけど……目の奥に、いつも何か隠してる感じがあった」
ヨウジは黙って、彼女の言葉を聞いた。
ようこは何かを思い出すように、少し視線を遠くに向けていた。
「控室のこと、覚えてる。誰かが話してたの、サリーの目の前で。名前は聞こえなかったけど、彼女の表情が急に変わったのよ。“ああ、これは何かある”って、私、感じたの」
「……何か、って?」
「わからない。ただ、あのとき……彼女、立ち上がった瞬間、震えてたの」
ふと、遠くで波の音が聞こえた。
ハワイの空には、朝から容赦のない日差しが満ちていた。
その影のなかで、ヨウジは思った。
この事件は、まだ終わっていない。
いや、始まったばかりなのかもしれない。
カフェテラスのパラソル越しに、青い空がにじむ。
陽差しは既に午後の色をしており、テーブルの影がゆっくり伸びていく。
ヨウジはアイスコーヒーを一口すすりながら、何も映っていないタブレットの画面をぼんやりと見つめていた。目の奥がじんわりと痛む。
絞殺――その言葉を最初に耳にしたときの、あの背筋を撫でるような寒気がまだ残っている。
サリーは殺されたのだ。
しかも、誰にも目撃されず、痕跡もほとんど残さずに。
ハワイ州警察は今朝、関係者全員への一次事情聴取を終了したと発表した。
表向きは手続きを進めているように見えるが、現実にはそれ以上の動きがない。
誰が、なぜサリーを殺したのか――その核心には、一向に近づけていない。
ヨウジは、心の奥に引っかかっている小さな違和感を指先でなぞるようにしていた。
スタッフたちは葵の代役ぶりに安心し、亮二はサリーの存在を記憶の箱にしまい込んだかのように、何事もなかったように振る舞っている。
その空気が、逆に異常だった。
サリーの死が「終わったこと」になっている。
テーブルの向かいから声がかかった。
「ねえ……本当にこれ、事故じゃないんだよね?」
顔を上げると、ようこが立っていた。
私服のシャツとジーンズ姿。さほど化粧もしていないが、逆にその無造作さが目を引いた。
ヨウジは軽くうなずく。
「他殺。警察の発表は正式に出てる」
ようこは息を呑み、小さくうつむいた。
「やっぱり……」
その呟きには驚きよりも、むしろ何かを確信したような色が含まれていた。
サリーの死に、彼女はずっと疑念を抱いていたのだろう。
ようこは椅子を引き、ヨウジの向かいに腰を下ろした。
「今日、警察に聞かれたの。“あの夜、最後にサリーを見たのはいつですか”って」
ヨウジは、すぐには返さなかった。
「……何て答えた?」
「撮影が終わって、控室に戻る途中。葵と交代してメイク落としてたって。見かけたのは、それが最後だったって」
それは、既にヨウジが把握している証言のひとつだった。
「でも、サリー、何かを警戒してた気がするの。……誰かを、というか……何かに巻き込まれてるって、そんな顔だった」
ヨウジはようこの表情を見た。迷いのない目だった。
その直感が、決して軽いものではないことを彼は知っていた。
「それを、警察には?」
「言ってない。証拠ないから。……でも、あの目は、何かを怖がってた」
会話が途切れ、ハワイの午後の風がテラスを吹き抜けた。
どこかで子どもの笑い声が聞こえ、それがやけに遠く感じられる。
ヨウジは、ようこの視線をたどるようにして、自分の記憶を掘り返した。
撮影当日のスケジュール、サリーの行動、葵のインタビュー、亮二の控室入り。
「一つだけ、気になってることがある」
ようこが顔を上げた。
「亮二が、サリーの部屋の前に長くいたんだ。控室に入る前に。スタッフのひとりが見たって話してた」
「それって……その時間帯、葵も近くにいたはずじゃない?」
「そう。……それも、記録と矛盾してる」
ようこの瞳がわずかに動いた。
「もしかして、誰かが“誰かといたように見せかけた”とか、ある?」
「あり得る。月の明るさを考えれば、夜の映像や記憶は曖昧になる」
ふたりの間に、言葉にならない感覚が共有された。
それは、事実ではないが、真実に近い“違和感”の輪郭だった。
ようこは立ち上がり、テーブルに手をついた。
「わたし、もうちょっと調べてみる。今は“私的な立場”だけど、動けるうちに動く」
「危ないことは、するなよ」
ようこは静かに微笑んだ。
「ヨウジさんが、そう言うなら」
その目にあったのは、数日前の恋人に向ける柔らかさではなく、今この瞬間に向き合う覚悟のようなものだった。
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