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第1幕『半人半蛇(蛇人間)』【真】
第30話『実年齢に従ったお兄さんらしい振る舞い』
しおりを挟む「柵の中に入れてもらったら十分だと思ってたはずなのに、こっち入れてもらってからは触れたくなって……♡♡♡ 特別なカンケイの人としかしないことまでしちゃったね?♡♡」
「あぁ。確か――グミちゃんは年下っぽい可愛い男が好きなんだっけ? あれ? 本当に年が下なのがいいんだったかな。……それだと、僕は完全にアウトオブなんとかになるけど」
ボリュームダウンした声に擽られた鼓膜がむずがゆい。本当に全身が性感帯――を通り越して、彼のすべてを味わい尽くすための感覚器官になってしまったみたいだ。
(今言おうとしてたのって、もしかしなくても『アウトオブ眼中』?♡♡ 使う言葉が違うの『世代違うんだな♡』、『ほんとにあたしより年上なんだ♡』って思えてかなりイイけど、アウトオブ眼中はもっとずっと上の世代が使う感じの言葉じゃないの?♡♡ 本人気付いてなさそうだけど、白夜は同年代の中でもやっぱりちょっと普通じゃないほうなんじゃないかなぁ♡ そこがあたしは好きなんだけど♡)
年上っぽい部分が垣間見えるのが好きというか癖になりそうというか、完璧にヘキにぶっ刺さっているとでも言うべきだろうか。
「…………だったはず……なんだけど、今は年上の頼れるおにーさんもいいなって思い始めてる♡♡ でも、あたしと白夜を会わせてくれたおにーさんのことはなんとも思ってないからやきもち焼かないで大丈夫だからね♡ めちゃくちゃ格好良いけどタイプじゃないから♡ 白夜の恩人って意味で好きだけど!」
「本当?」
「あと、年下っぽい可愛いオトコノコが嫌いになったとかでもないし、どっちも兼ね備えた白夜が最強だから他の人に目移りするとかもないから!」
あたしより少ない経験がそうさせるのか、びっくりするくらい純真無垢かと思えば、あたしだけでなく彼と同年代の人たちも使わないような単語を出してくるアンバランスな魅力を持つ彼の腕を引っ張った。
すると、すぐに顔を寄せてくれたので、迷わず頬にひとつキスをした。
「そっか。じゃあ、今は実年齢に従って年上のお兄さんらしくいようかな。少し準備するから待ってて。一分だけ」
白夜はどこかから椅子を一脚持ってきてクローゼットの真正面に置いたかと思うと、戻ってきてあたしをお姫様抱っこで軽々持ち上げてくれた。
「ソファとか玄関からベッド直通じゃなくて、ベッドから別の場所にお姫様抱っこって斬新だね♡」
「さっきまではベッドにドレス持って行こうとしてたんだけど、時間掛かっちゃうし、ドレスもぐしゃぐしゃになっちゃうし。……あと、全部置けるほど広いベッドでもないし。それなら、グミちゃんを連れてったほうが喜んでもらえるんじゃないかと思ったんだ」
「白夜が女心理解しすぎてて怖い♡ てか、ドレスそんな種類あんの?♡♡ 全制覇したいと思ってたんだけど、難しいかな?」
椅子の前になんてとっくに到着しているのに、彼は決して軽くはないあたしを下ろそうとしなかった。
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