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第2章 ここらあたりで救いがなければ物語としては不十分で即終了だ、でもこれが救い?
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見張り小屋に転職になって2日後。昼は2人で交代しながら見張り、残りの1人は休憩や、この小屋に常備されていた戦闘と作業の兼用斧を使って素振りをしたり、少し離れた場所の木を斬って薪を作っている。夜は1人ずつの交代制で見張りを行う。残りの2人は交代時間まで寝ている。最初はなんか冒険者の野営みたいでわくわくしたけど、2日目にもなると、退屈が勝ってくる。
敵がすぐ近くにいると言う話でもないから、最初は初めての仕事に緊張していたけれど何もない夜を通り過ぎると、2回目の夜は静かすぎるだけの森が眠気を誘うし、変化のない周囲の風景は退屈を紛らわせる効果を期待できない。
灯りの為に火を使うことも出来ないから、本を読んだりも出来ない。なんとこの小屋にはサバイバル技術に関する本が3冊もあった!魔族にとって本は貴重な物で、農場仕事をしていたころは1冊の本にも出会えなかった。
その本を最初に手にした時、文字が読めるんだろうか?と不安だったが、インプの癖して文字は普通に読めた。因みに様相をうかがって何気なく見ていたけど、下級悪魔は文字が読めないらしく、本に興味を示さなかった。
これは神様ではなく、あの黒猫がくれたチートスキルなんだろうか?チートスキルゼロスタートかと思っていたけれど、実はまだほかにもあるのかもな。
その本は俺だけが、昼の休憩時間に読み進めている。
「ねぇ、あんた異世界人?」
見る物に飽きて、木々の隙間から空を見上げて、この夜空にも月があるのかなぁ?無いって事は無いだろう、だって月が無ければ地球に生命が生まれる環境が出来なかったんだから。この世界にも一応作物が育つ気候があり、風もちゃんと吹いている。月の引力が無ければ星の自転は高速になり、人が水中から出て活動できる環境にはならなかったとか、何かの本に書いてあったし、社会科見学で訪れた区の博物館でもそんな説明があった。本当かどうかは知らないけれど、月は昔地球に火星レベルの隕石がぶつかった時に割れた地球の破片で出来たとか、生命を作って観察するために宇宙人が置いていった宇宙船だって話を聞いたことがある。まぁどうでもいいけど・・・。
「って、誰?誰だ!敵か?・・・」
いやそんなわきゃ無いか、敵なら声かけてくる前に喉元ブスリが基本だろう、しかもどれだけの異世界人がこの世界に居るのかは知らないが、最弱インプに対して異世界人?とか聞いてくるのはおかしい。
「ちょっと焦りすぎ、プププ~馬鹿じゃないの?それでも黒猫に選ばれた異世界人なの?それとも見た目通りの頭の回転が壊滅的なインプのお馬鹿さんなのかしら?」
「黒猫?ってあの黒猫か?なんでそれを・・・」
「ほ~んとインプに転生させられて、まるっきりお馬鹿さんになってるのかしらね、少し考えればわかるじゃない、この世界に普通の猫はいないわ、居るのはケットシーって言う胴長短足の空飛ぶ猫もどきだけよ、なら黒猫を知っている私やあんたは何?決まってるじゃない、お仲間って事よ?」
「えっ、っと、それじゃあ、お前も黒猫にこの世界に送り込まれた異世界人なのか?どこに居るんだよ、姿を見せろよ!」
周りには誰も居ない。魔物も悪魔も、何もいない様にしか見えない。これで本当にどこかに声の主が居たら、見張りとして落第だ。声が届く距離まで近づかずかれて気づかないとか、いつの間にか喉元刺されて死んでいるかも。
「透明化の魔法とか使っているのか?見えないんだけど・・・」
「あはは、気づかないんだ、そうなんだ、そんなに注意力がないんなら、すぐに死んでこの世界から退場ね、黒猫の奴も見る目がないわね」
「はぁ?そんな事は知らないよ、俺はとにかく生きるのが精いっぱいだったから」
「ふ~んそれで、ただ異世界生活して何もしないんだ、いくらまだ時間があるからって、あんただってあの黒猫と取引してここに来たんでしょう?下手売って私に迷惑をかけられると困るのよね、だからちょっと様子を見に来たって訳、それが、こんな注意力散漫な最弱種族とか期待外れなんですけど・・・」
左右をもう一度見渡すが、声の主は見当たらない。ただ小さな虫がぶんぶんと顔の周りを飛んでいるだけだ。それを無意識に手で払おうとすると・・・。
「ちょっと何!宣戦布告なわけ?最弱って言われてキレたのかしら、まったくだから餓鬼なんか転生させない方が良いって言ったのに、黒猫の奴、人の話を聞かないんだから」
「え?まさか、これが」
「これって何よ、人の事をいきなりこれ扱いなわけ?これでもあんたなんかすぐに殺せるくらいの魔法は使えるんだから、相手の実力も判らないボンクラね」
「えっ?ええ~マジで?まじで、これ君なの?だってすっげぇ小さいし、喋ってるからもっと大きいかと」
「うるさいわね、小さいから何?大きさが強さに比例するのは野生の魔物位よ、魔族だって小さくて魔王やってる奴もいるんだから、大きさで勝手な思い込みは命を縮めるわよ」
「はぁ」
目の前を飛び回る虫っぽい何かが、さらに動きを早くして自らの存在をアピールしている。よくよく見るとそれは虫ではなく、所謂ファンタジー世界でありがちな妖精の姿だった
二枚の薄い羽、体は人間の女性型で目を細めれば凹凸もあるように見える。服装は木の葉で作ったビキニスタイルで、大きさが同じくらいならまともにしゃべる事も出来なかったかもしれない。
「ちょっと、エロい目で見ないでよ、このヘンタイ!」
「そんなちんまいの見えるか~!」
いや、すみません。結構頑張って見てました・・・。だってよぉ、こちとら転生するまで中学生だったんだぜ?さらに転生してから女性を見たのは、この間のお嬢様だけで、あの時は綺麗だ可愛いだ思う前に、命の危険にドキドキしていたからエロさのかけらもなかったんだ。
青少年だぞ、長い間そっち方面は干からび状態だったんだ、少しはそんな目でも見る!俺は枯れ果てた爺様じゃないんだ。
「失礼ね、でもまぁいいわ、異世界人ならそんな事もあるのかもね、だってあれでしょ小さな人形買って性欲を満たすような種族よね、あんたたちって」
おそらくフィギュアの事を言っているのか?
