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✽✽手強いライバル!
『エリック早く帰って来ないとマリアが帝国出身のイケメンに取られるわよ?』
叔母からの念話に焦った俺は帝王様に野暮用が出来たと告げて帰国した!
俺の代わりは副将がやってくれるだろうからな!
代わりに暴れといてな?
副将のハッサンに念話して慌てて大神殿に向かうと…
いつもなら出迎えてくれるマリアがいなくて益々焦るエリック!
「エリシア様!マリアさんは?」
慌ててエリシアの私室に飛び込んで来たエリックに爆笑するエディアスとエリシアにキレるエリック…
「ほらね?マリアの話題を出したら秒で帰ってくるでしょ?私の勝ちよ?」
「俺の負けですね…まさか兄が公務より、片想いの相手を取るなんて…
兄上…見損ないましたよ?」
お前ら…
俺の恋心を…
純情を…
賭けの対象にするなよ…
ところでマリアさんは?
帝国のイケメンに連れ去られたのか?
「兄上…マリアさんならリオンと一緒に父上に帝国の視察結果の報告に行ってるよ?
デートじゃないから…
リオンに嫉妬するなよ?」
ニヤニヤするエディアスの腹に一発お見舞いしようとしたら上手く避けられた…
クソッ…
エディアスめ!
体術は強くないが身体能力はムダに高いよな…
それにしても、帝国のイケメンて誰だよ?
まさか…家出中の第2王子じゃないだろうな?
「違うよ?兄上…ザック隊長だからね?」
「お前…心読むのやめろ!」
俺はエディアスを威嚇した。
双子の弟はヘラヘラ笑いながら、仕方ないよ…
俺たち双子なんだから、読むつもりなくても声が聞こえるんだから…
などと悪びれる様子もない。
ザック隊長…もうこっちに来てるのか…
ヤバいな…
ザック隊長はクールなイケメンで強いし、帝国の高位貴族の次男だったはずだし…
マリアさんが好きになる可能性あるよな?
どうしよ…
俺の方が先にマリアさんを好きになったのに…
恋愛って早いもんがちじゃないからなぁ…
どうしたもんかな…
俺はない頭を悩ますのだった。
そういえば…
マリアさんの好みのタイプ聞いておいた方がよいのかな?
聞いてそれが俺と真逆だったら辛いな…
出来れば、好きになったヒトが好みのタイプです!って言ってくれたらよいのに…
マリアさん…
俺を好きになってくれないかなぁ…
どうしたら俺を好きになってくれるのかな?
俺は突然のライバルの出現に焦り…
無い頭を悩ますのだった。
片想いって想いが伝わってないから…
苦しくなるよね?
特に、夜ひとりになった時がキツイよ…
どうしたらいいのかな?
誰かを好きになってこんなに悩むとか…
俺らしくない…
恋すると人格に迄影響するんだな…
ため息をつくエリック様は…
帝国に向かった時より、少しだけ大人になったみたいですよ?
『エリック早く帰って来ないとマリアが帝国出身のイケメンに取られるわよ?』
叔母からの念話に焦った俺は帝王様に野暮用が出来たと告げて帰国した!
俺の代わりは副将がやってくれるだろうからな!
代わりに暴れといてな?
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いつもなら出迎えてくれるマリアがいなくて益々焦るエリック!
「エリシア様!マリアさんは?」
慌ててエリシアの私室に飛び込んで来たエリックに爆笑するエディアスとエリシアにキレるエリック…
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お前ら…
俺の恋心を…
純情を…
賭けの対象にするなよ…
ところでマリアさんは?
帝国のイケメンに連れ去られたのか?
「兄上…マリアさんならリオンと一緒に父上に帝国の視察結果の報告に行ってるよ?
デートじゃないから…
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クソッ…
エディアスめ!
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まさか…家出中の第2王子じゃないだろうな?
「違うよ?兄上…ザック隊長だからね?」
「お前…心読むのやめろ!」
俺はエディアスを威嚇した。
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などと悪びれる様子もない。
ザック隊長…もうこっちに来てるのか…
ヤバいな…
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マリアさんが好きになる可能性あるよな?
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どうしたらいいのかな?
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