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《誠実乳革命編》──乳で導く新時代、誇りは胸に宿る
【第19話】 『乳育塾、国家認定へ!?』
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──ついに、その日が来た。
王都中央官庁街。
教育行政を統括する“王国教育庁”の会議室に、場違いなほど張り詰めた緊張が走っていた。
議題は、前代未聞のもの。
【第1432号申請】
誠実乳育成塾──人格形成支援育成機関としての“準国家教育施設”認定申請
庁舎の外には報道陣と市民が押し寄せ、
庁内には、貴族派・平民派・教育審議官の面々が目を光らせる。
そしてその申請書を提出したのは──
元・悪役令嬢、現・義勇軍副代表。
そして、“誠実乳”の象徴となった女──リリアーヌ・グランディール。
◆ ◆ ◆
「本日はお時間をいただき、感謝いたします。
私は、“誠実乳育成塾”の代表者、リリアーヌ・グランディールです」
彼女の言葉に、教育庁長官がうなずく。
「して、申請趣旨をお聞かせ願えますかな」
リリアーヌは、真っ直ぐに胸を張った。
「我々が掲げる理念は、“乳に誠実であることは、心に誠実であること”です」
「“胸を張る”という行為は、ただの肉体的構えではなく、生き方に対する誇りの象徴です」
ざわ……と場内が揺れる。
「我が塾では、身体の大小を問わず、
“自分の体と心を受け入れ、他者の揺れも理解する”姿勢を育てております」
「これはすなわち──人格形成そのものであり、真の道徳教育です!」
提出された論文のタイトルは、
『乳を通じた自己肯定と相互理解の可能性──揺れに宿る社会的誠実性について』
全264ページ。
揺れ方・構え方・乳の“表現”と自己認識の関係性を統計学的に記述したガチ論文だった。
◆ ◆ ◆
──だが。
その中に、ひときわ厳しい視線を向ける人物がいた。
「リリアーヌ殿。あなたの塾が“誠実乳”と繰り返し述べる姿勢は評価します」
そう語るのは、教育庁第二局審査官・ロゼル=カーン女史。
小柄な体格に、眼鏡の奥で鋭く光る“規範主義者”の眼差し。
「しかし、あなたの発言には“貧乳軽視”ともとれる部分が散見されます」
「えっ……?」
「“胸を張る姿勢”というのは、“胸がある者”への偏りではありませんか?」
「いえ、それは違います!」
リリアーヌは即座に立ち上がる。
「“誠実乳”においては、サイズは一切問いません!」
「大きくても、小さくても、平坦でも──胸の“在り方”こそが誠実さの基準です!」
ざわざわ……と、庁内に波紋が広がる。
「しかし……“乳”という語彙そのものが性的印象を持ちすぎるという指摘もありまして──」
「“乳を通して人格を語る”という発想そのものが不快、という市民からの意見も──」
「そもそも“育成塾”という名称自体が教育機関として不適格では──」
それは、まるで“誠実であろうとする意志”そのものへの、
社会的偏見と無理解の集中砲火だった。
◆ ◆ ◆
しかし──
「黙って聞いてりゃ、勝手なことばっか言いやがって……!」
ドアを開けて入ってきたのは、
血走った目と鼻栓をつけた男──如月拓真。
「……拓真!?」
彼は壇上へと歩み出る。
「俺は、この塾の乳魂感応技師であり、“誠実乳”を読むために生きてる変態です!」
「だが今日だけは──教育者として言わせてもらう!」
彼は机を叩いて叫んだ。
「この塾は、“乳があるから学ぶ”んじゃない! “揺れる心を信じたい”から、通うんだ!」
「そしてこの国に足りてないのは、“相手の胸を尊重しようとする心”なんだよ!!」
沈黙。
次の瞬間、審議室の最奥。
白髪の老教育庁顧問が、ゆっくりと口を開いた。
「……馬鹿げたことを言う若者だな」
「だが、その馬鹿げた信念にこそ、教育の種はある」
「申請は、継続審議とする。
“本物の誠実”が、塾を通して見えるかどうか──次の現地審査で確かめようではないか」
◆ ◆ ◆
その夜。
義勇軍本部の一室で、リリアーヌは深くため息を吐いた。
「……想像以上だったわね。“乳”という単語だけで、あれほど反発されるとは」
「うん。でも、それだけ“本質”に近づいてるってことだよ」
拓真は、真顔で言う。
「でも俺は思った。“誠実”って、言葉で語ってるうちはまだ半分なんだなって」
