乙男女じぇねれーしょん

ムラハチ

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第一話 セーラー服のおじさん達 (前編)

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 僕は今、セーラー服を着て電車に乗っている。

 
 この世には色んな人がいて、特殊な性癖を持つ人もいれば、自分の性そのものに悩む人達もいる。
 
 もちろん何も悪い事ではない。

 寧ろ好きな物を好きと言える人達は格好良いし羨ましいとさえ思える。
 
 ただ僕は至って普通の、云わばどこにでもいるような30代の男子だ。
 
 なのに何故僕はセーラー服を着ているのだ。

 しかも金髪のツインテールのウィッグを身に付け可愛らしいピンクのシュシュまで付けている。
 
 更にはあろう事かパンツを穿いていない。

 所謂ノーパンだ。

 これを変態と言わずしてなんと言うのだろうか。
 

 そして僕の横には同じような格好をした初老のおじさんも乗っている。

 そのインパクトは激しく、パッと見僕より変態に見える。

 いや、彼は少なくともパンツを穿いているのであるから、その状況を知っている彼から見れば僕に変態と言われる筋合いはない。
 
 それに僕は彼に懇願してこの格好をしてこの電車に乗っている。
 
 そう、僕は彼に助けられたのだ……

 
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 
 遡ること数時間前
  
 
  僕は日雇い労働の引っ越しのバイトで阪神間のとある町に来ていた。

 駅で引っ越し会社のトラックに拾われ、高級住宅街の山の手の方へ向かった。
 
 社内のラジオでは最近多発している女子児童誘拐事件がまた報道されていたが、そんな事件とはまるで無縁なほどに、この日は雲ひとつない快晴で、平和な一日の始まりだった。
 
 
 程なくして立派な一軒家の依頼者宅に到着し、社員の人がインターホンを押した。

 「すいません、アース引越センターですけど、曽我部さんのお宅でよろしいでしょうか?」

 「お待ちしておりました。すぐ門を開けますのでお入りください。」
 
 門が自動で開き、僕たち作業員4名は中に案内された。

 執事であろうか、先程対応してくれた若い男性と主人らしき60代くらいの上品な赤い服を着たマダムが玄関先にいた。

 「今日はお世話様になります。」
 
 物腰の柔らかそうなマダムは、優しい微笑みで僕たちを招き入れ、そして、紳士的な執事の指示の下、僕たちは速やかに仕事を開始した。
 
 引っ越しと言っても、そこから山の手方面に移動するだけの近距離の引っ越しで、仕事は順調に進み、午後2時30分を回る頃には全ての荷物を運び終えた。

 すると依頼主のマダムからアイスコーヒーと如何にも高級そうなフルーツが振る舞われた。
 
 僕はお腹の調子が悪かったのだが、断るのも申し訳ないし、何より普段口にすることのないこの高級そうなさくらんぼやマンゴーを前にして庶民の僕がこの欲望に抗う事など出来なかった。
 
 最初は遠慮勝ちにしていた引越し業者の人達も一口目でその高級フルーツの虜になり、物の数分で皿を平らげ、一緒に供された芳醇なアイスコーヒーも疲れた体に染み渡り、皆飲み干すのに時間はかからなかった。
 
 そして僕達はお礼を言ってその邸宅を後にしたのだが、引越し先の家が駅から少し離れていて、入り組んだ坂の上にあると言うことで、最初は業者の人達が最寄りの駅まで送ってくれる手筈だった。

 しかしその日は皆この後も予定が立て込んでるらしく、他の現場のヘルプに駆り出されることとなったため、この後特に用事のない僕は申し訳なかったので送迎を断わり、そこから一人で歩いて最寄りの駅を目指すことにした。
 
