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HONEY BUNNY
HONEY BUNNY<CIII>
しおりを挟む「……あぁ、すごくいいね♡♡ 疲れが消えてく♡ こんなマッサージ受けられるなんて贅沢だなぁ♡」
彼が施術とも呼べない拙いマッサージを受け、リラックスして枕に頬擦りするさまは、屋内飼いの子犬や子猫のようでとても微笑ましかった。
「ほんと?♡ それこそプロには及ばないと思うけどなぁ」
顔色は若干よくなった気がするけれど、買い被りすぎだ。そう思っているくせに、弾む声を隠しもしないで尋ねる。性的なものではないにせよ、わたしの手で彼に快感をもたらせるのはとても気分がよかった。
「んー……。でも、一回きみにほぐしてもらってからは、前に通ってたお店にも行く気なくなっちゃったし、行ってないし……。とにかく俺にはいちばん合ってるんだって♡♡ ああ♡ もしかしたら俺限定とかじゃなくて、生まれ持った特技みたいなものかもしれないよ? 天性の才能ってやつ?♡」
ゆったり話す彼の声は少し眠たげで無防備だ。いますぐ抱き着きたい衝動を抑え込む代わりに、わずかに浮かせていた腰を落として、布越しに花弁をぴとりとくっつけた。
「うーん……。どうなんだろうね? あなたがそう言ってくれるなら、そういうことにしておこうかなぁ♡♡」
惚れた欲目なのだとしても、『いちばん合っている』などという評価を受けて誇らしい。
「そうしなよ♡♡ でも、もしきみが俺以外にも同じことしてたら妬けちゃうから、この先なにがあっても、こういうことはお仕事にしないでね?」
気持ち小さめの声は拗ねたような響きを持っている。きっと唇を尖らせてむすっとしているのだろう。
「たぶんわたしには一日に何時間も続けてできることじゃないし、お仕事にはできないんじゃないかな? お仕事候補として考えたことなかったし、しないよ」
彼のカラダだから触れたいし癒したいと思えるのであって、もし本当にそんな才能があったとしても、他の人のためには役立てられそうにない。
「あなたのこと気持ちよくできてるならそれでいいの♡ 他の人に頼まれたって絶対断るし、わたしはこれからもあなた専用だから……♡ もっと気持ちよくなってもらえるように頑張るね♡♡」
妬心に駆られた彼の凶悪さはよくわかっている。先手を打とうと、彼の好む言い回しを選んだつもりだったけれど……。
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