「だから、次の審査では──“揺れ”で語ろう」
「……胸を、張ってね」
二人は、同時に微笑んだ。
乳育塾はまだ認可されなかった。
だが──その理念は、確実に揺れ始めていた。
王都中央官庁街。
教育行政を統括する“王国教育庁”の会議室に、場違いなほど張り詰めた緊張が走っていた。
議題は、前代未聞のもの。
【第1432号申請】
誠実乳育成塾──人格形成支援育成機関としての“準国家教育施設”認定申請
庁舎の外には報道陣と市民が押し寄せ、
庁内には、貴族派・平民派・教育審議官の面々が目を光らせる。
そしてその申請書を提出したのは──
元・悪役令嬢、現・義勇軍副代表。
そして、“誠実乳”の象徴となった女──リリアーヌ・グランディール。
◆ ◆ ◆
「本日はお時間をいただき、感謝いたします。
私は、“誠実乳育成塾”の代表者、リリアーヌ・グランディールです」
彼女の言葉に、教育庁長官がうなずく。
「して、申請趣旨をお聞かせ願えますかな」
リリアーヌは、真っ直ぐに胸を張った。
「我々が掲げる理念は、“乳に誠実であることは、心に誠実であること”です」
「“胸を張る”という行為は、ただの肉体的構えではなく、生き方に対する誇りの象徴です」
ざわ……と場内が揺れる。
「我が塾では、身体の大小を問わず、
“自分の体と心を受け入れ、他者の揺れも理解する”姿勢を育てております」
「これはすなわち──人格形成そのものであり、真の道徳教育です!」
提出された論文のタイトルは、
『乳を通じた自己肯定と相互理解の可能性──揺れに宿る社会的誠実性について』
全264ページ。
揺れ方・構え方・乳の“表現”と自己認識の関係性を統計学的に記述したガチ論文だった。
◆ ◆ ◆
──だが。
その中に、ひときわ厳しい視線を向ける人物がいた。
「リリアーヌ殿。あなたの塾が“誠実乳”と繰り返し述べる姿勢は評価します」
そう語るのは、教育庁第二局審査官・ロゼル=カーン女史。
小柄な体格に、眼鏡の奥で鋭く光る“規範主義者”の眼差し。
「しかし、あなたの発言には“貧乳軽視”ともとれる部分が散見されます」
「えっ……?」
「“胸を張る姿勢”というのは、“胸がある者”への偏りではありませんか?」
「いえ、それは違います!」
リリアーヌは即座に立ち上がる。
「“誠実乳”においては、サイズは一切問いません!」
「大きくても、小さくても、平坦でも──胸の“在り方”こそが誠実さの基準です!」
ざわざわ……と、庁内に波紋が広がる。
「しかし……“乳”という語彙そのものが性的印象を持ちすぎるという指摘もありまして──」
「“乳を通して人格を語る”という発想そのものが不快、という市民からの意見も──」
「そもそも“育成塾”という名称自体が教育機関として不適格では──」
それは、まるで“誠実であろうとする意志”そのものへの、
社会的偏見と無理解の集中砲火だった。
◆ ◆ ◆
しかし──
「黙って聞いてりゃ、勝手なことばっか言いやがって……!」
ドアを開けて入ってきたのは、
血走った目と鼻栓をつけた男──如月拓真。
「……拓真!?」
彼は壇上へと歩み出る。
「俺は、この塾の乳魂感応技師であり、“誠実乳”を読むために生きてる変態です!」
「だが今日だけは──教育者として言わせてもらう!」
彼は机を叩いて叫んだ。
「この塾は、“乳があるから学ぶ”んじゃない! “揺れる心を信じたい”から、通うんだ!」
「そしてこの国に足りてないのは、“相手の胸を尊重しようとする心”なんだよ!!」
沈黙。
次の瞬間、審議室の最奥。
白髪の老教育庁顧問が、ゆっくりと口を開いた。
「……馬鹿げたことを言う若者だな」
「だが、その馬鹿げた信念にこそ、教育の種はある」
「申請は、継続審議とする。
“本物の誠実”が、塾を通して見えるかどうか──次の現地審査で確かめようではないか」
◆ ◆ ◆
その夜。
義勇軍本部の一室で、リリアーヌは深くため息を吐いた。
「……想像以上だったわね。“乳”という単語だけで、あれほど反発されるとは」
「うん。でも、それだけ“本質”に近づいてるってことだよ」
拓真は、真顔で言う。
「でも俺は思った。“誠実”って、言葉で語ってるうちはまだ半分なんだなって」
「だから、次の審査では──“揺れ”で語ろう」
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