 
 知らない町とはいえ、駅なんてすぐに見つかるだろう。

 そう思って5分くらい適当に歩いて大きな通りにでも出ようとしたのだが、それらしい道は見当たらない。

 誰かに道を聞こうにも時間帯のせいか辺りには人がおらず、閑散としていて尋ねることもできない。

 明らかにどこかで道を誤り完璧に方向を見失っている。
 
 そこまでは別に構わない。

 方向音痴の僕からすればそんなのよくあることだ。

 それにどうにかならなかった事なんて一度もない。
 
 しかしそこでとんでもない事に気付いた。
 
 鞄をトラックの中に忘れてきたのだ。
 
 その中には財布も入っていればスマホも入れてある。

 見ず知らずの街で失態をやらかしてしまった。

 ただ一つ救いがあるとすれば、駅の改札口を出るときに交通系カードを使って出たのだが、それがズボンのポケットに入ってある。

 確か残りのチャージ金額が帰りの電車賃くらいは残っていたはずだ。

 なんとか家まで着けばあとはどうにでもなる。
 

 しかし問題はひとつではなかった。

 キュルキュルとお腹が鳴り出しているのだ。

 昨晩から違和感を感じていたのだが、先程出されたアイスコーヒーとフルーツで急に水分を取ったため、腸の中のヤバいスイッチが押されてしまったのだ。

 何かが下流の方に流されて行くのがわかる。
 
 僕は次第に額から、脇から、そして体全体から大量の脂汗が溢れ出るのを感じながらフラフラになって、コンビニも見当たらない閑静な高級住宅街を彷徨い続けた。
 
 もう肛門にある最後の砦が崩壊しようとしていたその時、一筋の光が見えた。
 
 公園があったのだ。
 
 誰もいない小さな公園だが奥の方のすべり台の横には公衆トイレが設置してある。
 
 あの距離なら間に合う。

 しかし油断はするな。

 気を抜くと今までの我慢が全て水の泡となる。

 小学生の頃家の玄関の目の前で、うんこを漏らした苦い記憶が脳を霞めたがあの頃の自分とは違う。

 落ち着いて行け。

 そう自分に言い聞かせるよう冷静に歩を進めた。
 
 そしてなんとかトイレに辿り着き、入り口からトイレのドアがひとつだけあるのが見えた。
 
 震える足でなんとか男子便所にたどり着き、しかし冷静な眼で誰も入っていないドアの青いマークを確認しドアに手をかけた。
 
 もうすぐ全ての苦しみから解放され平穏が訪れる。
 
 
 しかし人生は甘くなかった。
 
 ドアを開けるとこちらに背を向けて和式便器に跨がっている派手なピンク色のセーラー服の子が見えたのだ。
 
 僕はなにかとんでもないことをしてしまったと思った瞬間、そのセーラー服の子は振り返ってこちらを見た。
 
 
 女の子ではなく、初老のおじさんだった。
 
 
 目と目が合い、一瞬二人とも時が止まってしまったかのように固まってしまったが、その約2秒後には二人の断末魔が狭いトイレの中に響き渡った。

 「あああああああああああァァァァァ!!!!」
 
 僕とその何故かセーラー服を着たおじさんはほぼ同時に叫び、その勢いでおじさんのスカートの隙間からは大量のモノが便器に向かって流れだし、僕は僕で大量の茶色いドロドロした河が僕のズボンを流れ出ていった。
 
