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1章
(61)マーラの提案には反対のライト
しおりを挟む「まずは休まれよ!法皇よ」
「そうさせてもらおう。
少し休ませてもらって
大十字の帰りを待たせてもらおう」
「闇のクロルは亡くなったと聞いたが
他の大十字は健在なのか」
「まったくわからん。
闇の聖霊アルプを使って
シンドラーには伝えてあるのだが………」
「それでは帰りを待とう」
・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・
(慣れないな。いきなり皇帝を演じ始めたが
記憶はあっても全てが初めてのことばかり。
これからどうすれば世界統一に
近づくのか......)
「ライト様、今後について戦略が
立ちましたのでご報告させていただきます」
マーラが直接脳に話しかけてくる。
「それは助かる。教えてくれ」
「まず、アントニヌス法皇とその部下を
暗殺します」
「おい!ふざけるな。
そういうことはしないと言っただろう」
「今がチャンスです。法皇国は我々には
必要ではなくなりました。
まず、大十字が壊滅的になり、
聖騎士国に対する我々の盾の役割を
果たさなくなりました。
光の宝珠もすでに1つ手に入れましたので
法皇国の役割はもうありません」
「役割がないから暗殺するなんて非道だ。
それでは国としておかしな方向に傾く。
正しいやり方でしか進めるつもりはない」
「法皇暗殺がベストな選択です。
兵も民も苦しみません。
法皇と大十字の命のみで
大陸統一への道がより早く近づきます。
ご決断ください」
「マーラ、お前の話には耳を傾けない。
私の進むべき道に非道な行いは必要ない。
それは私が以前マーラに
提示した話ではないか」
「残念です。かしこまりました。
それでは遠回りになりますが
7つの宝珠を集めることにしましょう。
光、闇、雷、火、地、水、風の
7つの宝珠を集めれば大陸統一が叶うと
言われております。
我が国には現状2つの宝珠が手元にあり、
1つの宝珠のありかがわかっています。
中央帝国保有の闇の宝珠1つ
法皇国と交換して手に入れた
光の宝珠が1つ
そして鬼人族が隠し持っている
炎の宝珠が1つ
あと4つに関しては
どこにあるか目星がついてます」
「それを集めれば平和的に
世界統一が成るのか?」
「いえ、犠牲はつきものです。
その犠牲が大きいか小さいかの違いです。
宝珠を集めるにしても持ち主は
死守するでしょう。
それも中央帝国が欲しがるわけですから。
今までのライト様の記憶をお持ちなら
近隣諸国にどのように思われてるか
わかるかと思います」
「ああ。本当に酷いことをしてきたものだ」
「その通りです。奪い取ることが
前提になるでしょう」
「交渉を前提に進めるつもりだ」
「それで交渉ができればいいのですが
今までのことを考えたら難しいでしょう。
宝珠を集めずに世界大戦にて
この大陸を血の海と化すか、
宝珠を奪い取り犠牲者を
少しでも少なくするか
どちらかをお選びください」
「宝珠を争いなしで集める」
「それは不可能です。
しかし、ライト様がそうおっしゃるなら
そうしてください。
私は私なりに大陸統一が最速で
成せるよう最善を取らせていただきます」
「わかった。では私の考えの中で
1番最初にすべきことはなんだ?」
「大十字、土のドノバンが
地の宝珠を持っているかの確認が必要です。
母であるトクヤ王がドノバンと
懇意にしていたのは
その情報を得るためでした」
「わかった。
では大十字の帰還を待つとしよう」
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