確かに色っぽいフィギュアにドキドキしなかったとは言わないが、それで自己発電はしていない。そっちの趣味に没頭できるような生活じゃなかったからな。
「否定も肯定もしない!ってか大体、お前は何で来たんだ?何か用事があってきたんだろ」
「ええそうね、あんまりにもとろくて、吃驚するくらいに頭の回転が悪い最弱相手で忘れそうになったわ、私は私の契約であんたを助けなきゃいけないのよ、仕方なくね」
「それって黒猫との?」
「そうよ!それに、私はお前じゃないの、知性的で高貴な身分の立派な妖精王なのよ、名前はファラス・ファルネリルよ、1回で覚えなさいよね」
妖精王?こんな蚊とか蠅サイズの生き物が妖精王だと・・・。異世界の設定どうなってるんだよ。黒猫にもっとちゃんと話を聞いておけばよかった。もしくはあの小動物混ぜ合わせキメラな生き物に。
「えっと、名前長いな・・・、愛称とかないの?」
「いきなり愛称で呼ばせるわけないじゃない馬鹿なの?無礼なの?」
「じゃあ勝手にファルって呼ばせてもらうわ、んでファルは俺をどう助けてくれるんだ?」
「ファル・・・、まぁいいわ、えっとあんたには・・・」
そこからの俺の夜の見張り番は、退屈とは程遠いものとなっていった。
敵がすぐ近くにいると言う話でもないから、最初は初めての仕事に緊張していたけれど何もない夜を通り過ぎると、2回目の夜は静かすぎるだけの森が眠気を誘うし、変化のない周囲の風景は退屈を紛らわせる効果を期待できない。
灯りの為に火を使うことも出来ないから、本を読んだりも出来ない。なんとこの小屋にはサバイバル技術に関する本が3冊もあった!魔族にとって本は貴重な物で、農場仕事をしていたころは1冊の本にも出会えなかった。
その本を最初に手にした時、文字が読めるんだろうか?と不安だったが、インプの癖して文字は普通に読めた。因みに様相をうかがって何気なく見ていたけど、下級悪魔は文字が読めないらしく、本に興味を示さなかった。
これは神様ではなく、あの黒猫がくれたチートスキルなんだろうか?チートスキルゼロスタートかと思っていたけれど、実はまだほかにもあるのかもな。
その本は俺だけが、昼の休憩時間に読み進めている。
「ねぇ、あんた異世界人?」
見る物に飽きて、木々の隙間から空を見上げて、この夜空にも月があるのかなぁ?無いって事は無いだろう、だって月が無ければ地球に生命が生まれる環境が出来なかったんだから。この世界にも一応作物が育つ気候があり、風もちゃんと吹いている。月の引力が無ければ星の自転は高速になり、人が水中から出て活動できる環境にはならなかったとか、何かの本に書いてあったし、社会科見学で訪れた区の博物館でもそんな説明があった。本当かどうかは知らないけれど、月は昔地球に火星レベルの隕石がぶつかった時に割れた地球の破片で出来たとか、生命を作って観察するために宇宙人が置いていった宇宙船だって話を聞いたことがある。まぁどうでもいいけど・・・。
「って、誰?誰だ!敵か?・・・」
いやそんなわきゃ無いか、敵なら声かけてくる前に喉元ブスリが基本だろう、しかもどれだけの異世界人がこの世界に居るのかは知らないが、最弱インプに対して異世界人?とか聞いてくるのはおかしい。
「ちょっと焦りすぎ、プププ~馬鹿じゃないの?それでも黒猫に選ばれた異世界人なの?それとも見た目通りの頭の回転が壊滅的なインプのお馬鹿さんなのかしら?」
「黒猫?ってあの黒猫か?なんでそれを・・・」
「ほ~んとインプに転生させられて、まるっきりお馬鹿さんになってるのかしらね、少し考えればわかるじゃない、この世界に普通の猫はいないわ、居るのはケットシーって言う胴長短足の空飛ぶ猫もどきだけよ、なら黒猫を知っている私やあんたは何?決まってるじゃない、お仲間って事よ?」
「えっ、っと、それじゃあ、お前も黒猫にこの世界に送り込まれた異世界人なのか?どこに居るんだよ、姿を見せろよ!」
周りには誰も居ない。魔物も悪魔も、何もいない様にしか見えない。これで本当にどこかに声の主が居たら、見張りとして落第だ。声が届く距離まで近づかずかれて気づかないとか、いつの間にか喉元刺されて死んでいるかも。