 地獄絵図だった。
 

 「ひ、ひあぁ、ぅあああァァ!な、なんなんですか?!」

 僕は尻餅をついて声にならない声で尋ねた。

 「はぁ……」
 
 おじさんは落ち着きを取り戻し、ため息を付いたあとゆっくりとパンティを履き大量のモノを流したあと僕に話しかけてきた。

 「なんなんですかじゃないわよ!鍵を閉め忘れたのは悪いかもしれないけど、ノックもなしにいきなりドア開けて叫んで大量にお漏らしして、あなたこそなんなのよ?」

 「す、すいません……」

 「んもぅ、きったないわねぇ!どうすんのよ、それ?」

 「う、うぅ……」
 
 この場合どちらが悪いのかまるでわからなかったが、僕には返す言葉が何もなかった。

 「まぁあなたのお陰で詰まってたモノが全部出てよかったわ。あたしもう済んだけど、あなた入る?」

 「いや、もう全部出ちゃいました……」

 「あら、そう……、じゃああたしはこれで……」

 「ま、待ってください!」

 「な、なにかしら?」

 「ど、どうしましょ?」

 「はい?」

 「これ、どうしたらいいですか?!」
 
 僕は何を尋ねているのだろうか。

 何故彼に尋ねているのだろうか。

 彼に解決できるわけがないのは百も承知なのだが、ここから一人になる状況を考えると、彼に頼る以外選択肢はなかった。

 「いや、どうしたらいいって聞かれても……」

 「今、手持ちの使えるお金が電車賃くらいしか無くて……あの、会ってばかりで申し訳ないんですが、お金借りること出来ないですか?」

 「ごめんなさい、財布置いてきちゃってパスケースしか持ってないのよ……」

 「う、うぅ……」
 
 限りなく地獄に近いこの状況でどうにか這い上がろうとしていたが、無情にも蜘蛛の糸一本すらこの場所には垂らされていなかった。

 
 「あ、あたしちょっと時間なくてもう行くわね、じゃあ。」

 「待ってください!」
 
 僕は去ろうとするおじさんの手を瞬時に掴んだ。

 「ち、ちょっと放してよ!」
 
 おじさんが手を振りほどこうとしたその時、持っていた紙袋が床に落ち、中からおそらくクリーニングに出していたと思われるビニール袋に入った服がちらりと見えた。

 「そ、それ服ですか?」

 「いやいやいや、これはあなたには穿けないわよ。」

 「ズボンもあるんですね?!」
 
 僕はおじさんに駆け寄ろうとした。

 「きゃあぁ!ちょっと近寄んないでよ!あたしもうんこまみれになるじゃないのよ!」

 「ああ!ごめんなさい!」

 「わかったから一旦落ち着いて、まずその汚いズボンとパンツ脱いでそこで汚れ落としなさい!話はそれからよ!」

 「あ、はい……」
 
 そう答え、僕はズボンとパンツを脱ぎ、掃除用の水道で体に付いた汚物を軽く洗い流し、首に掛けていたタオルで体を拭いた。

 「きれいにした?」

 「はい、取りあえずは大丈夫と思います。」
 
 僕は股間を手で隠しながら答えた。

 「あのね、申し訳ないんだけど、この服はあなたが着られる物じゃないのよ。」

 「え、どういうことですか?サイズ的にそこまで変わらなそうだし、デザインとか一切文句言わないですよ。」

 「でもこれ、スカートよ?」

 「は?」

 「スカート!セーラー服!あなたこれ着られるの?」

 「セ、セーラー服?!」

 「そう、セーラー服、これでよかったら貸せるけど……でもあなた可愛いお顔してるから案外似合うかもね。」
 
 そう言って紙袋から取り出しセーラー服を僕に手渡した。

 「いや、ホントにセーラー服じゃないですか?」

 「そうよ、あたしが昔着てたやつ、若い時に着てたやつだからちょっと大きいのよ、あなたにならピッタリじゃない?少し茶ばんでるとこも……ぷぷ」

 「いやいやいや、無理ですよー!なんで僕がセーラー服着なきゃだめなんですか?!てか今更だけどなんであなたセーラー服着てるんですか?!」

 「なんでって、あなたが今着られるのこれしかないんだもの!あとあたしが何着ようとあたしの勝手でしょ!」

 「ホントにこれしかないんですか?!」

 「ないわよ!てかこの状況で、この服があるだけでも奇跡でしょ!」

