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第67話 色々な方がいるのですね
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レイナの本当の姿を見破ったという事はニコラ級の力を持っているという事だろう。
警戒するなと言うのも無理な話だ。
「すまない、驚かせてしまったかな?」
「……」
口調は丁寧だが、ねっとりと絡みつくような視線にレイナは嫌悪感を覚える。
確信を持った言い方なので本当の姿を見破っているのは間違いない。
とぼけても意味は無いだろう。
レイナは答えに詰まり一歩下がる。
「ウルネス殿、何か問題がありましたか?」
その時イーサンがその人物に声を掛ける。
すっとレイナを守る様にウルネスと呼ばれた男性との間に入った。
「おお、イーサン殿。本日はバレン殿のご婚約おめでとうございます。何、こちらの女性に少し興味がありましてね。声を掛けさせて貰っていたところですよ」
悪びれた様子も無くウルネスはイーサンに答える。
「ありがとうございますウルネス殿。しかしめでたい席ですので、そういった事はお控えいただきたい」
こちらも丁寧だか拒絶の意味を込めるイーサンの発言。
「メイドの事を気にするなどイーサン殿も、この娘の事はご存じの様ですな?」
「何の事でしょう? うちの使用人達は皆等しく大事な存在です」
「ほう、素晴らしい心掛けですな」
本心から思っていないような軽い口振りでウルネスは答えた。
何だか彼は好きになれない、そんな印象をレイナは受ける。
ウルネスは一礼すると去っていく。
帰り際に舌なめずりしながら「欲しいな......」と言った事はレイナ達には聞こえなかった。
「ありがとう......ございます。イーサン様」
「大丈夫だったか?」
「すみません。突然の事で少し驚いてしまいました。あの方はどういった方なのでしょう」
「ああ、彼は隣国の王子でね。昔から親交があるんだよ」
今回はバレン達の婚約パーティーの為に招待された様だが好色として有名らしい。
色々な集まりに参加しては女性を物色する様だ。
気に入った女性は拉致してでも手に入れる強欲な人物であるとの噂もある。
メイドであるレイナにも目を向けるあたり、相当な女好きだ。
只、魔導具の認識阻害を看破出来るので優秀な人物であるのは間違いない。
女性の敵と言われても仕方がないが、血筋も良く容姿は整っており能力もあるとなると女性には魅力的に見えるので人気はある。
それは本人も分かっているので増長しているのは否めない。
自分が本気で口説けば落とせない女性はいないとさえ思っている様だ。
しかしこの婚約パーティーでレイナの存在に気がついたのは彼だけではない。
数人が認識阻害をものともせず見破るあたりは、ここに呼ばれるだけの人物達であり流石と言う他無いだろう。
それから婚約パーティーは滞りなく終わり、これからバレン魔物討伐へ出立する事となった。
王族と公爵家の婚約として内外へのアピールは成功したと言える。
レイナもメイドとしての仕事が無事に終了した事にほっとした様だ。
警戒するなと言うのも無理な話だ。
「すまない、驚かせてしまったかな?」
「……」
口調は丁寧だが、ねっとりと絡みつくような視線にレイナは嫌悪感を覚える。
確信を持った言い方なので本当の姿を見破っているのは間違いない。
とぼけても意味は無いだろう。
レイナは答えに詰まり一歩下がる。
「ウルネス殿、何か問題がありましたか?」
その時イーサンがその人物に声を掛ける。
すっとレイナを守る様にウルネスと呼ばれた男性との間に入った。
「おお、イーサン殿。本日はバレン殿のご婚約おめでとうございます。何、こちらの女性に少し興味がありましてね。声を掛けさせて貰っていたところですよ」
悪びれた様子も無くウルネスはイーサンに答える。
「ありがとうございますウルネス殿。しかしめでたい席ですので、そういった事はお控えいただきたい」
こちらも丁寧だか拒絶の意味を込めるイーサンの発言。
「メイドの事を気にするなどイーサン殿も、この娘の事はご存じの様ですな?」
「何の事でしょう? うちの使用人達は皆等しく大事な存在です」
「ほう、素晴らしい心掛けですな」
本心から思っていないような軽い口振りでウルネスは答えた。
何だか彼は好きになれない、そんな印象をレイナは受ける。
ウルネスは一礼すると去っていく。
帰り際に舌なめずりしながら「欲しいな......」と言った事はレイナ達には聞こえなかった。
「ありがとう......ございます。イーサン様」
「大丈夫だったか?」
「すみません。突然の事で少し驚いてしまいました。あの方はどういった方なのでしょう」
「ああ、彼は隣国の王子でね。昔から親交があるんだよ」
今回はバレン達の婚約パーティーの為に招待された様だが好色として有名らしい。
色々な集まりに参加しては女性を物色する様だ。
気に入った女性は拉致してでも手に入れる強欲な人物であるとの噂もある。
メイドであるレイナにも目を向けるあたり、相当な女好きだ。
只、魔導具の認識阻害を看破出来るので優秀な人物であるのは間違いない。
女性の敵と言われても仕方がないが、血筋も良く容姿は整っており能力もあるとなると女性には魅力的に見えるので人気はある。
それは本人も分かっているので増長しているのは否めない。
自分が本気で口説けば落とせない女性はいないとさえ思っている様だ。
しかしこの婚約パーティーでレイナの存在に気がついたのは彼だけではない。
数人が認識阻害をものともせず見破るあたりは、ここに呼ばれるだけの人物達であり流石と言う他無いだろう。
それから婚約パーティーは滞りなく終わり、これからバレン魔物討伐へ出立する事となった。
王族と公爵家の婚約として内外へのアピールは成功したと言える。
レイナもメイドとしての仕事が無事に終了した事にほっとした様だ。
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