前代未聞のトイレ異世界転移ファンタジー～うちのトイレは異次元でした。街中は勘弁してください。いや、そこもちょっと！～

第137話：きさらぎ駅の八尺様殺しと怪奇な便器

俺、佐藤太一、18歳。  

この呪われたトイレに振り回される生活、もう慣れっこだけど毎回予想外だ。

昨日は深夜の裏路地で「ニョロニョロがうごめいてる！」って震えたばっかだ。

あれから眠れなくて、彩花が「太一くん、元気出して！」って持ってきた怪しげな駅弁『異界の味』を食っちまった。

弁当箱が「パカッ！」と開くと、黒い米が「ツヤツヤ！」と怪しく光り、謎の漬物が「ドロドロ！」って汁を滴らせてた。

魚の干物が「カリカリ！」って硬そうだったけど、口に入れたら「ムワッ！」と甘酸っぱい異臭が広がった。

「これで元気出るよ！」って笑顔だったけど、腹が「グチャグチャ！」って元気どころか大混乱だ。

我慢できなくてトイレに駆け込んで、ドアを「ガチャッ！」と開けた瞬間――。  

「うおっ、きさらぎ駅!?」  

目の前には、都市伝説で有名なきさらぎ駅のホーム。

薄暗いホームが「シーン！」と静まり返り、錆びた線路が「ギザギザ！」と月光に照らされてる。

古びた駅舎が「ギシギシ！」と軋み、屋根から水滴が「ポタポタ！」と落ちてくる。

ホームの端には電灯が「チカチカ！」と点滅し、薄い霧が「モヤモヤ！」と漂ってる。

遠くで「カランカラン！」って踏切の音が響き、草むらが「サワサワ！」と風に揺れてる。

ホームの看板には「きさらぎ駅」と「ガタガタ！」した文字が浮かび、地面にゴミが「カサカサ！」と転がってる。

で、そこに山本彩花、山本美月、佐々木美咲、佐藤遥、中村玲奈が「ドタバタ！」と集まってて、八尺様が「ポポポポ！」って不気味に笑ってる。

俺は便器ごと、そのホームのど真ん中に「ドカッ！」と出現。  

「いや、マジかよ……ヒロイン達が八尺様殺しててトイレって、怖すぎて笑えねえだろ！」  

すぐ横では、彩花が「みんな、力を合わせて！」って「キリッ！」と叫び、木刀を「ブン！」と構えてる。

彼女の髪が「サラサラ！」と霧に濡れ、汗とフローラル系の香水が「フワッ！」と漂う。

制服のスカートが「ヒラッ！」と揺れ、汗で濡れた首筋が「ツヤツヤ！」と光ってる。

美月が「都市伝説、倒せるよね！」って「ドキドキ！」しながら懐中電灯を「カチカチ！」と握り、霧を「シュッ！」と照らす。

汗と柑橘系の匂いが「スースー！」と混じり、髪が「ペタッ！」と額に貼り付いてる。

美咲が「太一くんを守るためなら！」って「ギラギラ！」目を光らせ、包丁を「キラッ！」と振り上げる。

汗とローズ系の香水が「モワッ！」と立ち上り、指先が「ヌルヌル！」と汁で濡れてる。

遥が「我が闇の力で八尺を封印する！」って「ビシッ！」とポーズ決め、黒マントを「バサッ！」と翻す。

汗とムスクの重い匂いが「ムッ！」と漂い、マントが「ヒラヒラ！」と霧に揺れる。

玲奈が「虚無を…終わらせよう」と「ボソッ！」と呟き、ナイフを「スッ！」と構える。

汗とハーブの香りが「スーッ！」と漂い、虚ろな目が「ジロッ！」と八尺様を睨む。  

八尺様は「ポポポポ！」って笑い、2メートル超の巨体が「ドスドス！」とホームを揺らす。

白いワンピースが「ヒラヒラ！」と揺れ、長い髪が「サラサラ！」と霧に濡れてる。

口から「ムワッ！」と腐った果物みたいな異臭が漂い、爪が「ガリガリ！」と地面を引っ掻いてる。

距離、彩花まで2メートル、八尺様まで3メートルくらい。

汗と霧と異臭が鼻にガンガンくる。

ホームの空気が冷たくて湿ってて、便器がコンクリに「ギシッ！」と軋んでる。

こんな場面で用を足すとか、羞恥心が八尺様の恐怖よりデカい。

怖すぎて、心が「ドキドキ！」って締め付けられてる。  

腹が限界だ。

駅弁が「グチャグチャ！」って暴れてる。

時間がない。

「こんなきさらぎ駅の殺し合いでミッションとか、心が羞恥と笑いで爆発しそう！」

彩花が「今だ！」って「ダッ！」と突進し、木刀を「ガキン！」と八尺様に叩きつける。

八尺様が「ポポッ！」と悲鳴を上げ、「ドタッ！」と膝をつく。

美咲が「太一くんのために！」って包丁を「ズバッ！」と振り下ろし、血が「ピチャピチャ！」と飛び散る。

遥が「封印！」ってマントを「バサッ！」と投げ、八尺様に「ドサッ！」とかぶせる。

玲奈が「虚無に還れ」とナイフを「グサッ！」と刺し、八尺様が「グギャア！」って倒れる。

血が「ポタッ！」と便器に飛び、「うわ、血まで絡むのかよ！」って内心ツッコむ。  

「おっ、おっ、おっ……頼む、出てくれ！」  

その時、美咲が「ん？太一くんの気配が…！」って俺のすぐ横まで「トコトコ！」と近づいてきて、包丁を「キラッ！」と握る。

やばい、気づかれる!?

「太一くん、私と一緒にいるよね？」って「ギラッ！」と目を光らせてる。

俺は慌てて息を止める。

でも見えてねえよな…よな？

その瞬間、霧が「モワッ！」と濃くなり、電灯が「チカッ！」と消え、八尺様の髪が「サラッ！」と便器に引っかかった。

「うっ、髪まで絡むのかよ！」って汗だくで堪える。

彩花が「やった！倒した！」って「キャッ！」と跳び、美月が「怖かったよ！」って「ハァハァ！」と息を吐く。  

ホームの静寂に紛れて、俺の腹が「ぐぅうう！」って鳴った。

遥が「魔王の咆哮が残響してる！」って「ビシッ！」と叫び、美咲が「太一くんだ！」って「キャッ！」と跳ね、玲奈が「虚無の音…？」って「ボソッ」と呟いた。

やばい、音でバレる!?

「いや、魔王でも虚無でもねえ！腹だよ！」って内心叫びながら、俺はさらに力む。

五人が「もう帰ろう！」って「ドタドタ！」歩き出す瞬間――。  

ぷすっ。  

「……ミッションクリアー」  

光が「パッ！」と弾けて、俺はアパートの狭いトイレに戻ってきた。

換気扇の「ブーン！」って音が耳に優しく響き、便器がタイルに「カチッ！」と安定してる。

全身汗だくで、血と霧と駅弁の臭いが鼻にこびりついてる。

息を整えながら、俺は震える声で呟いた。

「きさらぎ駅で八尺様殺しって…怖すぎて笑うしかねえだろ！駅弁もヤバすぎ！」
腹はスッキリしたけど、心は恐怖とコメディでグチャグチャだ。

トイレのドアをガタガタ震える手で閉めて、俺は床にへたり込んで「ハハハ！」って笑いが漏れた。