 「無理です!絶対無理です!あ、もしかして家この辺ですか?だったら何か借りることできませんか、スカート以外で!」

 「いや、だから家はこの辺なんだけど三ノ宮の事務所に財布と鍵を忘れてきちゃって入れないでいたのよ。」

 「詰んだ……」
 
 
 終わった。

 何もかも終わった。
 
 お金があればなんとかなるかもと考えていたが、唯一の希望が今絶たれた。

 「で、どうすんのよ?着るの?着ないの?」

 「無理です……」

 「あらそ、じゃ一人でなんとかしなさい、あたしもう行くから。」

 「嫌だー、一人にしないでくださいー!」
 
 もう泣きつくしかなかった。

 いくら変態だろうが、今僕が頼れるのはこの人しかいないのだ。

 「じゃあ着なさいよ!これしかないんだから!」

 「それは無理ですー!絶対無理ーー!」

 「ちょっと大声出さないでよ、ここ住宅街なんだから!」

 
 その時トイレの入り口で足音がした。

 「うぁぁ!ご、ごめんなさい!」
 
 近くの住人だろうか、一人の男性が入ってきたが、僕らの様子を見るなり謝って一目散に逃げていった。

 「ち、ちょっと!あんたが大声出すからびっくりして逃げちゃったじゃない!」

 「いや大声は関係ないですよ!セーラー服のおじさんと裸の男がトイレにいたら誰だって逃げますよ!」
 
 外を覗くと先程の男性が携帯でどこかに電話している。

 「ほらぁ、通報されてるじゃないのよ!あんたのせいよ!」

 「なんで僕のせいなんですか?!」

 「んもう!前にもあたし通報されたことあるのに……、さぁ早く着なさい!行くわよ!」

 「嫌ですよ!」

 「あなた捕まりたいの?!あなた捕まると一緒にいたあたしも都合悪いのよ!もう無理やりにでも着てもらうわよ!」
 
 そう言うとおじさんは僕に無理矢理スカートを穿かせた。

 「さぁ、上もこれに着替えて!」

 「え?なんで上も着替えなきゃいけないんですか?!」

 「あなたその格好でスカート穿いてノーパンって、そっちの方がよっぽど変態じゃない、こういうのはしっかり成りきった方が目立たないのよ!ちゃんと予備のウィッグもあるし!」

 「いや、そんなこと言ったって……」

 「ぐずぐずしてるとホントに捕まるわよ!」

 「うぅ……」
 

 もう思考回路は殆ど停止していた。

 僕はどうにでもなれと言う気持ちでセーラー服に着替えることにした。

 「はい、じゃあこのウィッグも付けて、ここをこうして……、あら、やだ、え、なに?あなた、めちゃめちゃいいじゃないの!ほら、鏡見てごらんなさい!」

 「もう勘弁してくださいよ……え?これ…僕?」
 
 鏡に写ったのは明らかに女子ではなく、セーラー服を着たおじさんだった。

 ただ、なんというか、少しドキっとしてしまった……

 「ちょっと!なにボーっとしてんのよ!警官来てるじゃないの!駅に向かうわよ!」

 「え?!まさかこれで電車乗るんですか?!」

 「当たり前じゃないの!どこ歩くつもりよ?!家まで歩ける距離なの?どこ住んでんのよ?」

 「いや、北区ですけど……」

 「絶対無理じゃない!とりあえず三宮まで乗るわよ!」

 「なんでよりによって三宮なんですか?!めちゃくちゃ人多いじゃないですか?!」

 「多い方が目立たないのよ!それにこんな格好してる子普通にいるわよ!コスプレも昔みたいに浮いてないし。」

 「おじさん二人がこの格好で歩いてたら、都会とか田舎とか関係なく目立ちますよ、それにおじさんの服なんでピンクなんですか?どこにいてもわかりますよ!」

 「ぎゃあぎゃあうるさい子ねぇ!あんた服買うお金もないんでしょ?!どのみちこの辺に服売ってるとこもないし、とりあえずあたしの事務所まで行けばなんとかなるわ。さぁ、急いでここから離れましょ!」
 
 何ひとつ納得出来なかったが、他の選択肢も何ひとつなく、僕たちは警官の目をすり抜けるように公園を抜け出し、ひとまず阪神沿線を走る最寄りの駅を目指すことにした。

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