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第20話 天才っているんですね
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「それで兄上に魔導具の作製を依頼したのか」
「はい」
試作品をニコラに持っていったらそんなことをレイナは言われる。
イーサンも魔導具を作るのに乗り気だった。
でもニコラ曰く、忙しい人だからそんなに早くは出来ないだろとのこと。
イーサンは将来この国の王になるかもしれない人なので学ぶ事や、やらなければならない事は多い。
魔導具の方は急いでいないので、イーサンにはゆっくりやって貰って構わないと伝えた。
気長に待ちたいとレイナは思う。
【インベントリ】は時間の経過が無いので冷たい物は冷たく、熱い物は熱いまま保存が可能だ。
だから持っているレイナは代用が出来る。
でも魔導具としてキッチンにでも設置出来れば、皆が使用可能なので便利だろう。
「しかし美味いなこれ。前のも良かったがこちらの方が商品として完成しているな」
ニコラは試作品を頬張りながら言う。
「ふふ、ニコラ様にそう言っていただけるなら良かったです。あとは微調整で問題なさそうですね」
これなら将来商人になった時にも売れそうだとレイナは確信する。
王族の敷地内で出来たし甘味があるからロイヤルフルーツとして売り出そうかなとレイナの夢は広がる。
本当に売れそうな気がしてきた。
「兄上は最近忙しいみたいだが、昔はよく変わった魔導具を作っていたよ」
「そうなのですか?」
「一日中部屋にこもりっぱなしで父上に怒られていたな」
「ええっ、そんなにですか!」
イーサンのキリっとしたいつもの佇まいからは想像出来ない。
レイナは思わず笑みがこぼれてしまう
「今は自分が作りたい物は作れないみたいだがな……」
「忙しいでしょうし、仕方がありませんよね」
第一王子が一日中、自分の為に時間を使える訳も無い。
下手したら分単位でスケジュールがあるのだろう。
でもいつも自分を気にかけてくれているから出来る男は違うわねとレイナは思う。
何かお礼が出来ればいいのだけれど。
レイナはイーサンを思い浮かべる。
「そういえば、ニコラ様も冷却の魔法は使えるのですか?」
ニコラが使う魔法は、今まで雷の魔法しか見た事がない。
「ああ、俺は全属性使えるからな」
「全属性ですか!」
(うわ、やっぱり天才だった!)
ニコラがトマヤを掴むとたちまちに凍っていく。
す、凄い。あっという間に凍らせる能力はイーサン以上かもしれないとレイナは感じる。
さすがは魔法の天才ニコラ。
それを口に放る。
「凍らせても美味いな」
ニコラはキャンディをなめる様に頬を出っ張らせる。
何だかその仕草が可愛らしくて、レイナはつい笑ってしまう。
「何を笑っている?」
「いえ、何だかニコラ様にも子供っぽい所があって安心したといいますか」
「はあ!?」
「いえいえ、もちろん良い意味ですよ」
顔が真っ赤になるニコラ。
(うっ、可愛いかも!?)
レイナのお姉さん心がくすぐられるニコラの仕草。
これが萌えるというものなのだろうか。
レイナの体は熱くなるのを感じる。
そんなレイナの態度にニコラは何故だか苛立ちを感じた。
「ふん! 明日からの修練は厳しいと思えよ!」
「ええ~、何でですか。酷いです!」
次の日からレイナの訓練が厳しくなったのは仕方がないのかもしれない。
「はい」
試作品をニコラに持っていったらそんなことをレイナは言われる。
イーサンも魔導具を作るのに乗り気だった。
でもニコラ曰く、忙しい人だからそんなに早くは出来ないだろとのこと。
イーサンは将来この国の王になるかもしれない人なので学ぶ事や、やらなければならない事は多い。
魔導具の方は急いでいないので、イーサンにはゆっくりやって貰って構わないと伝えた。
気長に待ちたいとレイナは思う。
【インベントリ】は時間の経過が無いので冷たい物は冷たく、熱い物は熱いまま保存が可能だ。
だから持っているレイナは代用が出来る。
でも魔導具としてキッチンにでも設置出来れば、皆が使用可能なので便利だろう。
「しかし美味いなこれ。前のも良かったがこちらの方が商品として完成しているな」
ニコラは試作品を頬張りながら言う。
「ふふ、ニコラ様にそう言っていただけるなら良かったです。あとは微調整で問題なさそうですね」
これなら将来商人になった時にも売れそうだとレイナは確信する。
王族の敷地内で出来たし甘味があるからロイヤルフルーツとして売り出そうかなとレイナの夢は広がる。
本当に売れそうな気がしてきた。
「兄上は最近忙しいみたいだが、昔はよく変わった魔導具を作っていたよ」
「そうなのですか?」
「一日中部屋にこもりっぱなしで父上に怒られていたな」
「ええっ、そんなにですか!」
イーサンのキリっとしたいつもの佇まいからは想像出来ない。
レイナは思わず笑みがこぼれてしまう
「今は自分が作りたい物は作れないみたいだがな……」
「忙しいでしょうし、仕方がありませんよね」
第一王子が一日中、自分の為に時間を使える訳も無い。
下手したら分単位でスケジュールがあるのだろう。
でもいつも自分を気にかけてくれているから出来る男は違うわねとレイナは思う。
何かお礼が出来ればいいのだけれど。
レイナはイーサンを思い浮かべる。
「そういえば、ニコラ様も冷却の魔法は使えるのですか?」
ニコラが使う魔法は、今まで雷の魔法しか見た事がない。
「ああ、俺は全属性使えるからな」
「全属性ですか!」
(うわ、やっぱり天才だった!)
ニコラがトマヤを掴むとたちまちに凍っていく。
す、凄い。あっという間に凍らせる能力はイーサン以上かもしれないとレイナは感じる。
さすがは魔法の天才ニコラ。
それを口に放る。
「凍らせても美味いな」
ニコラはキャンディをなめる様に頬を出っ張らせる。
何だかその仕草が可愛らしくて、レイナはつい笑ってしまう。
「何を笑っている?」
「いえ、何だかニコラ様にも子供っぽい所があって安心したといいますか」
「はあ!?」
「いえいえ、もちろん良い意味ですよ」
顔が真っ赤になるニコラ。
(うっ、可愛いかも!?)
レイナのお姉さん心がくすぐられるニコラの仕草。
これが萌えるというものなのだろうか。
レイナの体は熱くなるのを感じる。
そんなレイナの態度にニコラは何故だか苛立ちを感じた。
「ふん! 明日からの修練は厳しいと思えよ!」
「ええ~、何でですか。酷いです!」
次の日からレイナの訓練が厳しくなったのは仕方がないのかもしれない。
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