「透明化の魔法とか使っているのか?見えないんだけど・・・」
「あはは、気づかないんだ、そうなんだ、そんなに注意力がないんなら、すぐに死んでこの世界から退場ね、黒猫の奴も見る目がないわね」
「はぁ?そんな事は知らないよ、俺はとにかく生きるのが精いっぱいだったから」
「ふ~んそれで、ただ異世界生活して何もしないんだ、いくらまだ時間があるからって、あんただってあの黒猫と取引してここに来たんでしょう?下手売って私に迷惑をかけられると困るのよね、だからちょっと様子を見に来たって訳、それが、こんな注意力散漫な最弱種族とか期待外れなんですけど・・・」
左右をもう一度見渡すが、声の主は見当たらない。ただ小さな虫がぶんぶんと顔の周りを飛んでいるだけだ。それを無意識に手で払おうとすると・・・。
「ちょっと何!宣戦布告なわけ?最弱って言われてキレたのかしら、まったくだから餓鬼なんか転生させない方が良いって言ったのに、黒猫の奴、人の話を聞かないんだから」
「え?まさか、これが」
「これって何よ、人の事をいきなりこれ扱いなわけ?これでもあんたなんかすぐに殺せるくらいの魔法は使えるんだから、相手の実力も判らないボンクラね」
「えっ?ええ~マジで?まじで、これ君なの?だってすっげぇ小さいし、喋ってるからもっと大きいかと」
「うるさいわね、小さいから何?大きさが強さに比例するのは野生の魔物位よ、魔族だって小さくて魔王やってる奴もいるんだから、大きさで勝手な思い込みは命を縮めるわよ」
「はぁ」
目の前を飛び回る虫っぽい何かが、さらに動きを早くして自らの存在をアピールしている。よくよく見るとそれは虫ではなく、所謂ファンタジー世界でありがちな妖精の姿だった
二枚の薄い羽、体は人間の女性型で目を細めれば凹凸もあるように見える。服装は木の葉で作ったビキニスタイルで、大きさが同じくらいならまともにしゃべる事も出来なかったかもしれない。
「ちょっと、エロい目で見ないでよ、このヘンタイ!」
「そんなちんまいの見えるか~!」
いや、すみません。結構頑張って見てました・・・。だってよぉ、こちとら転生するまで中学生だったんだぜ?さらに転生してから女性を見たのは、この間のお嬢様だけで、あの時は綺麗だ可愛いだ思う前に、命の危険にドキドキしていたからエロさのかけらもなかったんだ。
青少年だぞ、長い間そっち方面は干からび状態だったんだ、少しはそんな目でも見る!俺は枯れ果てた爺様じゃないんだ。
「失礼ね、でもまぁいいわ、異世界人ならそんな事もあるのかもね、だってあれでしょ小さな人形買って性欲を満たすような種族よね、あんたたちって」
おそらくフィギュアの事を言っているのか?
確かに色っぽいフィギュアにドキドキしなかったとは言わないが、それで自己発電はしていない。そっちの趣味に没頭できるような生活じゃなかったからな。
「否定も肯定もしない!ってか大体、お前は何で来たんだ?何か用事があってきたんだろ」
「ええそうね、あんまりにもとろくて、吃驚するくらいに頭の回転が悪い最弱相手で忘れそうになったわ、私は私の契約であんたを助けなきゃいけないのよ、仕方なくね」
「それって黒猫との?」
「そうよ!それに、私はお前じゃないの、知性的で高貴な身分の立派な妖精王なのよ、名前はファラス・ファルネリルよ、1回で覚えなさいよね」
妖精王?こんな蚊とか蠅サイズの生き物が妖精王だと・・・。異世界の設定どうなってるんだよ。黒猫にもっとちゃんと話を聞いておけばよかった。もしくはあの小動物混ぜ合わせキメラな生き物に。
「えっと、名前長いな・・・、愛称とかないの?」
「いきなり愛称で呼ばせるわけないじゃない馬鹿なの?無礼なの?」
「じゃあ勝手にファルって呼ばせてもらうわ、んでファルは俺をどう助けてくれるんだ?」
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※小説家になろう様にも掲載しています。
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