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第1幕『半人半蛇(蛇人間)』【裏】
第61話『精子工場』
「ほんとに~?♡♡ あたしにはもっと他にしてほしいことありそうに見えるんだけどなぁ♡♡ なんでも言ってみてよ♡♡」
なかなか堂に行った言い回しではないかと声に出さずに自画自賛してみる。
「…………。今、精巣がある場所はなでなでしてくれないの? 手に届く場所にあると思うんだけどな」
白夜は口を曲げた状態で無言を貫くかに思われたが、問いかけるような視線を寄越したあと、くぐもった声で尋ねてきた。
「え……っ♡♡ 白夜ってば大胆♡♡♡ いじってほしかったの?♡♡ 前に精巣が通った場所~じゃなくて、精巣があるとこを?♡♡」
確かに、男性器を頬張っているとき同時にそこをいじってあげて好感触を得られた経験は一度や二度ではないが、こんな形で依頼されるとは思っていなかった。
「……グミちゃんが鼠蹊部の由来なんて話すから……」
「えへへ♡♡ ごっめーん♡ 盛り上がるんじゃないかな~と思って言ってみたんだけど、思ってた以上に効果出ちゃったみたいだねぇ♡♡ その気にさせちゃったのはあたしだし、責任取って白夜の精子工場いじっちゃお~っと♡♡♡」
果たしてこの世に白夜以上に可愛く責任転嫁する生物が存在するだろうか。きっといない。
「精子工場って……。上手いこと言うね。一瞬、糸か紙かと思っちゃった」
「あははっ♡♡ 製糸工場と製紙工場ってこと?♡ そんな真面目な単語、好きなオトコとエッチしてる最中に言わないって♡♡ いつも思い付きで喋ってるだけ♡ ……あたしが触ったら、生産スピード上がるかなぁ?♡」
「今もものすごい速さで増産してるんじゃないかな? でも、グミちゃんに応援されたらもっと張り切っちゃうかも…………」
白夜がもどかしそうに動いて挿入が一気に深くなってしまいそうだったのを、腰を浮かせて間一髪で食い止める。
「あ~♡♡ 今、奥まで挿入ってこようとしたな~?♡ ダメだよ~♡♡ ギリギリまで我慢したほうが気持ちよくなれるんだから♡ きついかもだけど、もうちょっと頑張ろ?♡♡」
丸見えの結合部を凝視する目は瞳孔が大きく開いているように感じたが、気のせいだろうか。
「そうなんだ……? でも、精子作ってるとこは触ってもらえるんだよね……?」
まんまと出まかせを信じた白夜の声は、縋るような響きを持っていた。別に断るつもりなんてなかったけど、そんな風に言われて断れるわけないじゃん♡♡
「もちろん♡♡ せっかくだし、精巣の移動ルート再現してみちゃう?♡♡ 白夜が生まれる前に、精巣がこうやって鼠径部を鼠みたいに通って~…………ってこんな感じかな?♡ わかんないけど♡ はい、とうちゃ~く♡♡♡」
揃えた指先を大きな筆のように使い、鼠径部をなぞって、下から陰嚢を掬い上げたとき――――。
「ぅ゛……、ぁあ…………っ♡♡」
恥ずかしそうな声が聞こえた直後、下腹部に少し粘り気のある液体が浴びせられた。
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