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Windfall
Wednesday【156】
(…………響、怒ってる? どうして? あたし何かしちゃった? ……別に何もしてないわよね?)
剥がす気配のない笑顔の仮面から読み取れる情報など皆無に等しい。少し乱暴な指使いから読み取れたのは、怒りを主軸とした不機嫌だけ。
(……もっと優しい触り方が好きなのに……♡ いつもの優しくて可愛い響が好きなのに……♡ この指が響の指ってわかってるせいで、響の意思で動いてるって知ってるせいで――――意味わかんないくらい気持ち良い♡♡)
それすら快感に変換されてしまういやらしいカラダを恥じても、事態は何も好転しない。
「ほらほら♡♡ 気持ち良いんでしょ?♡ まだ続けるの?♡ 無駄すぎる足掻き♡♡」
現実から目を背けるように瞼を閉じたけど、塞いでいない耳から楽しくてたまらないであろう響の声が追いかけてくる。
限界まで窄まった膣内はより刺激しやすい状態になっており、少し動きがあった程度でも実際の何倍もの刺激を受け取ってしまう。
「ぁ…………♡♡ ん……、ほんともう……それ以上されたら…………ぁあっっ♡♡」
快感というのは厄介な事に累積するものだ。している事は同じでも、刺激される回数が増えるだけで感覚が研ぎ澄まされていく。
「……うわぁ、すごい♡♡ 見て見て奏♡♡」
思わず目を開けると、響が前触れもなく引き抜いた指を目の前に翳した。
「え…………?♡」
「奏のおまんこから出てくるえっちなジュース、水飴みたいだよね♡♡ とろ~ってしてて、てらてら光ってて、所々白く濁ってて……♡ すっっごく甘いのもわかるなぁ♡♡ 乾かないうちに舐めちゃわないと……♡♡」
響は2本の指の間を割り箸よろしく広げたり狭めたりして、分泌された液体の粘り気を見せつけてきたかと思えば、その指をまとめて口に突っ込んだ。
(…………フェラしてるみたい♡ あたしも響のちんぽ咥えたいんだけど……♡♡ 喉でつっかえて咽せたりしちゃうのかしら♡♡)
水飴みたいだと表現した愛液が付着している部分すべて――指の付け根のほうまで――を一気に押し込み、ゆっくり丁寧に出し入れするさまは、女が男の股間にぶら下がっているモノを口で愛撫しているシーンにそっくりだった。
「今ので流石にわかったでしょ?♡ 奏のカラダは僕の指に感じさせられちゃってるって♡♡ あと、そろそろひとつくらい答えてくれても良いんじゃないかなぁ?♡ 色んな事訊いてるのにまだ1個も答えてもらってないよ?♡ 質問内容飛んじゃってる?♡」
喉を鳴らした響の唇は、透明なグロスを塗った直後みたいにギラギラと光を放っていた。
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