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1章

(注:性描写有)俺は童貞を捨てた!?

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「うぅーん、」
おれは眠い目をこする。

いつもと違う風景だ。

(はっ!寝てしまった)

目が覚めたら朝だった。

「杏子先生は!」
身体を起こし杏子先生を探す。

「おはよう、じょうくん」
杏子先生が目の前に立っていた。

裸にバスタオル姿で...
もちろん肉付きがよく、先生の身体にピッタリと
バスタオルがくっつく。

「先生、なんで?」
おれは状況を把握できない

「ごめんね、おこしちゃった?
 さきにシャワー浴びてたの」

「よかった。無事ですよね」

「うん。きのうは助けてくれてありがとう」

「おれも寝てしまってごめん」

「私のナイト様の寝顔、かわいかったよ」
かわいい小悪魔が顔をのぞかせる。

「よかった。ほんとうによかったぁ」

「じょうくんもシャワー浴びてきたら?」

「ありがとうございます。お借りしますね」

「バスタオルはお風呂に置いておいたよ。
 私の家ぼろアパートだから
 お風呂とトイレが一体だけど
 我慢してね。」

「ホテル仕様ですね」
笑顔で答える。

俺はユニットバスに入って服を脱ぐ。
そうだ。顔を先に洗おう。

あんなことあったから
俺もだいぶん疲れているんじゃないかと思い
鏡をのぞき込む。

「えっ!」

(なんでおれの唇にピンクの口紅が??)

......................

「えっ!」

(なんでおれの首にあざが...いや、キスマーク!?)

.......................

昨日おれは杏子先生と何かあったのか?
いや、ない。絶対に無い。
何かあったら記憶にあるはずだ。

いや、おれが寝ている間に先生がなにかした?

まさかおれの知らないうちに先生とねちゃったのか!?
童貞を知らないうちに捨てた!?

もう訳がわからない。

あわててユニットバスをでる。
と同時に先生に問いかける。

「先生!おれ昨日しちゃったの?」
あせって勢いよく話しかけてしまう。

杏子先生はバスタオルを脱いで
Tバックを履いている最中だった。

「じょうくん?」

先生は下着姿でも気にしないのか
どうしたのって顔でこっちを見ている。

おれも先生の下着姿よりも
先生としてしまったかどうかの方が気になる。

「いや、だからおれと先生しちゃったの?」

「どうして?」

「だっておれの唇に先生の口紅が...」

「それよりじょうくん、裸だよ」

おれは素っ裸で先生の前に立っていた。
自分の身体を見て驚愕する。

おれの股間がまだ起きたばかりで
朝勃ちでマックス状態だった。

おれは手で隠すが隠れきらない。

「じょうくん、先生の裸見て興奮しちゃったの?」

「違います。これはそうじゃなくて」

先生が近づいてくる。そして俺のほっぺにキスをする。
耳元でささやく。

「寝てる間に奪っちゃった」

(えっ...)

おれは固まってしまう。

すると先生は俺の首筋にキスをした。
そして俺の股間を右手で握る。

(ビクッ)
おれはさらに固まる

耳元でささやく。
「昨日のお礼だよ」

そこには大胆な小悪魔がいた。

先生の手がうごく。
俺は気持ちよくて動けない。
緊張もするがそれ以上に興奮と気持ちよさが勝る。

自分でするのと全然違う。
先生の手が上下に動くのと同時に首筋をなめられる。

「うっ、うっぅ」
おれは声が出てしまう。

先生の舌先が首から下に下がってくる。

(!!)

おれの乳首をなめ始めた

「あっ、くっ」
声が止まらない。

先生の手が早く動く。
股関に力が入ってしまう。

すると急に先生が俺の唇を奪う。

先生とキスをしている………

(やわらかい。なんて柔らかい唇なんだ)

舌が入ってくる。

おれはおもってしまう。
ここまでするってことはきのうも先生としてしまったんだと。

でももう気持ちよすぎてどうでもいい。
先生のなすがままにされたい。

大人の女性はレベルが違う。
もう大胆ではない。
それを通り越してエロい小悪魔だ。

先生の手の動きが変わる。
上下運動では無く、手のひらで先を包み込むように転がす。
そして指の隙間ですべらすようにもてあそぶ。

今までの上下運動と全然違う感覚だ。
気持ちよすぎる......

初めての感覚だった。
腰が立っていられない感覚だ。

この小悪魔はなにか特別な魔法でも使うのか………
気持ち良すぎる………

「先生、おれもうだめ...」

先生の手が上下運動に変わる。

手の動きが変わっただけで一気に絶頂に向かう。

「先生... 先生、、、」

先生の手の動きが速くなる。

おれも一気に股関節に力が入る。

先生がダメ押しの一言を言う。

「じょうくん、すきだよ………」


「あっ!!・・・」

おれは絶頂に達する。
もう力が入らない。
先生の身体にもたれかかってしまう。

「おつかれさま。これでおさまってくれるかな?」

「はい...もう無理です………」

「ちゅっ」
先生がおれのおでこにキスをしてくれた。

「昨日のお返しだよ」
先生は満足そうな顔で優しく言ってくれた。

おれは今の自分の姿を想像する余裕が無い。
まだ俺の身体はビクンビクンとしている。

「じょうくん、お風呂入っておいで」
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