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Love Me Tender
Love Me Tender【20】
「僕も嬉しい♡♡ ……でも、そんなに締めなくたって僕はどこにも行かないよ?♡♡ 僕は奏のだもん♡」
一定の間隔で腰を打ち付ける響が笑った。
膣内が派手にうねった理由が搾精のためだなんて、夢にも思っていないのだろう。
「ほんと…………?♡♡ ずっとあたしと一緒にいてくれる?♡ あたしの事だけ愛してくれる……?♡」
嬉しくなって背中に這わせた手を払われる――なんて事ももちろんない。
「突然だよ♡♡ 僕は奏の事だけ愛してる♡♡ 奏だけ見て、奏だけ抱いて、奏の事だけ愛してあげる♡♡」
響の行動を阻害しないように、広い背中の端のほうに手を置かせてもらったら、あたし達の間にあったスペースが半分ほど消失した。
あえて情緒に欠ける言い方を選ぶなら、今のあたし達は産毛同士が触れ合うほどの距離にいる。
だけど、あたしはそれよりも――――。
「! ……どうしてあたしの訊きたい事わかっちゃったの?♡♡ あたしそこまで言ってないのに……♡」
「ふふふ♡ 言葉にしてなくたってわかるよ♡ 奏が全身使って僕に教えてきてくれたんでしょ?♡♡ 質問じゃなくてお願いだったよね♡♡ 僕、ちゃーんとわかったよ♡♡ 奏の旦那さんだから♡♡」
「…………ええ、そうね……♡♡ あたしの旦那に立候補する男もあたしの旦那になれる男も――――響。あんた以外いないと思うわ♡♡」
「や~っと僕の事認めてくれた♡♡ ……次はカラダの相性のほうクリアしないとね……♡ 『これなら絶対レスにならない』って安心さしてあげないと♡」
「……それはわざと言ってるのかしら?♡ これで相性悪いとかある?♡♡ あるとしたら、『これまでどんだけ相性最高の恋人いたの!?』とか『どうして別れちゃったの!?』みたいな事になってくると思うんだけど」
独占欲を刺激されたあたしは、再び脚を浮かせて響の腰に巻き付けた。
「確かに♡ ……ぅ♡♡ 奏のナカ……♡ ぎゅっぎゅっぎゅうううって搾ってきて……っ♡♡ もう僕、我慢……出来……ないかも…………っ♡♡ あぁ……♡♡」
それが後押しになったのだろう。響の腰振りが『揺らす』から『穿つ』に変化した。
――――幾度となく経験したから知っている。男が絶頂を手繰り寄せるためにする動き。
「響?♡ わかってるわよね?♡ お願いだから外に出してよ?♡♡ 中はダメだからね?♡♡ お腹に出してくれるって約束したの覚えてるわよね?♡♡」
釘を刺す。忘れないうちに。口が動き、舌が回るうちに。
(ナカに欲しいってあんなに思ってたはずなのに、やっぱり怖い…………! 生で挿れられちゃってる時点で相当危険なのはわかってるけど……♡♡)
だけど、もう腰は引けないし引かせてもらえないし、巻き付けたばかりの脚を解く気にもなれない。
(響のちんぽ膨らんできてる……♡♡ このままじゃほんとにナカに精子出されちゃう♡♡)
血の気が引くほどの恐怖に苛まれていても、あたしの本能は理性より遥かに強かったみたい。
内部から押し拡げる性器を追い出す――のではなく捕まえておくために膣が収縮に舵を切った。
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