異世界おっぱい❤『おっぱいに誠実で何が悪い!〜異世界転生したら悪役令嬢の味方になってた件〜』

本能寺から始める常陸之介寛浩

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【第10話】 『乳で国を変える──聖女たちの反乱、始まる』

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 ──乳で国家が揺れる日が来るとは、誰が予想しただろうか。

 

 王都の議会堂、財務局前の広場に、数百人の市民が集まっていた。

 プラカードには、こう記されている。

「誠実乳に自由を!」
「詐称をやめろ!」
「乳は心で張るもの!」

 

 かたや反対側には、貴族夫人や華やかな若年令嬢たちが、絢爛な衣装を着て対峙する。

 

「美しさは権利です!」
「乳に魔法、何が悪いの!?」
「この世は“見た目”が正義!!」

 

 ──そう、この国は今、分裂しつつあった。

 **偽乳派(魔導整形肯定派)**と、**誠実乳派(乳眼判定を信奉する天然派)**の、
 まさかの社会対立が生まれていたのだ。

 

 ◆ ◆ ◆

 

 「これは、冗談にならないわね……」

 リリアーヌ・グランディールは、騎士団が緊急発行した「乳対立状況報告書」を読みながら、眉をひそめた。

「“魔導乳による婚姻詐称事件”が増加。中には、婚姻後に“夜の実態”でバレて離縁された例もあるって……」

「しかも一部の偽乳派貴族は、**“乳眼を使った調査は階級差別だ”**って抗議してるらしいよ」

 そう答えた拓真は、やや気まずそうに紅茶を啜った。

「まさか……俺の乳眼がここまで社会に波及するとは……」

「あなた、ただの変態だったはずなのに……」

「いや、それは今も変わらないんだけど!」

 

 そんなふたりのもとに、突然の来訪者があった。

 ひんやりとした風とともに現れたのは──

 

 白衣に身を包み、純白のローブを羽織った、長身の女性。
 乳神の象徴である“金の乳房形ブローチ”を胸に掲げ、神殿印の鈴を鳴らす。

 

「……如月拓真様。そしてリリアーヌ・グランディール様。初めまして」

 

 澄んだ声と、揺れる超弩級の胸。
 その神々しさに、拓真の乳眼が自動発動してしまった。

 

「うわっ……!? お、おおおおお……この乳は……神の加護……っ!?」

 

 彼の視界には、**“神性判定”**の最上位光が点灯していた。

 

「私は、乳神教本山より派遣されました“巫女長”──ソフィア=アルフェンティアと申します」

 

 その名は、伝説にも語られる“乳神教の聖女”。
 かつて乳神ルクレアの巫女として選ばれた、最上位の巨乳巫女である。

 

「私たち乳神教は、今回の“偽乳拡散”を重大な乳冒涜(ちちぼうとく)とみなし、公式に動きます」

 

 ソフィアは、胸に手を当て、こう告げた。

 

「乳は……神が与えた真実そのもの。張る者には“覚悟”が、垂れる者には“慈愛”が、控えめな者には“信念”がある」

「それを偽って塗り固める行為は、乳神への冒涜に他なりません」

 

「おっぱい、って……そんな尊いものだったんですね……!」

「今さら何を悟ってるのよ、あなたは……」

 

 ◆ ◆ ◆

 

 その日の夕方。
 ソフィアと拓真は、聖乳神殿の一室で会議を行っていた。

 

「……正直、感動してます。巫女長。あなたの乳は、俺の“乳眼”を突き抜けました」

「ありがとうございます。ですが、私の乳は“信仰の象徴”ですので、触診はご遠慮ください」

「は、はいっ!!」

 

 ソフィアは、静かに語った。

「私たちは、貴族社会に浸透した“魔導美乳至上主義”に抗うつもりです。必要なら……宗教的な手段も辞しません」

「それって……もしかして……」

「ええ。──“乳の信仰による改革運動”、すなわち**《誠実乳の義勇軍》**の設立です」

 

 ──国家レベルの乳戦争の火種が、ここに灯った。

 

 ◆ ◆ ◆

 

 後日。

 王国通信公報の一面を飾った記事には、こう記されていた。

 

『王都、乳神教による改革宣言──誠実乳育成塾との連携も発表』
『宮廷貴族の一部、魔導乳利権で政争へ発展の兆し』
『民衆の支持、誠実乳派に傾く──乳判定騎士・如月拓真の人気急上昇』

 

 王都では、ついに噂され始める。

 **“乳を巡る宗教戦争”が、始まるのではないか──**と。
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